2019年12月01日

ジョン・バッカン
『魔法のつえ』
(復刊ドットコム)

猟の途中で出会ったおじいさんから「つえ」を買ったビル。なんとそれは、願った場所にどこへでも連れて行ってくれる「魔法のつえ」でした。そのつえを使って様々な場所に旅するビル。最初は自分の家の別荘に行ってみるなど小さな冒険でしたが、次第にスケールが大きくなり、最後にはバルカン地方まで出かけ、内乱がおこっている国の若き王子「アナトール殿下」を助けようとするのです。ジョン・バッカンが1932年に発表したこの童話は、その後、日本でも出版され、藤子不二雄のお二人も子供の頃に愛読。この物語がなかったら「ドラえもん」も、そして「どこでもドア」も生まれていなかったのかもしれません。

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