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イギリス湖水地方の美しい自然を、魅力的に賛美した詩が沢山掲載されているんだろうなぁと思い込んで読み始めたのですが、そこには華やかな観光案内には決して載らない、湖水地方の影の部分が・・・。現地に暮らす人たちに迫る容赦ない現実や哀しみなどが延々と綴られていて、最初はその迫力にかなり戸惑ってしまいました。しかしワーズワスの波乱に満ちた人生を知って読むと、さらに深い味わいが。ちなみに小川さんは、海外で今一番行ってみたい場所が湖水地方だそう。理由は「私に合いそうだから」。確かに豊かな自然、自然に育まれる想像の時間、ピーターラビット的チャーミングさ、そしてアンティークショップ・・・小川さんにしっくりきまくりかも!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2021年03月28日
ケストナー『ふたりのロッテ』
2021年03月21日
泉鏡花『春昼』
2021年03月14日
川上弘美『センセイの鞄』
2021年03月07日
柳美里『JR上野駅公園口』

アーカイブ
草原の輝き/ピンク・マルティーニ
今回の詩集で 「幼少の回想から受ける霊魂不滅の啓示」の中の1節が、1961年のアメリカ映画「草原の輝き」のタイトルになり、映画の中で引用されています。ピンク・マルティーニもこの一節をもとにした曲を作りました。
スカボローフェア/ザ・スコラーズ
ワーズワスは、ベートーヴェンと同じ年に生まれました。民謡に親しんだと言われます。ワーズワスのふるさと、イングランドに伝わる民謡から選びました。普通の人々の暮らしが垣間見えるところは、ワーズワスに共通していますね。
 
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