2021年7月18日

テネシー・ウィリアムズ
『地獄のオルフェウス』
(ハヤカワ演劇文庫)

テネシー・ウィリアムズは、1940年の戯曲「天使たちの闘い」で商業的デビューをはたしますが、評判は芳しくなく打切りとなってしまいます。しかしその後もこの作品にこだわり続け、17年の歳月をかけ、4分の3を書き直し、完成させたのが「地獄のオルフェウス」です。つまりこの戯曲は彼にとって原点。さらに舞台のアメリカ南部は、彼のふるさとであり、その後も創作の源泉となっている特別な場所です。では時代も土地柄もまるで違う日本で、この作品を演じる役者の方達は、どんなことを心に秘めながら舞台に立つのでしょうか?いかに演じることが大変で、かつ素晴らしいものなのか・・。「地獄のオルフェウス」は、そんなことを感じさせてくれる戯曲でもありました。

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