メッセージ
today's topic

1000年前に生きた女性・清少納言が鋭く入れるツッコミの数々に、笑わされっぱなしの30分となった本日の放送。春夏秋冬に宿る自然の美しさを語った段あり、素敵な女性とは・・・という今でいう坂東眞理子さんのようなアドバイスあり、そして「癪にさわるもの」「しらけるもの」といったちょっとブラックな指摘あり・・・。現代人の私たちが『あるある!!』と激しく同意してしまうその感覚には、『1000年経っても、人間って案外変わらないのねぇ』と驚いてしまいます。ちなみに小川さんは『むさくるしいもの=刺繍の裏』に「まさにっ!」と興奮されていましたよ。
(アシスタント:藤丸由華)

2008年1月27日
ヴィクトール・E・フランクル
『夜と霧』


2008年1月20日
ヘルマンヘッセ
『車輪の下』


2008年1月13日
中上健次
『十九歳の地図』


2008年1月6日
有吉佐和子
『和宮様御留』


アーカイブ

My Favorite Things / サラ・ボーン
「枕草子」には清少納言の感性を通して、彼女のお気に入りがたくさん記されています。『サウンドオブミュージック』に登場するこの曲にも、お気に入りのものがいっぱい出てきます。

『波の盆』より「夕景」 / 武満徹
「枕草子」第一段にある「秋は夕暮れ」という一行にちなんで日本の偉大な音楽家の作品を。CDには「身の回りにある音をいつくしむと、音は自然に集まってくる。耳をすまして音の素材を聴き入ることから曲の発想ははじまる」と武満氏の言葉があります。

Sisters Are Doin' it For Themseleves /
アレサ・フランクリン

『枕草子』第二十一段には、将来に望みもなく、ただいちずに夫にすがっている女をみるとうっとうしく、ばかみたいに思える・・宮仕えをして世の中を知ろう、と書かれています。それは驚くほど現代的、同時に1000年前から女性たちは家庭と仕事の両立、女性の自立に悩んでいた、と考えると、気持ちが楽になりますね、と小川さん。曲は「女性たちは自分自身のために生きているの。その両足でしっかりと大地を踏みしめて自分たちが思ったことを堂々と発言して伝えていいの」という内容です。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。