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のっけから一家のお父さんの口の悪さがツボだった私。その後次々登場する語り手の家族の面々がユニーク過ぎて、すっかり“ある家族”のファンになってしまいました。ところで自分の家族はごくごく普通に思えるけれど、他人の家は個性的に思えることってありませんか?“ある家族”は濃いキャラクター揃いのファミリーに思えるけれど、実は一族に素晴らしい文才と観察力のある女性(=著者)がいたから特別になったのであって、世界中どの家族にも他人からみると抱腹絶倒の会話、貴重な歴史、唯一無二の物語があるのではないでしょうか。ちなみに小川さんは自分のご家族のことを書いたことはないそうですが・・・いつか小川一族の物語、読んでみたいですよね!

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年01月20日
ユベール・マンガレリ『おわりの雪』
2019年01月13日
神谷美恵子『生きがいについて』
2019年01月06日
サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』
2018年12月30日
マイ・ベストブック2018

アーカイブ
ノン・ディメンティカー(忘れないで)/アナ・マリア・アルバゲッティ
イタリア生まれのオペラ、ジャズ歌手。「ノン・ディメンティカー」はイタリア語で「忘れないで」という意味です。この小説に綴られている家族の記憶は、忘れてはいけないイタリアの重要な歴史でもあると思います。
勇気を探して/ローラ・パウジーニ
「それぞれの心のうちにある勇気を探して行動したこの小説の中の人たちに」と、小川さん。ローラ・パウジーニは北イタリア生まれ。
番組エンディングテーマ「ピンの散歩」/笹久保伸(ギター)
「番組のエンディングで流れてるギターのメロディがとても心地よく気に入ってます。」とメッセージをいただきました。秩父を拠点に活動するギターリスト、笹久保伸さんのアルバム『ギター』に収録されている「ピンの散歩」という曲です。ピンは飼っていたウサギの名前だそうです。
 
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