2017年2月5日
デュ・モーリア
『レベッカ(上)』
 (新潮文庫)

「レベッカ」の主人公である「わたし」は、21歳の時、地中海に面したモンテカルロでイギリスの大邸宅マンダレーの持ち主であるマキシム・デ・ウィンターと出会います。彼はヨットの事故で奥さんを亡くしていて、その女性の名前がなんと「レベッカ」。話は急展開し「わたし」はマキシムと結婚しマンダレーで暮らすことになります。しかしそこには、前妻レベッカの存在がいたるところに残っていたのです。1場面1場面の積み重ねによって、次第に追い詰められていく「わたし」。そして決定的になるのがマンダレーで開かれる仮装舞踏会での事件。このあと物語はどうなっていくのでしょうか?来週は「レベッカ」の下巻を中心に味わっていきます。お楽しみに。

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