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  3. 2025.11.25 TODAY'S PLAYLIST 川上洋平から見た今と昔のOASIS

242川上洋平から見た今と昔のOasis

SONGS
Some Might Say / Oasis
Supersonic / Oasis
Stand By Me / Oasis
Cigarettes & Alcohol / Oasis
Wonderwall (Live from Dublin,16 August'25) / Oasis

THIS WEEK'S NEW MUSIC PLAYLIST

Some Might Say / Oasis
一曲目にお送りしたのはOasisでSome Might Sayでした。
さあ今日はですね、改めOasis復活year2025ということでですね、振り返りも含めてOasisの話をしていこうかなと思います。 昨年の8月ぐらいだったかな、突然Liam Gallagherのソロライブの終わりにですね、謎のメッセージがスクリーンにバーンと表示されたというニュースが世界を駆け巡りましてですね、その様子がですね、スマホで撮った録画の映像がもうXとかをもう駆け巡りまして。
そのね、日付が書いてんですけど、それがもう完全にOasisのロゴのあの四角の雰囲気なんですよ。 え、なになになに?みたいな。そして、その日付になった瞬間、Live'25が発表されましてね。本当に僕はもうその映像だけで泣きそうになりましたけどね。
で、すぐにチケットを取りまして、もうみんな総動員で。メンバーとスタッフとみんなで取りましてですね。僕とひろはイギリスまで今年は見に行ったんですけど、いやー本当にやっぱり好きだなと思いましたね。
僕とOasisの出会いはもう1994年ですね、ちょうど僕はシリアに住んでいたんですけど、シリアってCD屋さんがないんですよ。で、テープが売ってて、それを聴いてましたね。94年のDefinitely Maybeというアルバムから。それまではまあUSロックっていうのが強かったんですけど。
なんでしょう、Nirvanaとかね。Stone Temple Pilotsとか、まあレッチリも流行ってましたかね。そういうバンドが強かったんですけど、どうもなんか川上少年は小学生ぐらいだったんですけど、そこの激しすぎるロックにあまりちょっとハマれなかったんですよ。
かっこいいんだけど、なんかこうちょっと自分の中で無理しちゃうとこがあるなあと思って。そんな中で出会ったOasisは髪型もいわゆるマッシュルームカットで、服装もトラックジャケット。いわゆるジャージですよね。で、声も音楽の雰囲気もなんかゆったりしてるし、声もそんな張り上げない。
だから、いつもの自分のまま音楽ができてる雰囲気なんですよ。そういうバンドだったんですね。
すごく新鮮だったし、これだったら自分もできるかもって思わしてくれるようなバンドだったんですよね。


Supersonic / Oasis
今回東京ドーム行ってみてわかったのが、ああ、やっぱり90年代Oasisすごい好きだった日本人多かったんだなって改めて思いました。
長い話になっちゃうんですけど、僕は日本に帰ってきたのが97年だったんですよ。97年っていうのはOasisにとってどういう年だったかというと、ちょうど三枚目のアルバムが。出る時だったんですね、97年、98年って。で、正直やっぱ一枚目と二枚目ほどの売り上げではなかったし。
そのOasisを取り巻くブリッドポップというムーブメントがもう終わっちゃったんですよ。どっちかっていうと、もうイギリスではRadioheadとか、なんかこう陰な雰囲気のバンドがどんどん増えていって。で、ちょっとしたらColdplayとか出てきて、少しやんちゃなバンドはもうダサいよねみたいな雰囲気にもなったりとかしてて。
Oasisはもちろんライブとか盛り上がるんだけど、CDの売り上げがやっぱファース、セカンドを超えられないまま、どんどんちょっと人気に限りが見えてきた感じもあったんですよ。でもそれでもずっとずっと好きで。もちろん全部シングルもアルバムも買ってましたね。
だからね、俺がちょうどその97、98年に日本に帰ってきた時は、あんまりもうOasis好き好きって言ってる人はあんまりいなかったんですよ。
どちらかというと、さっき言ったRadioheadとか、あとThe Chemical Brothersとかブレイクビーツ的なのが流行り始めてて、そっちの方がすごい人気だったイメージですかね。だからあんまりOasisはもう流行ってないよねみたいな雰囲気もあったんですよ。そんなことないのになと思いながら、自分なりにこうOasisは愛してたし、Oasisを知らない同級生とかに広めてはいましたね。


Stand By Me / Oasis
2000年になって横浜アリーナのライブ行くんですけど、その時の前座がNORTHERN BRIGHTっていうバンドさんで、もうね怒号でしたね。
あの頃はまだフジロックとかもできて間もなかったから、洋楽と邦楽の垣根がまだあったんですよ、洋楽好きな人は洋楽しか聴きません!邦楽なんか聴いてられるか!みたいな人がまだまだ全然多くて。だからOasisのライブ行っても、みんなそういう人たちで固められて。
だからね、日本人のバンドが出ると、もうみんなすっごい怒号なんですよ。NORTHERN BRIGHTすごいいいバンドなんですよ。すごい好きで、当時のOasisのCMとかもね、弾き語りでやってて、前座なんだ、見たいなと思って楽しみにしたんですけど、あまりにも怒号がすごくて前座って怖いな、前座やるのって怖いなっていうふうに思ってました。そういうね背景があるわけですよ。
それで2009年に解散して時を経て、2025年に復活した東京ドームを見に行った時に、前座アジカン、次の日はおとぼけビ〜バ〜で結構批判もあったらしいんですけど、僕、映像を見たんですけどいや、全然盛り上がってんじゃん!っていうふうに思いましたね。
だから、音楽が洋楽邦楽関係なく好きな人が増えたんだろうなというふうにそんな時代のあの変化も感じた今回のOasisのライブでしたね。


Cigarettes & Alcohol / Oasis
Oasisのライブ自体はもう特に僕は語ることないかなっていうふうには思ってるんですけどね。
というのも、まあいいのは当たり前だし、全曲名曲だし。誰がどう聞いても絶対いいライブですよねという感じでした。
まあ、一つ言うならば、めっちゃいいライブだったけど、正直Oasisってなんかいいライブしてもらっちゃ困るなっていうバンドでも実はあるんですよ。
これはちょっとなんか古参ぶった言い方しますけど、2009年もそうだし、2000年もそうなんですけど、ステージの緊張感がすごかったんですよね。僕が昔見たOasisですね。兄弟仲悪いんですよね。すごいピリピリしてるし、なんとも言えないこう険悪な雰囲気だったりとかが漂ってたんですよ。
ステージから喧嘩とかしてるわけでもないのにすごい漂ってきてて、当時大学生とか高三とか見に行った時にそれを感じましたね。
でもそれが凄まじくかっこよかったんですよ。もう衝撃的でした。それまで映像でしか見たことないOasisだったんですけど、本当に緊張感あるんだな、この人たちは、ピリピリしてんだなっていうのがすごい伝わってきてて、それがねめちゃくちゃかっこよかったんですよね。
それが今回東京ドームではまあ全くなかったんですよね。まあ仲良くなってね、今回復活したわけだから、悪い緊張感はないのは当たり前なんですけど、ちょっとそこだけ寂しかったっていうのはあります。で、俺のその昔好きだったっていうやつも同じこと言ってました。めっちゃ良かったけど、なんかちょっとなんか平和だったよね?みたいな。まあでもそれがね人ですよね。やっぱなんか大人になるってことだと思うし、なんかこういろんなものがあったOasisだったなっていうふうに。うん、そういうOasisになったんだなっていうふうに思います。
だから今はね、逆に言うと新しいOasisな感じがするんですよ、多分誰も見たことないOasisな気がしますね。だってもうバンド結成した時から仲悪いし、結成した時から解散するまでずっと仲悪かったのがOasisなんですよ。
で、今復活した時にめちゃくちゃ仲いいから、多分誰も見たことないOasisですよね。
だからあの昔好きだった人はそれはそれでなんかLiam GallagherとNoel Gallagher、手繋いでるシーンなんか多分絶対見たことないし。まあ昔はなんか冗談でキスとかもしてたんですけど。そういう意味では、これからどういうOasisになっていくのかっていうのは楽しみでしたね。あとね、まあ復活のニュースの時は泣いたんですよ、僕。ただ、ライブを見て全然泣けなかったんです。なんでだろうと思って、絶対涙すんだろうなと思ったんだけど、泣けなくて。まあ、周りの人は結構泣いてる人多かったんだけど。なんで俺、泣けなかったのかな。ライブが良くなかったのかなとか思ったんだけど、いや、そうではないなって思って。
自分の中でね、はっきりした答えが見つかったのが、Liam Gallagherが全然ノスタルジー感なかったんですよ。まあ、Noel Gallagherは若干ああ、まだ俺たちのこと好きでいてくれた人がこんなにいたんだなみたいな雰囲気がちょっとあったんだけどLiamはいや、俺たちはずっと今も解散してる間も一番だったんだぜ、そしてこっからもずっと一番で居続けるんだっていう、未来を見てる感じがしててもちろん過去の作品ばっかやってたんですけど、そのノスタルジーで売ってなかった今回のライブは。と思いました。お客さんみんなああ、なんか懐かしい。やってくれてありがとうなんだけど、Liam Gallagherだけバカ野郎こっからだぞみたいな雰囲気があったからかな。俺はそれを感じましたね。
いやーというOasisの復活の周辺の話でしたけど、皆さんはいかがだったでしょうか。


Wonderwall (Live from Dublin,16 August'25) / Oasis
お送りしたのはOasisでWonderwall (Live from Dublin,16 August'25)。
いや、Wonderwallは多分Oasisで一番聴かれている曲だと思います。多分再生回数とか人気度ランキングとか見てもやっぱ一番になるんですよ。だからこそWonderwallってなんか俺好きですとかいうやつってにわかだよねみたいな風潮が実はあって。
まあ結構海外でそういうの多いんだけど、いや、でもさ、やっぱりWonderwallって名曲だと思うんだよね。
本人たちもWonderwallなんて別にそんないい曲じゃねえなとか意味わかんないこと言ってんだけど、俺はねこのWonderwallってずっと同じトーンじゃないですか、サビ前にブレイクしたりとかして、いきなり声が張り上がるとかないでしょう?
ずっーとじんわりじんわり、じんわり体に染み渡っていくような楽曲でしょ?
それができるバンドって、この人たちしか俺はいないと思ってるし、あの時代にそれをボーンとやりのけたっていうのは、やっぱりかっこいいなと思いますね。
この曲はやっぱり多分、俺の中ではすごい好きな曲として、これからも君臨し続けていくんじゃないかなと思います。
もう俺も本当好きすぎてね。ちょっとこじらせ狂ってるから。Oasisに関してはこれ全員が思ってると思うんだけど、あえて言うけど、やっぱ俺が一番Oasis好きな自信ありますね。
  • 243
    SONGS
    Maybe Not Tonight / Lime Garden
    Blondshell / Berlin TV Tower
    FABRIC YOUTH / [Alexandros]
  • 242
    SONGS
    Some Might Say / Oasis
    Supersonic / Oasis
    Stand By Me / Oasis
    Cigarettes & Alcohol / Oasis
    Wonderwall (Live from Dublin,16 August'25) / Oasis
  • 241
    SONGS
    Coffee Float (feat.hard life) / [Alexandros], hard life
    Droshky! / [Alexandros]
    月色ホライズン / [Alexandros]
  • 240
    SONGS
    othello / hard life
    Lady / D’Angelo
    Giving Up Air / The Temper Trap
    Ash / [Alexandros]
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