2020.10.3
◆無観客での試合は「少し気が緩んでしまう」
星野選手は、茨城県出身、1996年5月12日生まれの24歳。今年9月に開催された男子プロゴルフツアー「フジサンケイクラシック」で優勝を果たし、世界ランキングは日本勢で3番手となり、東京オリンピック出場も視野に。身長186cmという恵まれた体格に加え、めきめきと頭角を現している日本男子プロゴルフ界期待の若手選手です。
丸山:まずは、「フジサンケイクラシック」優勝を祝して、お花を贈呈したいと思います。おめでとうございます!
星野:ありがとうございます!
丸山:プレーオフでの優勝ということで。プレーオフは通算2回目でしたけど、どんな気持ちで臨んだのかな?
星野:1回目のプレーオフ(2019年関西オープンゴルフ選手権競技)では、4ホール目でバーディーを取られて負けてしまったんですけど、今回のプレーオフでは1ホール目で堀川未来夢さんがバンカーの目玉になってしまって、僕としては“チャンスだ!”と思って。
丸山:うん。
星野:でも、堀川未来夢さんはそこから(グリーンに)乗せてパーパットをしっかりと沈めてきて。「関西オープン」のプレーオフのときの相手は大槻智春さんだったんですけど、それこそ1ホール目で同じ状況で。“これ、無理でしょ!?”っていうところから乗せてパーを取ってきたので、そのときのことがプレイバックしてきちゃって(苦笑)。
丸山:あらら……嫌なイメージが。
星野:去年のプレーオフのときはすごく焦ってしまって、コースマネージメントも相手のことを考えず“行っちゃえ!”って感じだったんですけど、今回はその失敗を活かせました。
丸山:なるほど。4日間を振り返ってみて、初日が69で7位、2日目が69で4位、3日目が67で、最終日は雨が降ったり、プレッシャーもあったりしていろいろと状況も難しくて70で9アンダーと。できれば(プレーオフではなく)サラッと逃げ切りたかったよね?
星野:そうですね。
丸山:富士桜カントリー倶楽部(山梨県)はすごく難しいコースだし、そこで勝てたというのはすごいんじゃない?
星野:自分もまさか勝てるとは思っていなかったです(苦笑)。でも、正直難しいコースほど“燃える”というか。特に「フジサンケイクラシック」は標高がおよそ1,000メートルあるので、8~10ヤード(余計に)飛ぶとか計算しながらゴルフをするのが好きで、試合をすごく楽しめたんです。
丸山:ちょっと理数系をアピールしてきたね(笑)。
星野:勉強はあまり得意じゃないんですけどね(苦笑)。
丸山:せっかくの優勝だったけど、無観客での開催で。無観客だと逆に集中できていいのか、お客さんがいたほうが自分のなかで盛り上がるのか、どっちだった?
星野:普段練習でラウンドするときもギャラリーの人たちがいないので、(無観客だと)少し気が緩んでしまう部分があって。だから今回、僕としてはやはりギャラリーのみなさんがいたほうが、(気持ちが)締まるというか、気合が入ると思っていて。
丸山:うん。
星野:だから、気持ちが緩まないように意識してやっていました。
丸山:18番ホールはギャラリースタンドだし、前回は盛り上がったから、やっぱり『ワー!』って歓声を浴びたいよね。
星野:そうですね。最終ホールで優勝を決めたときには、歓声があるほうがいいなって思いましたね。
◆「強いゴルフをしていきたい」
丸山:試合会場には、多くの仲間や久しぶりに会った選手もいたと思うけど、会場入りしたときの雰囲気はどうでした?
星野:やっと始まるんだという感じで。「フジサンケイクラシック」が開催されると決まってすごく楽しみにしていたので、すごくうれしい気持ちでした。
丸山:(今年は)選手会長がゲンちゃん(時松隆光選手)になって。陸也は最初、石川遼にいろいろとしてもらっていたと思うけど、遼とは今もいい関係なの?
星野:ジュニアの頃、プライベートで何度か一緒にプレーさせてもらったことがあって。プロになってからもいろいろと練習ラウンドとかに誘ってもらったり、教えてもらったりしていました。
丸山:優勝したときとか、遼からLINEとかくるの?
星野:きました。
丸山:いいね、僕にはよこしもしない。今度「たまにはLINEくれ」って言っておいて(笑)。
星野:初優勝したときもお祝いしてくれました。
丸山:そうなんだ!? 普段、仲間として一緒に行動しているのって誰なの?
星野:僕はけっこう1人で行動することが多くて。最近、一番よく(ラウンドに)行くのは小鯛竜也さんですね。
丸山:小鯛もやさしそうだもんね。見た目もすごくイケメンだし(笑)。最近の若者って自分たちの世界を作りたがるけど、やっぱり僕は交友関係を広く持って、いろいろな人と話をするのは大事だと思うんだよね。
星野:はい。
丸山:先輩との交流だったり、いろいろな人との交流だったりを持つことは、今後の陸也にとってためになると思うから。
星野:そうですね。
丸山:陸也は飛距離も出るし、体のポテンシャル的にも大きいし、日本人選手としてはそういう選手がいないから、松山英樹、石川遼の次なる荷を背負うじゃないけど、そんな選手になってもらいたい。自分としては今後、どういう風に盛り上げていきたいか、ファンに宣言してもらえたらと。
星野:強いゴルフをしていきたいなと思います。
次回10月3日(土)の放送も、星野選手をゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができます。
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▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2020年10月4日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
無観客開催の「フジサンケイクラシック」優勝者・星野陸也「歓声があるほうがいい」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。9月26日(土)の放送は、プロゴルファーの星野陸也選手が登場しました。
◆無観客での試合は「少し気が緩んでしまう」
星野選手は、茨城県出身、1996年5月12日生まれの24歳。今年9月に開催された男子プロゴルフツアー「フジサンケイクラシック」で優勝を果たし、世界ランキングは日本勢で3番手となり、東京オリンピック出場も視野に。身長186cmという恵まれた体格に加え、めきめきと頭角を現している日本男子プロゴルフ界期待の若手選手です。
丸山:まずは、「フジサンケイクラシック」優勝を祝して、お花を贈呈したいと思います。おめでとうございます!
星野:ありがとうございます!
丸山:プレーオフでの優勝ということで。プレーオフは通算2回目でしたけど、どんな気持ちで臨んだのかな?
星野:1回目のプレーオフ(2019年関西オープンゴルフ選手権競技)では、4ホール目でバーディーを取られて負けてしまったんですけど、今回のプレーオフでは1ホール目で堀川未来夢さんがバンカーの目玉になってしまって、僕としては“チャンスだ!”と思って。
丸山:うん。
星野:でも、堀川未来夢さんはそこから(グリーンに)乗せてパーパットをしっかりと沈めてきて。「関西オープン」のプレーオフのときの相手は大槻智春さんだったんですけど、それこそ1ホール目で同じ状況で。“これ、無理でしょ!?”っていうところから乗せてパーを取ってきたので、そのときのことがプレイバックしてきちゃって(苦笑)。
丸山:あらら……嫌なイメージが。
星野:去年のプレーオフのときはすごく焦ってしまって、コースマネージメントも相手のことを考えず“行っちゃえ!”って感じだったんですけど、今回はその失敗を活かせました。
丸山:なるほど。4日間を振り返ってみて、初日が69で7位、2日目が69で4位、3日目が67で、最終日は雨が降ったり、プレッシャーもあったりしていろいろと状況も難しくて70で9アンダーと。できれば(プレーオフではなく)サラッと逃げ切りたかったよね?
星野:そうですね。
丸山:富士桜カントリー倶楽部(山梨県)はすごく難しいコースだし、そこで勝てたというのはすごいんじゃない?
星野:自分もまさか勝てるとは思っていなかったです(苦笑)。でも、正直難しいコースほど“燃える”というか。特に「フジサンケイクラシック」は標高がおよそ1,000メートルあるので、8~10ヤード(余計に)飛ぶとか計算しながらゴルフをするのが好きで、試合をすごく楽しめたんです。
丸山:ちょっと理数系をアピールしてきたね(笑)。
星野:勉強はあまり得意じゃないんですけどね(苦笑)。
丸山:せっかくの優勝だったけど、無観客での開催で。無観客だと逆に集中できていいのか、お客さんがいたほうが自分のなかで盛り上がるのか、どっちだった?
星野:普段練習でラウンドするときもギャラリーの人たちがいないので、(無観客だと)少し気が緩んでしまう部分があって。だから今回、僕としてはやはりギャラリーのみなさんがいたほうが、(気持ちが)締まるというか、気合が入ると思っていて。
丸山:うん。
星野:だから、気持ちが緩まないように意識してやっていました。
丸山:18番ホールはギャラリースタンドだし、前回は盛り上がったから、やっぱり『ワー!』って歓声を浴びたいよね。
星野:そうですね。最終ホールで優勝を決めたときには、歓声があるほうがいいなって思いましたね。
◆「強いゴルフをしていきたい」
丸山:試合会場には、多くの仲間や久しぶりに会った選手もいたと思うけど、会場入りしたときの雰囲気はどうでした?
星野:やっと始まるんだという感じで。「フジサンケイクラシック」が開催されると決まってすごく楽しみにしていたので、すごくうれしい気持ちでした。
丸山:(今年は)選手会長がゲンちゃん(時松隆光選手)になって。陸也は最初、石川遼にいろいろとしてもらっていたと思うけど、遼とは今もいい関係なの?
星野:ジュニアの頃、プライベートで何度か一緒にプレーさせてもらったことがあって。プロになってからもいろいろと練習ラウンドとかに誘ってもらったり、教えてもらったりしていました。
丸山:優勝したときとか、遼からLINEとかくるの?
星野:きました。
丸山:いいね、僕にはよこしもしない。今度「たまにはLINEくれ」って言っておいて(笑)。
星野:初優勝したときもお祝いしてくれました。
丸山:そうなんだ!? 普段、仲間として一緒に行動しているのって誰なの?
星野:僕はけっこう1人で行動することが多くて。最近、一番よく(ラウンドに)行くのは小鯛竜也さんですね。
丸山:小鯛もやさしそうだもんね。見た目もすごくイケメンだし(笑)。最近の若者って自分たちの世界を作りたがるけど、やっぱり僕は交友関係を広く持って、いろいろな人と話をするのは大事だと思うんだよね。
星野:はい。
丸山:先輩との交流だったり、いろいろな人との交流だったりを持つことは、今後の陸也にとってためになると思うから。
星野:そうですね。
丸山:陸也は飛距離も出るし、体のポテンシャル的にも大きいし、日本人選手としてはそういう選手がいないから、松山英樹、石川遼の次なる荷を背負うじゃないけど、そんな選手になってもらいたい。自分としては今後、どういう風に盛り上げていきたいか、ファンに宣言してもらえたらと。
星野:強いゴルフをしていきたいなと思います。
次回10月3日(土)の放送も、星野選手をゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができます。
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番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/