2019年02月10日

手塚治虫
『ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ』
(知恵の森文庫)

1928年(昭和3年)に生まれ、兵庫県の宝塚で育った手塚治虫さん。子供の頃はいじめられっ子だったそうですが、それを救ってくれたのが学校の先生とマンガでした。そして大人になり「鉄腕アトム」などを発表。マンガをとおして様々なメッセージを伝えていますが、時に誤解されてしまうこともあったとか。たとえば「鉄腕アトム」は科学至上主義ではなく、未来への警鐘でもあるのです。21世紀になる前にこの世を去った手塚治虫さん。しかし彼の未来予測は当たっていることばかりです。偉大な漫画家が心配していたことが、どんどん現実になっていくこの地球。没後30年の今年、エッセイ集を手にとって、私たちもこの星の未来をもう一度考えたいと思います。

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