2018年9月9日

サンドラ・シスネロス
『マンゴー通り、ときどきさよなら』

(白水Uブックス)

「マンゴー通り、ときどきさよなら」の主人公は「エスペランサ」という少女です。彼女の家族は引越しを繰り返し、現在マンゴー通りに住んでいます。ここはアメリカンドリームを求めて、プエルトリコやメキシコから渡ってきた移民が集まる場所。住民はそれぞれの夢を抱きながら暮らしています。その日常の喜びや悲しみを「エスペランサ」の心を通して描いた小説。日本では、くぼたのぞみさんの翻訳で1996年に出版されましたが、その後、残念ながら絶版。ところが嬉しいことに今年の5月、「白水Uブックス」からあらためて出版されました。22年ぶりに読むことができるこの機会に、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?

...前に戻る