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定期的に番組でとりあげている須賀敦子さんのエッセイ。もはや旦那様のペッピーノさんやマンマなお姑さん、地元の仲間たちなど「お久しぶりです」と言いたくなるようなお馴染みの存在になってきました。今回は「ユーゴスラヴィアの内部に、細い舌のように食い込んだ盲腸のようなイタリア領土の、そのまた先端にあるトリエステ」を旅したエッセイから始まりますが、サバの詩を読んだことがなくてもトリエステへの旅心を大いにくすぐられます。しかし今はコロナ禍。仕方がないので、須賀さんの筆を頼りにGoogle mapで街歩きをしてみたのですが、サン・ニコロー街、サバ書店、旧ラザレット街などまだまだその魅力は健在で、ますます須賀さんを真似してこの町をくまなく歩いてみたくなりました。コロナが一刻も早く収束して、自由に旅できる世の中が戻ってきますように!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年03月13日
平岩弓枝『御宿かわせみ』
2022年03月06日
川上弘美『神様2011』
2022年02月27日
ナイポール『ミゲル・ストリート』
2022年02月20日
『覚えておきたい虚子の名句200』

アーカイブ
ヴァイオリン協奏曲ホ長調「恋人」第2楽章/イングリッシュ・コンサート
ヴィヴァルディ作曲。トリエステはウィーンの文化が混在するイタリアの街です。アドリア海に面しています。ヴィヴァルディは、アドリア海の女王=ベネツィアに生まれ、ウィーンで亡くなった作曲家。愛する人を思い出すトリエステの須賀さんの旅に選びました。
記憶/寺尾紗穂
「人生の中でふっと通り過ぎた人も、須賀さんは深い陰影を持って描き出していきます。」と小川さん。
【過去にご紹介した須賀敦子さんの作品・翻訳】
須賀敦子「ミラノ霧の風景」 2008年11月9日放送
須賀敦子「コルシア書店の仲間たち」 2018年11月4日放送
ナタリア・ギンズブルグ「ある家族の会話」 2019年1月27日放送
 
今まで紹介した作品
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