広島エフエム
FM大阪 85.1
TOKYO FM
ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
personality 丸山茂樹
ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
日本はもちろん世界で活躍をしているプロゴルファー丸山茂樹氏が、"スポーツ" "ビジネス" "エンターテインメント"など様々な世界の第一線で活躍する方をゲストに迎え、「チャレンジ」「教育」「マネジメント」「ゴルフ」など、幅広いテーマでトークを繰り広げる、ラジオ番組を舞台とした異業種マッチプレーをお届けします。
personality 丸山茂樹
2021.04.24
丸山茂樹、松山英樹の「マスターズ」制覇に見た“変化”と“進化”「またなにかを掴んだんじゃないかな」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月24日(土)の放送は、前回に引き続き、「マスターズ」制覇で話題の松山英樹選手について語りました。


パーソナリティの丸山茂樹



◆丸山が松山選手のプレーに見た“変化”

「マスターズ」制覇という偉業を成し遂げた松山選手の4日間にわたる戦いぶりをあらためて振り返り、丸山は「今回、みなさんもお気づきの人もいたと思うんですけど、意外と表情をやわらかくする場面だったり、2日目の13番ホールのイーグルが入ったとき、見たこともないような表情を出したり、非常に自分のなかで気持ちの入れ替えがあったのかなと思います」と話します。

というのも、丸山は松山選手のストイックすぎる一面について助言したことがあったそうで、「ちょうど去年か一昨年ぐらいだったかな、『もっと自分にやさしくしたら? もっと“自分にやさしくする”というテーマを掲げてみるのはどう?』って言ったことがあったんです。すると、『自分にやさしくしていく努力をしたいします』って冗談まじりで言ってくれて」とやり取りを明かします。

その後、松山選手のプレーを観た丸山は「去年ぐらいから、ちょこちょこと“自分にやさしくする”というテーマでやってくれているんだなって感じていた」と言います。そして、「前だったらもっと“陰”のほうに入ってしまうような場面でもグッと我慢できるようなメンタルの強さがあった。どこか(自分のなか)ですごく絶好調だったという裏付けもあったんだと思う。練習日に、キャディの早藤将太くんに『俺、今週行けるよ!』みたいな話もしていたらしいので、たぶん手応えもあったから、気持ちに余裕もあってやわらかい表情が出たのかなって。ひと回り大きくなって、ひと皮剥けて、またなにかを掴んだんじゃないかなと思います」と松山選手の成長を感じた様子。

◆松山選手を支えた早藤キャディの存在

また、今大会で印象に残ったこととして丸山が挙げたのは、キャディの早藤将太さんの存在。松山選手が優勝を決めた夜に、彼のトレーニングやコンディション管理をつとめている飯田光輝トレーナーから電話があり、そのとき一緒にいた早藤キャディとも会話をしたそう。

松山選手がウィニングパットを決めた後、ピンを元に戻した直後、帽子をとりコースに向かってお辞儀をした早藤キャディの行動が、SNSで大きな話題に。丸山はそのことに触れ、「反響がすごいね。あれは日本人ならではで、やっぱり日本人のいいところってああいうところにもありますよね」と称賛します。

早藤キャディとも交流のある丸山は、「勝てなくてつらい時期を過ごしていたので早藤くんにとって(「マスターズ」制覇は)ビッグボーナスになったんじゃないかなって思いますね。しかもあの偉業ですから、あの経験ができたっていうのはうらやましいですよ。早藤くん、本当におめでとう!」と祝福のコメントも。「これからどんどん、あのタッグで偉業を成し遂げてもらいたいなと思います。(コースに敬意を払う)ああいう姿勢をいつまでも忘れないでいてほしいですし、次のステップ、さらに高いところを上り詰めて、2人で頑張っていってもらいたい」とエールを送りました。

◆多くの人に勇気を与えた松山選手の言葉

続いて丸山は、松山選手の優勝インタビューでの言葉について語ります。「これまでメジャーで勝てなかった僕が勝ったことで、これから先、日本人が変わっていくんじゃないかと。僕はもっと勝てるように頑張りたい」と語っていたことに、丸山は「素晴らしい言葉ですよね。これは松山プロが、日本のゴルファーに向けて発信したことだと思うんですけど、ゴルファーだけでなくオールジャンルの人に勇気を与えたんじゃないかなと思います。日本人がどんどんグローバルで活躍するという深い意味があったんじゃないかと感じました」と話します。そしてもう1つは、松山選手の「やっと日本人でもできることがわかったと思う。僕もまだまだ頑張るのでメジャーを目指して頑張ってもらいたい」という言葉。

丸山は「これで日本人がメジャー大会で優勝できたということ、アジア人がマスターズに勝てたことを証明しましたけど、たぶん自分が生きている間に、またアジア人がグリーンジャケット着る日が必ずくると思います。さらに4大メジャーでも、もちろん松山プロにも勝ってもらいたいですけど、また日本人選手がメジャーチャンピオンになることができるんじゃないか」と期待を込めつつ、「ゴルファーにとってすごく勇気づけられた言葉だったと思います」と振り返りました。

あらためて、丸山は「松山プロに今度会ったら聞きたいことが山ほどあるので、いまホットなうちに自分の聞きたいことをちゃんとまとめておこうかなと思います。あの域は(日本人では)松山プロしか知らないわけだから、やっぱりどんな気持ちだったのかも聞きたいし、その後どういう生活をしていたのかも聞きたいなって思うので、また彼から話を聞いた後に、ぜひまたこの場で話させてもらいたいなと思っていますので、楽しみにしていただけたら」と松山プロとの再会を心待ちにしていました。

次回5月1日(土)の放送は、元競泳日本代表でメダリストの松田丈志さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年5月2日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

2021.04.17
松山英樹から「マスターズ」優勝後にもらった電話…丸山茂樹、興奮で「本当に何も覚えていない…」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月17日(土)の放送は、「マスターズ」制覇で話題の松山英樹選手について語りました。


パーソナリティの丸山茂樹


◆松山英樹選手の「マスターズ」制覇に歓喜!

プロゴルファーの松山英樹選手が4月11日(日)、オーガスタナショナルGC(米ジョージア州)にて開催された米PGAツアーのメジャー大会「マスターズ・トーナメント(以下、マスターズ)」で優勝。日本人男子初となる海外メジャー大会制覇という偉業を成し遂げ、その一報にゴルフファンのみならず、日本中が沸き立ちました。

最終日の戦況を、テレビ中継で固唾を呑んで見守っていたという丸山は、「一時は6打あった差も3打、2打……と縮まり、最後は1打差で逃げ切り。本当にドキドキさせてもらいました。でも、僕はなんか信じていましたね、“この流れで負けるわけがない”と。僕は、最初のフロントナイン(前半の9ホール)が勝負だと思っていたので、そこが一番の注目ポイントだった」と振り返ります。

首位で迎えた最終日の1番ホールでのティーショット。丸山は「絶対に緊張するので、スイングを観たときに“あっ、振り遅れた!”と思ったんですね。これは緊張の表れなので仕方がないことですから、ここをしっかりと、良ければパー、もしくはボギー以内で済ませてもらいたいなと。(1番ホールの)結果はボギーでした。この緊張感ですから、絵に描いたようなスタートだったんですよ。次の2番ホール、フェアウェイの真ん中に“バン!”と打っていったところで“やった!”と思ったんです。そこで(1番ホールと)同じようなミスだったり、逆玉が出たりすると、すごい不安が残るなかで、真ん中にビシッと割っていった松山プロの姿を観たときに、“よし、もらった!”と、そのぐらいの気分になったんですよ。やっぱりあそこでバーディーを取ってリセットできたのは大きかった」と序盤のプレーを観た感想を語ります。

そして丸山いわく、非常に大事なホールと着目していた3番、4番、5番ホールを立て続けにパーで切り抜けた松山選手。続いて迎えた6番ホールのティーショットでは、「落ち着きを取り戻した松山プロのアイアンショットのクオリティが発揮された。7番ホールでもいいショットを打ったんだけど、パターはちょっと惜しかったなと。その後、8番、9番ホールで素晴らしいバーディーを取った」と戦況を語る丸山。

バーディーで締めくくり、いい形で迎えたバックナイン(後半の9ホール)。10番、11番ホールとパーでしのいだ松山プロの戦いぶりに、丸山は「60~70%は、いったかなと思った」と言い、この時点で勝利をほぼ確信したそう。しかしそんな矢先、12番ホールでボギーとなるも、次の13番ホールでバーディーを取り、しっかりとリカバー。「あのセカンドショットが、あそこで止まったのは松山プロの運の強さだなと思いましたね」と目を丸めます。

そして、「15番ホールのセカンドショットも『アドレナリンが出た』と言っていましたけど、それでもピンに真っ直ぐきていました。あそこは絶対にボギーであがらなくちゃいけないところも、絵に描いたようにきちんとボギー」と丸山は評価。一方、同組で回るザンダー・シャウフェレ選手が、バーディーラッシュで松山選手を猛追するも、16番ホールで痛恨のトリプルボギー。

丸山は「16番ホールのティーショットで、もし松山プロが先に打っていたら状況がさらに変わっていたかもしれないので、ザンダーがオナー(最初に打つ人)をやってくれたというのも巡り合わせなのかなとも思うよね。(松山プロは)彼のトリプルボギーを目の前で見て、しっかりと打っていけた」と話すように、松山選手は16番ホールをボギーでしのぎます。

丸山は、松山選手の17番ホールのティーショットを観たとき、「(優勝の確率は)85%オーバー」、さらには「18番ホールのティーショットを真ん中に割ったときには95%になった」と語ります。

4打差の首位で幕を開けた「マスターズ」最終日を、松山選手は4バーディー、5ボギーの「73(1オーバー)」でプレー。通算10アンダーとして、初出場ながら2位と躍進したウィル・ザラトリス選手を1打差で振り切り、悲願の優勝を手にしました。

◆グリーンジャケット姿に丸山も感動の涙…

松山選手の「マスターズ」制覇に、丸山は居ても立っても居られず「すぐにLINEしたんですよ。よかったね、おめでとう! 感動的なシーンをありがとう。歴史に名を残すようなすごい偉業を達成できたねって感じで送って。そのときは中嶋(常幸)さんたちが感極まっていたのを感じていたんですけど、自分のなかでは“真っ白”になったような感じでしたね。“終わった……本当に勝った。シーン……”という感じでしばらく音が耳に入らなかった。それで必死にLINEを打っていた記憶があります」としみじみ。

表彰式で松山選手が、優勝者の証である“グリーンジャケット”に袖を通し、「両手を上げたときのあの笑顔を観たときに、ぶわぁっと泣いたんですよ。“いやぁ~、すごいな”と。そこで、追伸じゃないけど、(LINEで)“表彰式を観て、泣いちゃったよ”って入れたら、その後すぐに連絡をくれたんです! 僕、2分17秒しゃべったんですけど、そのときなにをしゃべったか、ほとんど記憶がございません(苦笑)。『やりましたっ!』って言われて、『すごいね、おめでとう! かっこよかったよ!』なんて言ったような気がするんですけど、(興奮で)本当になんにも覚えていないです」とエピソードを明かします。

◆多くの人に「勇気と希望を与えた」

松山選手の快挙に、丸山は「すごい偉業を達成し、なおかつ、この歴史的瞬間を見せてもらって本当に『ありがとう』という言葉を会ったときにもう一度言いたいなと思います。これはゴルフ界にとって、将来プロゴルファーを目指すジュニアのゴルファーやアジア圏内のオーガスタなど、プロを目指す人たちに勇気と希望を与えましたよね」とあらためて称賛。

続けて、「松山プロが最初に『マスターズ』に出場したときから10年なんです。10年前は東日本大震災があったので、(大会に)出場するかしないか迷って、みなさんに背中を押してもらってあの場に行って、好成績を収めて恩返しをしたと。10年前、アマチュアだった松山英樹が『マスターズ』でプレーしている姿を観て、“絶対に(プロの水に)合っているな!”“プロになったら必ず大活躍する選手だな”って思った」と当時の印象に触れつつ、「それから10年という節目のときに優勝して……大フィーバーじゃないですか。(卒業した東北福祉大学のある)宮城・仙台市、東北のみなさんの前でグリーンジャケットを着た姿を見せてあげられたらいいんじゃないかなと思うので、(コロナが収束したら)ぜひ実現してもらいたい」と話します。

そして最後に、「次のステップ、さらに高いところを上り詰めて、頑張ってもらいたい」とエールを送っていました。

次回4月24日(土)の放送も、丸山が松山選手について熱く語ります。どうぞお楽しみに!

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年4月25日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

2021.04.16
松山英樹の快挙に続け! 金谷拓実プロ、中学からの夢“26歳で「マスターズ」優勝”

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月10日(土)の放送は、前回に引き続き、プロゴルファーの金谷拓実選手をゲストに迎え、お届けしました。


金谷拓実選手(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆中学からの夢“26歳で「マスターズ」優勝”

丸山:アマチュア時代の2019年に「マスターズ」に出場されましたけど、「マスターズ」にアマチュアで行けるなんて、自分たちの時代には夢にも思っていなかったから、松山英樹プロが初めて行ったときはビックリしたもん。“え~っ、日本人のアマチュアが「マスターズ」に行くんだ!?”みたいな。

金谷:はい。

丸山:金谷プロもそれに続いたのは、すごいなと思って。そのときの感覚ってどうなの? 2018年の「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」で優勝して、「マスターズ」のチケットをいただいたときというのは、震えるものがなかった?

金谷:そうですね。優勝した後、「マスターズ」に出られるというのは、全然実感が湧かなくて。

丸山:そうでしょ!? あの招待状がきたときってちょっとドキドキするよね。

金谷:ドキドキしますね(笑)。

丸山:だよね(笑)。10代のときだっけ?

金谷:20歳ですね。

丸山:すごいな……20歳であの地に足を踏み入れたら、また意地でも行きたいよね?

金谷:そうですね。

丸山:ああいう経験を20歳でできたことは本当に宝物だなと思う。僕らはテレビで指をくわえて観ているだけだったもん(苦笑)。日本人選手が、松山英樹プロに続いて金谷プロもそこに行ったのは誇らしかったよね。2人とも軽々と予選を通過するし。前回の放送でも、「すごく緊張して、なにがなんだかわからないままスタートした」って言っていたけど、自分を取り戻したのはどの辺りだったの?

金谷:1番ホールのティーショットで緊張して、左の林に曲げてしまって。(2打目は)その林からすごく難しい状況だったんですけど、グリーンに乗って、10mぐらいのパットがたまたま入っちゃって。

丸山:すごい……初めての「マスターズ」初日の1番ホールでバーディー!? うれしいよね~。オーガスタ(オーガスタ・ナショナルGC)で4日間プレーしてみて、なにを感じたのか聞きたいんだけど。

金谷:“みんなどういうプレーをするのかな?”とすごく気になっていたので、世界のトップ選手と4日間プレーして、実際に間近で見ることができて、(自分のなかで)ある程度“ものさし”ができたんじゃないかなというのは感じました。

丸山:ブライソン・デシャンボーと一緒に回ったの?

金谷:最終日に一緒に回りました。当時も“体が大きいな”と思ったんですけど、いまはすごいので。

丸山:いまはスーパーサイヤ人みたいだもんね(笑)。(当時は)まだそうなる前だ? そのとき、ドライバーの飛距離はどうだったの?

金谷:飛距離はデシャンボー選手のほうが飛ぶんですけど、そこまで“遠いな”とは感じなかったですね。

丸山:鳴り物入りでプロになった彼と、ものさしではかってみたら“そんなに変わんないな。(プロとして)やれんじゃね?”って思ったでしょ?

金谷:そうですね。

丸山:自分のことをよくわかっているので、たぶんそういうところも、冷静に見られているんじゃないかなと思う。そんな金谷プロは、(中学3年生のときからつけている)ゴルフノートに“26歳で「マスターズ」優勝”って書いてあるんだって? めちゃくちゃカッコイイじゃない。

金谷:最初のページの上のところに、中学生のときに26歳のときの「マスターズ」の日にちを調べて書いて。そこから残りあと何千日って上のところに毎日書いています。

丸山:それで本当に「マスターズ」で優勝したら、誰かに漫画にしてもらおうね。絶対、売れると思うよ。

金谷:はい(笑)。

丸山:だって、中学生のときから思っていたんでしょ?

金谷:そうですね。

丸山:すごいね。もし漫画になったら、間違いなく全巻集めて読むよ(笑)!

◆金谷プロが思い描くビジョンは?

丸山:(2020年10月に)プロになって、“26歳で「マスターズ」優勝”という目標もあるけど、まず当面の目標はどうなの?

金谷:まずは、5月、6月に「全米プロゴルフ選手権」(5月20日(木)~23日(日))と、「全米オープン」(6月17日(木)~20日(日))があるので、それまでに世界ランキングを上げて、どちらも出場するのが目標ですね。

丸山:開幕ダッシュだね。そこが当面の目標で、将来のビジョン的には?

金谷:アメリカに。

丸山:噂によると、ヨーロピアンツアーにも興味を持っているとか。

金谷:そうですね。今年、1月と2月に2試合ヨーロッパでプレーしたんですけど、自分としては今年ヨーロッパでシード権を獲って、3年以内に「THE RACE TO DUBAI(レース・トゥ・ドバイ)」というランキングで1位になって、そこからアメリカに行きたいです。

丸山:ケプカ方式だね。ブルックス・ケプカが、ヨーロピアンツアーから逆輸入していったもんね。ヨーロピアンツアーは絶対チャンスがあると思うよ。この前の2戦を観たけど、(「オメガドバイデザートクラシック」では)パッとトップ10(9位)に入ったし、やれるんじゃないかな。そこで経験を積んでアメリカに渡るのはいいと思う。

金谷:すぐにでも(海外に)行きたいと思っています。

丸山:国内ゴルフも「東建ホームメイトカップ」(4月15日(木)~18日(日))で開幕するけど、あのコース(東建多度カントリークラブ・名古屋)は初めて?

金谷:開幕戦は高校生のときにアマチュアで一度。

丸山:そんなに前から出てんのかいっ(笑)! 印象的にはどう?

金谷:コースはそれほど狭くないんですけど、風がすごく強いことが多いので、風が難しいかなと。

丸山:開幕ダッシュ、期待しているからね!

次回4月17日(土)の放送は、「マスターズ」で日本人男子初となるメジャー制覇の快挙を成し遂げた松山英樹プロについて、丸山プロが熱く語ります。どうぞお楽しみに!

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年4月18日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

2021.04.10
日本ゴルフ界期待の星! 金谷拓実プロにとって“先輩・松山英樹”の存在とは?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月3日(土)の放送は、プロゴルファーの金谷拓実選手をゲストに迎え、お届けしました。


金谷拓実選手(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆日本ゴルフ界の若き期待の星!

丸山:金谷プロは、1998年5月生まれの22歳。若いなぁ~、うらやましい! まずは簡単にプロフィール紹介を。東北福祉大学時代、2020年9月に世界アマチュアランキング第1位に授与されるマーク・マコーマックメダルをアジア人として初受賞し、同年10月にプロ転向。まさに日本ゴルフ界の若き期待の星! プロ転向した直後の同年11月「ダンロップフェニックストーナメント」で、プロ初優勝と。アマチュア時代の2019年にも「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝でしょ?

金谷:はい。

丸山:ちょっといい加減にしてくださいよ(笑)。僕はまだ勝っていないんですから……っていうか勝てそうにないけど(苦笑)。そこを勝つところがすごい。そんな金谷プロのことをもっと知っていただくために、まずは世界アマチュアランキング第1位までのストーリーを聞いていきたいと思います。

金谷:はい。

丸山:広島県出身で、5歳でゴルフを始めたということだけど、きっかけはなんだったの?

金谷:両親がゴルフ好きで、2人ともよく打ちっ放し(ゴルフ練習場)に行っていたので、自分も一緒に練習させてもらっていました。

丸山:じゃあ(親から)無理矢理というわけじゃなく、わりと自然にスッと入って。

金谷:そうですね。そこのレッスンプロの方が、「大人用のクラブは長くて打つのが難しいから」と言って、5歳の子ども用にクラブをカットしてくれて。それでボールを打ったら、すごく飛んで楽しかった思い出があります。

丸山:へぇ~。そこから“真面目に競技をやりたい!”ってスイッチが入る瞬間ってあるじゃない? それは何歳ぐらい?

金谷:小さいときは、いろいろなスポーツが好きだったので、そこまでは。野球やバスケットボールも好きだったんですけど、中学生のときに「マスターズ」を観て、“こういう世界でやりたいな”と思って、そこでスイッチが入ったように思います。

丸山:それでスイッチがオンになって、17歳のときに「日本アマ(日本アマチュアゴルフ選手権競技)」で優勝と。当時やっていて、周りのおじさんからは「上手いね!」って言われていたタイプ?

金谷:そうですね。練習場で練習していると「君、すごいね」って言ってもらって、うれしかったです。

丸山:スイングはそのときのレッスンプロに教わったの?

金谷:そうですね。

丸山:じゃあそのレッスンプロは自慢だね~。金谷プロを育てたというか、スタートを導いたのはすごいことだと思います。(子ども用に)クラブも作ってくれて、やさしいよね。いまでも交流はあるの?

金谷:はい。たまに連絡を取っています。

丸山:そうなんだ。2016年に日本ツアーのファイナルQTを受験するも決勝ラウンドに残れず、東北福祉大学に進学と。いろいろなところからお声がかかったと思うけど、東北福祉大学に決めた理由は?

金谷:自分としては“東京オリンピックに出場したい!”という気持ちがあったんですけど、両親は「大学に進学してほしい」と言うので、「QTがうまくいかなかったら、もう1回大学で」ということで。

丸山:ということは、そのとき受けたQTがうまくいっていたら大学には行かなかったんだ?

金谷:そうですね。うまくいっていたら、進学せずプロとしてやっていたと思います。

丸山:そして、2017年の「日本オープン」では、アマチュアながら池田勇太プロと優勝争いをして。あれはすごかった。そのまま勝っちゃうんじゃないかと思ったけど、勇太プロも意地を見せたよね。

金谷:さすがでした。

丸山:で、2018年の「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」を制し、2019年には「マスターズ」と「全英オープン」に出場と。初めての「マスターズ」はどうでした?

金谷:小さいときからテレビで観ていた憧れの舞台だったので、最初にティーグラウンドに立ったときはすごく緊張して、なにがなんだかわからないままスタートしました(苦笑)。

丸山:それでも初の「マスターズ」でいきなり予選通過ってすごいよね。僕なんかどうにもならなくて手に負えなかったよ。3パット12回やって、撃沈したもん(苦笑)。

◆先輩・松山英樹プロの存在

丸山:中学3年生のときからゴルフノートをつけていたそうだけど、これはどういうことを書いていたの?

金谷:最初はゴルフの練習内容や気づいたこととか。

丸山:いまでもたまに振り返って見ることはあるの?

金谷:そうですね。“高校の頃はどういうことを考えていたのかな?”ってたまに振り返りますね。

丸山:偉いなぁ。先輩の松山英樹プロの存在は、金谷プロにとってどうだったの?

金谷:大学時代は、常に“松山さんのようになるにはどうしたらいいのか”と考えていました。

丸山:子どもの頃に憧れていたプロは?

金谷:タイガー・ウッズよりも、渋めのスティーブ・ストリッカーが好きでしたね。

丸山:渋すぎる(笑)。どういうところが好きなの?

金谷:やっぱりパターがすごく上手くて。

丸山:本当に上手いもんね。僕も初めて一緒に回ったときは“この人のパターはすごいな”って思ったもん。松山英樹プロやストリッカーの存在は自分のなかで大きかった?

金谷:そうですね。大学時代に松山さんと一緒にラウンドさせていただく機会もあったので、会うたびに“すごいな”と。すごく練習をされる方なので、“自分もそれ以上やらないと追いつけないな”と感じていました。

次回4月10日(土)の放送も、引き続き金谷プロをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!

「AuDee(オーディー)」では丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができます。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年4月11日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

  • 次へ