2019年02月03日

福沢諭吉
『学問のすすめ』
(角川ソフィア文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

明治時代に活躍した啓蒙家で思想家、教育者でもある福沢諭吉。慶應義塾大学の創始者として知られ、1万円札のデザインにもなっています。彼が明治維新直後に発表した代表作が「学問のすすめ」。その題名や「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」という書き出しの部分は知っていても、実際に読んだことがある方は多くないのではないでしょうか?初編が出版されたのは今から147年前の明治4年。しかし今の私たちが読んでも様々なメッセージを感じる内容。まずは読みやすい現代語訳で味わってみるのもいいのでは?人はなぜ学ぶ必要があるのか。必要な学問とはどういうものなのかなど福沢諭吉の熱い想いが伝わってきます。

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