2021.6.26
◆真矢、ロックに目覚めたきっかけは…
丸山:真矢さんと言えば、日本を代表するドラマーの1人ですけど、音楽との出会いは?
真矢:親父が能楽師をやっていまして、小さい頃から小鼓や太鼓を“ポン♪”とやっていて。それと、地元のお祭りの祭囃子がものすごく大好きだったんです。
丸山:子どもの頃からの出会いなんですね。僕も小さい頃、(親の影響で)気づいたらゴルフクラブを持っていたから、同じような感じですよね。
真矢:そうですね。能楽の楽器をやっていた頃のことを、僕はジュニア時代と呼んでいます(笑)。
丸山:ジュニア時代(笑)。ロック系に趣向が変わっていったのは、いつぐらいだったんですか?
真矢:高校1年生のときの文化祭ですね。先輩のバンドが外で(ライブを)やっていたんですけど、まわりに女の子たちがバーッといたのを見て、“おっ、これだ!”と思って(笑)。
丸山:やっぱり“モテる”から入る(笑)。
真矢:そうそう(笑)。
丸山:わかります! ちょうど思春期でとんがっている頃に音楽に出会ったと。そこで“ロックだな”と思ったんですか?
真矢:ロックと言うより、文化祭でバンドをやっていた先輩のドラムを観て、“これぐらいならすぐに叩けるかな”と思ったんですよね。
丸山:小さい頃から(能楽に)触れていたからね。
真矢:バイクを買う予定でいたんですけど、親父に「ドラムにしてくれ」と言って。(親からしたら)バイクよりはいいだろうということで、すぐに買ってくれて。
丸山:そりゃあそうでしょうね。バイクは事故とか心配ですから。
真矢:それで、ドラムを買ってセッティングしたその日に、8ビートと16ビートはすぐにできたんですよ。
丸山:かっこいい!
真矢:これはジュニア時代が活きているなと(笑)。
丸山:さすが(笑)。その頃、憧れていたミュージシャンはいましたか?
真矢:SUGIZO(LUNA SEA、X JAPANのGt/Violin)と同級生なんですけど、憧れたミュージシャンと言うよりは、当時ドラマーって少なかったんですよね。
丸山:なるほど。
真矢:学校では、ドラムをやっている人が少なくて、やっぱりギターやボーカルが多いんですよ。
丸山:ドラムって絶対的な要なのにね。
真矢:やっぱりみんなギターやボーカルに憧れて。バンドは多いけど、ドラムをやっている人が少ないので(方々から)「やってくれ」「やってくれ」って。憧れのミュージシャンを作る前に、(頼まれた楽曲を)コピーする毎日で(苦笑)。
丸山:コピーロボットですか。
真矢:おかげさまで、耳コピがすごく得意になりましたね。譜面は読めないので。
丸山:譜面が読めない!?
真矢:その頃は全然読めなかったので。
丸山:じゃあ、聴いて感性だけで“こんな感じかな”って?
真矢:そうです。
丸山:すごい!
◆コロナ禍でのライブ「拍手だけでも声が聞こえる」
丸山:LUNA SEAは、全国11都市22公演の30周年記念ツアー(「LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021 -CROSS THE UNIVERSE-」)中ですけど、30年の歴史を振り返ってみて、どうですか?
真矢:歴史を振り返るも何も……これまで何人の人に支えられてきたんだろうという感じですね。
丸山:やさしい! LUNA SEAは1989年結成(※当時の表記はLUNACY)ですけど、仲間を集めたのは誰だったんですか?
真矢:僕とSUGIZOが同級生で、INORAN(Gt)とJ(Ba)が1コ下で近所の学内の学校で。お互い違うバンドを組んでいたんですけど、みんな高校卒業するにあたって現実を見るじゃないですか。
丸山:うん。就職しようか、どうしようか、みたいな。
真矢:で、就職できずに残った4人がわらわらと集まってバンドを組んだんですけど(苦笑)。最初は違うボーカルだったんですけど、全然マッチしなくて……ライブハウスに遊びに行っていた頃に、ライブハウスの人から隆ちゃん(RYUICHIさん)を紹介されたんですよ。「もう解散しちゃうバンドなんだけど、ボーカル観てみてよ」って。
丸山:うんうん。
真矢:で、隆ちゃんも僕らのバンドを観に来てくれるようになって。それで最後に隆ちゃんが入ったんです。会った頃なんて、緑色の髪の毛でまゆ毛がなかったですからね(笑)。
丸山:えぇっ!? 不良少年? 全然イメージが違う(苦笑)。すごく社交的で誰にでもやさしくしゃべるし。このコロナ禍で、久しぶりのツアーで(ファンと)再会できていかがですか? 武者震いなどありましたか?
真矢:実は去年の12月に新型コロナにかかって、さいたまスーパーアリーナ公演を延期させてしまったんです。それで今年3月末にしっかりと感染症対策をして振替公演をやらせていただいたんですけど、会場に集まってくれたお客さんの温かさに感動しました。
丸山:そうですよね。体は大丈夫でしたか?
真矢:大丈夫です。
丸山:それが何よりです。ファンの人たちもすごく心配していたでしょうから。
真矢:Twitterにものすごい数のコメントをくれて。そのコメントにすごく癒されましたし、勇気づけられました。
丸山:まだまだコロナ禍で大変ですけど、今後のLUNA SEA、真矢さんの抱負を聞かせていただけたらと。
真矢:いま、ライブでお客さんは声を出したり、騒いだりできないですけど、(ツアーでは)しっかりと感染症対策をしています。拍手だけでも本当に(心の)声が聞こえるんですよね。
丸山:ファンのためにと無観客で配信をやっているのも観るけど、やっぱりお客さんのいる前だと違うよね、きっと?
真矢:そうですよね。僕たちがお花なのか、会場に来てくれるお客さんがお花なのかはわからないけど、必ず水は必要なので。ライブが水の役になれたらいいなと思います。
次回6月26日(土)の放送は、湘南乃風のRED RICEさんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年6月27日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
LUNA SEA真矢、コロナ禍でのライブ&ファンの温かさに感動「拍手だけでも本当に(心の)声が聞こえるんです」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月19日(土)の放送は、前回に引き続き、LUNA SEAの真矢さん(Dr)をゲストに迎え、お届けしました。
◆真矢、ロックに目覚めたきっかけは…
丸山:真矢さんと言えば、日本を代表するドラマーの1人ですけど、音楽との出会いは?
真矢:親父が能楽師をやっていまして、小さい頃から小鼓や太鼓を“ポン♪”とやっていて。それと、地元のお祭りの祭囃子がものすごく大好きだったんです。
丸山:子どもの頃からの出会いなんですね。僕も小さい頃、(親の影響で)気づいたらゴルフクラブを持っていたから、同じような感じですよね。
真矢:そうですね。能楽の楽器をやっていた頃のことを、僕はジュニア時代と呼んでいます(笑)。
丸山:ジュニア時代(笑)。ロック系に趣向が変わっていったのは、いつぐらいだったんですか?
真矢:高校1年生のときの文化祭ですね。先輩のバンドが外で(ライブを)やっていたんですけど、まわりに女の子たちがバーッといたのを見て、“おっ、これだ!”と思って(笑)。
丸山:やっぱり“モテる”から入る(笑)。
真矢:そうそう(笑)。
丸山:わかります! ちょうど思春期でとんがっている頃に音楽に出会ったと。そこで“ロックだな”と思ったんですか?
真矢:ロックと言うより、文化祭でバンドをやっていた先輩のドラムを観て、“これぐらいならすぐに叩けるかな”と思ったんですよね。
丸山:小さい頃から(能楽に)触れていたからね。
真矢:バイクを買う予定でいたんですけど、親父に「ドラムにしてくれ」と言って。(親からしたら)バイクよりはいいだろうということで、すぐに買ってくれて。
丸山:そりゃあそうでしょうね。バイクは事故とか心配ですから。
真矢:それで、ドラムを買ってセッティングしたその日に、8ビートと16ビートはすぐにできたんですよ。
丸山:かっこいい!
真矢:これはジュニア時代が活きているなと(笑)。
丸山:さすが(笑)。その頃、憧れていたミュージシャンはいましたか?
真矢:SUGIZO(LUNA SEA、X JAPANのGt/Violin)と同級生なんですけど、憧れたミュージシャンと言うよりは、当時ドラマーって少なかったんですよね。
丸山:なるほど。
真矢:学校では、ドラムをやっている人が少なくて、やっぱりギターやボーカルが多いんですよ。
丸山:ドラムって絶対的な要なのにね。
真矢:やっぱりみんなギターやボーカルに憧れて。バンドは多いけど、ドラムをやっている人が少ないので(方々から)「やってくれ」「やってくれ」って。憧れのミュージシャンを作る前に、(頼まれた楽曲を)コピーする毎日で(苦笑)。
丸山:コピーロボットですか。
真矢:おかげさまで、耳コピがすごく得意になりましたね。譜面は読めないので。
丸山:譜面が読めない!?
真矢:その頃は全然読めなかったので。
丸山:じゃあ、聴いて感性だけで“こんな感じかな”って?
真矢:そうです。
丸山:すごい!
◆コロナ禍でのライブ「拍手だけでも声が聞こえる」
丸山:LUNA SEAは、全国11都市22公演の30周年記念ツアー(「LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021 -CROSS THE UNIVERSE-」)中ですけど、30年の歴史を振り返ってみて、どうですか?
真矢:歴史を振り返るも何も……これまで何人の人に支えられてきたんだろうという感じですね。
丸山:やさしい! LUNA SEAは1989年結成(※当時の表記はLUNACY)ですけど、仲間を集めたのは誰だったんですか?
真矢:僕とSUGIZOが同級生で、INORAN(Gt)とJ(Ba)が1コ下で近所の学内の学校で。お互い違うバンドを組んでいたんですけど、みんな高校卒業するにあたって現実を見るじゃないですか。
丸山:うん。就職しようか、どうしようか、みたいな。
真矢:で、就職できずに残った4人がわらわらと集まってバンドを組んだんですけど(苦笑)。最初は違うボーカルだったんですけど、全然マッチしなくて……ライブハウスに遊びに行っていた頃に、ライブハウスの人から隆ちゃん(RYUICHIさん)を紹介されたんですよ。「もう解散しちゃうバンドなんだけど、ボーカル観てみてよ」って。
丸山:うんうん。
真矢:で、隆ちゃんも僕らのバンドを観に来てくれるようになって。それで最後に隆ちゃんが入ったんです。会った頃なんて、緑色の髪の毛でまゆ毛がなかったですからね(笑)。
丸山:えぇっ!? 不良少年? 全然イメージが違う(苦笑)。すごく社交的で誰にでもやさしくしゃべるし。このコロナ禍で、久しぶりのツアーで(ファンと)再会できていかがですか? 武者震いなどありましたか?
真矢:実は去年の12月に新型コロナにかかって、さいたまスーパーアリーナ公演を延期させてしまったんです。それで今年3月末にしっかりと感染症対策をして振替公演をやらせていただいたんですけど、会場に集まってくれたお客さんの温かさに感動しました。
丸山:そうですよね。体は大丈夫でしたか?
真矢:大丈夫です。
丸山:それが何よりです。ファンの人たちもすごく心配していたでしょうから。
真矢:Twitterにものすごい数のコメントをくれて。そのコメントにすごく癒されましたし、勇気づけられました。
丸山:まだまだコロナ禍で大変ですけど、今後のLUNA SEA、真矢さんの抱負を聞かせていただけたらと。
真矢:いま、ライブでお客さんは声を出したり、騒いだりできないですけど、(ツアーでは)しっかりと感染症対策をしています。拍手だけでも本当に(心の)声が聞こえるんですよね。
丸山:ファンのためにと無観客で配信をやっているのも観るけど、やっぱりお客さんのいる前だと違うよね、きっと?
真矢:そうですよね。僕たちがお花なのか、会場に来てくれるお客さんがお花なのかはわからないけど、必ず水は必要なので。ライブが水の役になれたらいいなと思います。
次回6月26日(土)の放送は、湘南乃風のRED RICEさんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2021年6月27日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
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番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/