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改めまして「あけましておめでとうございます」。この言葉を番組で発するのももう12回目!まだまだ新鮮な驚きを与えてくれる良書が数限りなくありますので、今年も小川洋子リーダーのもと、どんどん文学遺産をご紹介してまいります。さて今年最初の作品は、世界中に熱烈なファンがいるサリンジャーの短編集『ナイン・ストーリーズ』から。振り返ってみれば番組スタート直後のオンエアでもこの短編集から1作取り上げましたし、小川さんにとってもサリンジャーがどれだけ大きな存在なのかがよくわかります。私はまだまだサリンジャーの世界を理解できていませんが、ミステリーじゃないけれど謎が沢山あり、そこに引き込まれる読者が多いのかなぁと推察。今回も頭がはてなマークでいっぱいになり、クラクラしながら読み終えました。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年12月30日
マイ・ベストブック2018
2018年12月23日
アンデルセン『モミの木』
2018年12月16日
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』
2018年12月09日
『仮名手本忠臣蔵』(松井今朝子訳)

アーカイブ
WHENEVER/ベス・オートン
♪友達が必要な時私が会いに行くのはいつもあなたよ♪という歌詞が出てきます。大学時代からの友達、メアリージェーンとエロイーズのようです。
Baby Won't You Please Come Home/ベッシー・スミス
かつての恋人・ウォルトが忘れられないエロイーズの様子から、恋人に帰ってきてほしいという歌です。サリンジャーは、ブルース・シンガーのベッシー・スミスに捧げる「ブルー・メロディ」という作品を書いています。1937年、スミスが自動車事故による出血多量で死んだとき、一番近くの病院は彼女が黒人であることを理由に治療を拒否したことがベースになっています。
 
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