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小川さんと気になったのは主人公の白川の人柄。とんでもない世界、とんでもない女たちに翻弄されているのにその行動は淡々としていてまったく感情的にならない男。しかも強烈キャラクターの女性(香世子や柚子)は寄ってくるし、婚約者の女性の存在など、どうやら相当なモテ男のご様子です。「現実にも、こういうに風に次から次へと女性が寄ってきてとんでもなくモテる男性っていますよねぇ」と小川さん。その後は「あの女優さんの旦那さんは超絶モテ男らしい」「あの女性は並み居るライバルを片付けて結婚したらしい!」などスタジオは芸能ニュースで大盛り上がりでした。こういうミーハーな話題にもニコニコ対応してくださる小川さん、大好きです。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年11月25日
安部公房『箱男』
2018年11月18日
プレヴォ『マノン・レスコー』
2018年11月11日
山田風太郎『笊ノ目万兵衛門外へ』
2018年11月04日
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』

アーカイブ
飛行機/ビョーク
♪あなたの事をそれは恋しく思う、あなたがいないとき♪スーパースターのビョークが飛行機で旅をしながら愛する人のことを想う歌ですが、サウンドもこの小説の世界にあっていると思います。
聞かせてよ、愛の言葉を/ジュリエット・グレコ
久生十蘭がパリに滞在したのは、1929-1933年。この曲は、リュシエンヌ・ボワイエの歌で1930年に録音されヒットしたので、十蘭も聞いたはずです。♪聞かせてよ、愛の言葉を。優しいことをもう一度言って♪まるであの世の香代子が歌っているようです。
あなたが欲しいの/サティ作曲、ダンスリー(歌と演奏)
サティの有名な歌曲。アンリ・パコリーの詩は、フランスならではの情熱的なラブソングです。「白川がどんなにすてきな男だったのか会ってみたいですね」と小川さん。
 
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