2008年5月11日
藤原てい 『流れる星は生きている』

お母様である藤原ていさんの愛情に守られながらも、満州からの引き上げという過酷な体験をした3人の子供たち。彼らはその後、どうなったのでしょうか?当時まだ3歳だった次男は、現在、数学者として活躍される藤原正彦さん。ミリオンセラーとなった「国家の品格」の著者でもあり、小川洋子さんが「博士の愛した数式」を書かれるきっかけにもなった方です。また末っ子の咲子さんもエッセイストとして活躍。3年前には「母への詫び状」という本も出されています。壮絶な時代を生き抜いたことが、どんな形として心に残っているのか。お二人の本も合わせて読むと、その想いが少しでも感じられるのではないでしょうか?

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