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掌編小説と言っても122編も集まるとかなり分厚い1冊に!というわけでまだまだ深読みしたく、番組2回目の登場となりました。川端の没後50年にあわせて出版された新装版では、作品解説を担当された小川さん。来る日も来る日も『掌の小説』と向き合い、ご本人曰く“川端責め”な日々。もぅ川端、そして『掌の小説』的世界が夢に出てきそうなくらい作品を読みこんだそうです。さて名作『伊豆の踊り子』の原型のような作品あり、“手”が印象的な作品あり、川端が好んで登場させるヒト、モノ、コトに溢れているこの作品群。「1人の作家の作品にこだわって読書すると、作家の趣向、性癖、色々見えてきますよ…」と小川さんは澄んだ目で笑った。(と、川端風に〆てみた)
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年04月10日
レイチェル・カーソン『沈黙の春』
2022年04月03日
新美南吉『ごん狐』
2022年03月27日
江見水蔭『炭焼の煙』
2022年03月20日
須賀敦子『トリエステの坂道』

アーカイブ
踊り子/ニコライ・ゲッタ(テノール)、アルド・チッコリーニ(ピアノ)
「伊豆の踊子」、「鶏と踊子」などなど、川端康成は踊り子に強いこだわりを持ち続けていました。この曲はエリック・サティ作曲、ジャン・コクトーの詩は♪両腕を花かごにして耳まで笑う♪と踊り子を蟹にたとえています。
ハート・ソー・バッド(HURT SO BAD)/リンダ・ロンシュタット
「心中」は、彼女を嫌って出て行った夫が、子供に音を立てさせるな、おれの心臓が痛む、と手紙を送ってくるという出だし。傷ついた妻が見ている妄想・・と小川さん。傷ついてとても苦しいの、とリンダ・ロンシュタットは歌っています。アルバムタイトルも「MAD LOVE(激情)」でした。
 
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