2020.10.9
◆逆に活かせたコロナ自粛期間
丸山:今年は(新型コロナウイルスの影響で)ツアー中止が続いて大変だったと思うけど、ずっとどんな過ごし方をしていたの?
星野:ツアーの中止が早くから決まっていたので、試合のない期間のおおよその予想がついたのは大きかったです。
丸山:うん。
星野:去年や一昨年は、試合をやっていくなかで、クラブで試したいことやトレーニングで試してみたいことがたくさんあって、それがなかなかできなかったんですけど、逆に今回の休みを活かして自分の試してみたかったことをテストしてみたり、ちょっとスイングをいじってみたりとか、たくさんゴルフのことでやることができたので、けっこう自分のなかでは充実していたというか、ちゃんと過ごせていたかなと思います。
丸山:なるほど。たっぷりと時間を使って、これまで挑戦できなかったことができたと。ところで、卓球している写真が手元にあるんだけど、卓球できるの?
星野:中学生のときに卓球部で。
丸山:そのわりにはサンドウェッジの使い方が上手くなかったな(笑)。だって(卓球は)スピン命でしょ?
星野:あのときは、教えていただいてありがとうございます(苦笑)。
丸山:やっぱり、卓球とクラブの使い方はちょっと違うと(笑)。
星野:うまくマッチしていなかったです、あのときは(笑)。父と母も卓球ができたので、それで。
丸山:へぇ~。
星野:コロナの自粛期間中に卓球台を買って。スピンをかけるのがけっこう好きで、例えば王子サーブとか。プロみたいに完璧にはできないですけど、見た目似ているようなことはなんとなくできます。
丸山:すごい。それは見てみたいな。陸也の両親ってどんな方なの?
星野:父は、中学校まではけっこう厳しかったですね。
丸山:「練習しろ!」とか?
星野:ゴルフにはすごく厳しくて。勉強に関しては全く言われなかったですけど。
丸山:思春期には反抗期とかあったの?
星野:いや、あんまりなかったような気がします。高校に入学してゴルフ部に入ってから、父は逆に何も言わなくなりましたね。
丸山:意外と、ゴルフをやっている人ってジュニアの頃、反抗期とか少なくない? 僕の周りとかも反抗期があった人、少ないんだよね。自分もなかったし。母にはちょっと「面倒くさいな」とか、ちょっとはあったけどね。
星野:僕も母にはちょっとあったかもしれないです。
丸山:性格は負けず嫌い?
星野:負けたときとか、それこそ嫌なことがあると、夜とか寝られなくなっちゃいますね。
◆海外挑戦を視野にまずは「日本で賞金王を」
丸山:陸也という名前は、大陸のように大きなスケールで成長してほしいという意味が込められていると。カッコイイ名前だよね。まさに名前にピッタリになってきて、未来も見えてきているけど、将来は向こうの大陸に行ってみたい?
星野:そうですね。チャンスがあれば、アメリカとかヨーロッパに行きたいと思います。
丸山:そこに向けて、いきなり挑戦したいのか、コツコツと積み上げて自分のなかで確信を得たときに向こうに行きたい?
星野:自分のなかで、ある程度判断がついたのが全米オープンに初出場したときですね。ソニーオープンとかPGAの試合に何試合か出たとき、下が硬かったり、ブッシュが長かったりするところで打ったとき、体がすごく痛くなってしまって。
丸山:うん。
星野:手首とか痛めてしまって。ベント芝なのに“こんなに硬いんだ!?”って。だからまずケガをしない体づくりをして挑戦しないと、向こうに行ったらやっぱり芝質も違うから、練習をたくさんしないといけないなかでケガをしていたらダメだなと思って。
丸山:なるほど。
星野:やっぱり、ケガをしない体をつくらなきゃと思って。あとは、日本でしっかり世界ランキングを上げて、たくさん優勝して賞金王とかを目指して。それで海外の試合に挑戦していけたらいいなと思っています。
丸山:自分の柔軟性を失わないような強さを身につける方法があるはずだから。
星野:はい。
丸山:陸也はボールも飛ぶし、体重がちょっと増えてほんの少しのパワーの出し方で、もっと飛距離も伸びると思う。陸也の大きなアークがいつまでも保てるような体づくり、そこはしっかりとやってもらいたいなと。あとはどこにでも対応できるショートゲーム、パッティングの安定力を磨いて、とにかく日本での活躍を安定させて、早く世界ランキング50位以内に。
星野:はい。
丸山:本当だったら、最初から何も知らないうちに“行っちゃえ!”っていうのもあるとは思うけど、今24歳でここまで日本ツアーでやってきたわけだから、とにかく自分の地位を1回築き上げてからのほうが、僕はいいんじゃないかなと思う。
星野:そうですね。
◆夢は大きくメジャー大会制覇!
丸山:アメリカでの試合に何試合か出て、海外の選手と回ってみて飛距離とかどうだった?
星野:正直、飛距離は問題ないなと思いました。
丸山:いいね~、それを聞きたかった。どうしても海外に行くと、(海外選手の)いいところを取り入れようとしたくなるんだよね。でもそれは壁にぶつかってからにしてほしい。
星野:はい。
丸山:すごい壁は絶対にくるから、そのときにいろいろなことを考えてほしい。その前に、(いろいろ変えてしまって)陸也の良さを失わないでほしいんだよね。最後に、リスナーのみなさんに向けて陸也の大きな目標をバシッと!
星野:まずは日本でしっかりと活躍して、賞金王を目指して。そして将来的にはPGAツアーに出て、メジャーで優勝したいと思います!
次回10月10日(土)の放送は、とんねるずの石橋貴明さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができます。
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聴取期限 2020年10月11日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
男子ゴルフ期待の星野陸也、まずは「日本で賞金王を目指して」海外挑戦を視野に
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。10月3日(土)の放送は、前回に引き続き、プロゴルファーの星野陸也選手が登場しました。
◆逆に活かせたコロナ自粛期間
丸山:今年は(新型コロナウイルスの影響で)ツアー中止が続いて大変だったと思うけど、ずっとどんな過ごし方をしていたの?
星野:ツアーの中止が早くから決まっていたので、試合のない期間のおおよその予想がついたのは大きかったです。
丸山:うん。
星野:去年や一昨年は、試合をやっていくなかで、クラブで試したいことやトレーニングで試してみたいことがたくさんあって、それがなかなかできなかったんですけど、逆に今回の休みを活かして自分の試してみたかったことをテストしてみたり、ちょっとスイングをいじってみたりとか、たくさんゴルフのことでやることができたので、けっこう自分のなかでは充実していたというか、ちゃんと過ごせていたかなと思います。
丸山:なるほど。たっぷりと時間を使って、これまで挑戦できなかったことができたと。ところで、卓球している写真が手元にあるんだけど、卓球できるの?
星野:中学生のときに卓球部で。
丸山:そのわりにはサンドウェッジの使い方が上手くなかったな(笑)。だって(卓球は)スピン命でしょ?
星野:あのときは、教えていただいてありがとうございます(苦笑)。
丸山:やっぱり、卓球とクラブの使い方はちょっと違うと(笑)。
星野:うまくマッチしていなかったです、あのときは(笑)。父と母も卓球ができたので、それで。
丸山:へぇ~。
星野:コロナの自粛期間中に卓球台を買って。スピンをかけるのがけっこう好きで、例えば王子サーブとか。プロみたいに完璧にはできないですけど、見た目似ているようなことはなんとなくできます。
丸山:すごい。それは見てみたいな。陸也の両親ってどんな方なの?
星野:父は、中学校まではけっこう厳しかったですね。
丸山:「練習しろ!」とか?
星野:ゴルフにはすごく厳しくて。勉強に関しては全く言われなかったですけど。
丸山:思春期には反抗期とかあったの?
星野:いや、あんまりなかったような気がします。高校に入学してゴルフ部に入ってから、父は逆に何も言わなくなりましたね。
丸山:意外と、ゴルフをやっている人ってジュニアの頃、反抗期とか少なくない? 僕の周りとかも反抗期があった人、少ないんだよね。自分もなかったし。母にはちょっと「面倒くさいな」とか、ちょっとはあったけどね。
星野:僕も母にはちょっとあったかもしれないです。
丸山:性格は負けず嫌い?
星野:負けたときとか、それこそ嫌なことがあると、夜とか寝られなくなっちゃいますね。
◆海外挑戦を視野にまずは「日本で賞金王を」
丸山:陸也という名前は、大陸のように大きなスケールで成長してほしいという意味が込められていると。カッコイイ名前だよね。まさに名前にピッタリになってきて、未来も見えてきているけど、将来は向こうの大陸に行ってみたい?
星野:そうですね。チャンスがあれば、アメリカとかヨーロッパに行きたいと思います。
丸山:そこに向けて、いきなり挑戦したいのか、コツコツと積み上げて自分のなかで確信を得たときに向こうに行きたい?
星野:自分のなかで、ある程度判断がついたのが全米オープンに初出場したときですね。ソニーオープンとかPGAの試合に何試合か出たとき、下が硬かったり、ブッシュが長かったりするところで打ったとき、体がすごく痛くなってしまって。
丸山:うん。
星野:手首とか痛めてしまって。ベント芝なのに“こんなに硬いんだ!?”って。だからまずケガをしない体づくりをして挑戦しないと、向こうに行ったらやっぱり芝質も違うから、練習をたくさんしないといけないなかでケガをしていたらダメだなと思って。
丸山:なるほど。
星野:やっぱり、ケガをしない体をつくらなきゃと思って。あとは、日本でしっかり世界ランキングを上げて、たくさん優勝して賞金王とかを目指して。それで海外の試合に挑戦していけたらいいなと思っています。
丸山:自分の柔軟性を失わないような強さを身につける方法があるはずだから。
星野:はい。
丸山:陸也はボールも飛ぶし、体重がちょっと増えてほんの少しのパワーの出し方で、もっと飛距離も伸びると思う。陸也の大きなアークがいつまでも保てるような体づくり、そこはしっかりとやってもらいたいなと。あとはどこにでも対応できるショートゲーム、パッティングの安定力を磨いて、とにかく日本での活躍を安定させて、早く世界ランキング50位以内に。
星野:はい。
丸山:本当だったら、最初から何も知らないうちに“行っちゃえ!”っていうのもあるとは思うけど、今24歳でここまで日本ツアーでやってきたわけだから、とにかく自分の地位を1回築き上げてからのほうが、僕はいいんじゃないかなと思う。
星野:そうですね。
◆夢は大きくメジャー大会制覇!
丸山:アメリカでの試合に何試合か出て、海外の選手と回ってみて飛距離とかどうだった?
星野:正直、飛距離は問題ないなと思いました。
丸山:いいね~、それを聞きたかった。どうしても海外に行くと、(海外選手の)いいところを取り入れようとしたくなるんだよね。でもそれは壁にぶつかってからにしてほしい。
星野:はい。
丸山:すごい壁は絶対にくるから、そのときにいろいろなことを考えてほしい。その前に、(いろいろ変えてしまって)陸也の良さを失わないでほしいんだよね。最後に、リスナーのみなさんに向けて陸也の大きな目標をバシッと!
星野:まずは日本でしっかりと活躍して、賞金王を目指して。そして将来的にはPGAツアーに出て、メジャーで優勝したいと思います!
次回10月10日(土)の放送は、とんねるずの石橋貴明さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができます。
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聴取期限 2020年10月11日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
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