2021年12月19日

なかがわりえこ
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
(福音館書店)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

青い帽子と赤い帽子のふたごの野ねずみ「ぐりとぐら」。日本で読み継がれている絵本シリーズの第一作が発表されたのは1963年のことでした。文章は中川李枝子さん、絵は山脇百合子さん(出版当時は大村百合子さん)。お料理することと食べることが大好きな「ぐりとぐら」が、森で見つけた卵で大きなカステラを焼くというお話です。メロディアス・ライブラリーでは、2010年に取り上げて、その年リスナーの方が選ぶベスト・ブックにもなっています。今回はそのシリーズの第二作、1967年に出版された「ぐりとぐらのおきゃくさま」。クリスマスの季節にぴったりの絵本のページをゆっくりとめくってみました。

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