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小川さんの大学時代の思い出とともにあるこの作品。同級生の男子たちの間では『中上読んだ?』というのが、当時合言葉だったそうです。勉強以外の場で文学の話が飛び交うなんて・・・小川さん、素敵な男性達とキャンパスライフを送られたのですね。ところで、私は初めて中上作品に接したのですが、ネガティブな表現の洪水に巻き込まれたような感覚で・・・正直戸惑いました。しかし、大学生の、19歳の男性が熱狂するこの作品には小川さん曰く、『自分のことが書かれている!』と安心するような心模様が描かれているそう。19歳のオトコゴコロが判る1冊、なのです。(アシスタント:藤丸由華)

2008年1月6日
有吉佐和子
『和宮様御留』


2007年12月30日
『万葉集』

2007年12月23日
トルーマン・カポーティ
『あるクリスマス』


2007年12月16日
O.ヘンリー
『賢者の贈り物』


アーカイブ

19才 / スガシカオ
「大キライなぼく19才」「大キライな日々19才」「宙ぶらりんなユメ19才」という歌詞。「19歳の微妙な中途半端ないらいらした心情が出ている曲です」と小川洋子さん。

ゴースト / アルバート・アイラー
中上健次のエッセイ「破壊せよとアイラーは言った」のアイラーとは、1960年代のフリージャズのサックス奏者、アルバート・アイラーのことです。1964年のアルバム「スピリチュアル・ユニティ」から。 「『19歳の地図』を書く自由な魂にはこうした大人の決めた枠組みにとらわれない音楽が必要だったのでは」と小川洋子さん。

ガラスのジェネレーション / 佐野元春
「青春というとさわやかさ、せつなさがキーワードになると思いますが、もっと本質にある救いようのない絶望を歌った曲だと思っています」と小川洋子さん。

 
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