横浜・アメリカ山公園 環境教育プログラム「はち育」!
西武鉄道から直通運転をしている終着駅、横浜の元町・中華街駅の建物の屋上におよそ5千平米にもわたる公園があるのをご存じでしょうか?
西武造園が管理運営をしており、国内で初めての立体都市公園で養蜂をやっている場所でもあるのが、「アメリカ山公園」です。
公園内では、蜜蜂を飼育しながら環境教育プログラム「はち育」が行われています。公園管理運営士に、その魅力を語っていただきました。
Q:はち育をやろうと思ったきっかけは?
公園って自然が好きな方とか花が好きな方は
もちろんいらっしゃるんですけど、
そうじゃない方との接点ってあんまりないんですね。
だけど「はち育」を始めると、
今まで公園に来なかった方たちがはちみつを買いに来て、
さらに「どんな風になりながらできているの?」っていうのを
みなさん純粋に不思議に思われるんです。
それを伝えることが、「はち育」がやろうと思ったところです。
Q:お花は何を植えていますか?
市の花がバラなのでバラを骨格として、
はちみつの蜜の源になるものを少し植えています。
「はち育」の事業自体が利用者の方に
もっと緑に親しみをもってもらうために始めたので、
みつばちが働いていたりみつばち以外の植物が花に訪れて
蜜を集めていったり、花粉を集めていたりする姿を観察していただきたいので
そういったものを各所に植えています。
Q:最後に、公園管理運営士にとってのスマイルオアシス(笑顔になる源泉)とは?
「はち育」を体験したことを通じて
今までお家の周りとかに虫がいたときや窓から入ってきたときに
シュってやって、はちとか生き物をやっつけて良かったね
ってなっていたと思うけど、
そうじゃなくて人間もいて、いろんな植物もあって、
いろんな昆虫もそれも見た目が綺麗なものから綺麗じゃないのもあって
成り立っていることを知っていただきたい、
いろいろな生き物がいてのひとつの環境なんだっていう
生き物たちとの一定の距離をもってみんなに暮らしてほしいなあ
っていう風に思っています。
横浜市アメリカ山公園
神奈川県横浜市中区山手町97-1
https://www.seibu-la.co.jp/mt_america/