浜崎 ブランドの立ち上げ当初は別のお仕事もされていたんですよね?

川浦 はい。会社員として働いていましたが、hanelcaを始めて2年ほど経った頃から、こちらに専念するようになりました。

浜崎 会社員を辞めて、ライフスタイルも変わったのではないですか?

川浦 変わりましたね。会社員時代は出社時間も決まっていましたし、通勤もありました。ですがいまは、出社時間も通勤もありません。自分でスケジュールを組み、自分の裁量で仕事をしています。

浜崎 会社員でいれば、会社に守ってもらえる部分もあると思うんです。それを捨てる不安はなかったですか?


川浦 ありましたね。本当にこのブランドでやっていけるのかどうかなんて、やってみないとわからないわけですから。最初は「食べていけるのかな?」と思いましたよ、やっぱり(笑)。

浜崎 それでも独立した理由は何ですか?

川浦 おかげさまでブランドが少しずつ成長していく中で、次第に2足のわらじでは物事が回らない状況になったんです。その中で、お客様に対して「これ、副業なんです」というのも失礼だと感じ、腹を決めて独立しました。

浜崎 最終的には、「自分の好きなことを仕事にしたい」という思いを大切にして、大きな一歩を踏み出したのですか?

川浦 そうですね。ただ辞めるときも、「仕事があるから大丈夫」という感覚はなく、むしろ「さあ、ここからどうしようか?」と考えながら、今日まで前進してきました。

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