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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
2021 10.18
分身ロボットを活用して新しい働き方を開拓するプロジェクト『AVATAR GUILD』

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。
今日は、分身ロボットを活用して、障害のある方や外出が困難の方々の新しい働き方を開拓するプロジェクト『AVATAR GUILD(アバターギルド)』についてご紹介しました。

アバターギルドとは、障害のある方や介護とか育児で外出がなかなか難しい方、何か距離の問題で都心で働けないという方など、
いろんな事情を抱える方々が、分身ロボットを活用することで自分の能力を発揮し、活躍できる、完全在宅で働けるというプロジェクトなんです。
今回は、このプロジェクを行っている株式会社オリィ研究所の事業創造部・マネージャーの中吉雅代さんと事業創造部・所長室坂下翔さんのお二人にお話を伺いました。
    
まずは、このプロジェクトで活用されている遠隔操作が可能な分身ロボット「OriHime(おりひめ)」の特徴について、伺いました。
「OriHimeの操作はパソコンでもスマートフォンでもタブレットからでも出来るんですが、OriHimeの顔にカメラが付いているのでOriHimeから見える様子を実際に見ながらパソコンなどでクリックして操作をしているというような感じになっております。
あとは、いろんなジェスチャーがありまして、うんうんって頷いたりとか、手を振ったり、なんでやねんって突っ込んだりもできるんですけど、
そういったのもボタン操作で簡単にできるようになっています。皆さん簡単にすぐに操作方法も覚えて、操作も楽しくやっています。
また、ALSなどで体が動かなくなってしまった方にも視線で入力して操作ができるOriHime eye+Switchというものもありまして、それを通して操作をすると視線だけでOriHimeを動かすこともできます。
また気管切開などで、ご自分の声を失ってしまった方にも、お声がでるうちに声を録音しておいて、
そこから合成音声を作るということができるようになっていますので、声をなくしてしまっても自分の声で接客をし続けるっていうことができるようになっています。
店内を走り回っているのは、OriHime-Dというタイプなんですけれども、パイロットがこっちに行きたいってふうに操作をすることで
そちらの方に移動することができるようになっています」

実は、オリィ研究所では、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が、分身ロボット「OriHime」「OriHime-D」を遠隔操作し、サービススタッフとして働く実験カフェを開催しています。
そのカフェに様々な企業や自治体の担当者の方々が来店し、OriHimeパイロットさんの接客を受けたり、一緒に話をしているなかで、
このパイロットさんに是非、自分の企業でお仕事して欲しい、自治体で仕事をして欲しいという声がたくさん上がってきたそうです。
そこで、OriHimeパイロットの方々の働く場をもっと広げようと、このアバターギルドというプロジェクトを立ち上げたそうです。
具体的に、今、どんなところでどんな風に働かれているのか伺いました。
「例えばNTTの持株会社様の受付には102cmぐらいで移動が可能なOriHime-Dというロボットが置いてありまして、そこで何人かのパイロットが働いています。
そこでは会議室へのご案内を実際に移動してお客様をご案内するという業務をやっています。
モスバーガーの大崎店さんでは、セルフレジの横にOriHimeが置いてありまして、そこでパイロットがメニューの相談だったり、セルフレジの機械の使い方の説明などを行っております。
また日本マイクロソフトさんでも技術検証業務でパイロットが働いている事例もあります。
その他にも群馬県庁のカフェであったり、大阪の駅ビルのルクアの中でのスイーツショップの店員さんとしての接客など、たくさんのところでパイロットの活躍の場が広がっています」

現場からは、こんな声も上がってきているそうです。
「採用企業様からは、障害のある方にお仕事をしていただく時に、単純作業とか決まった作業しかお願いできないって思っている方も多いんですけれども、
このアバターギルドでご紹介した方というのは皆さん、各自様々な得意な能力を持っている方々ですので、色々なお仕事に着くことができるというところに採用企業様が驚かれているというふうな状況です。
さらにOriHimeで働いているパイロットさんが採用されてから、様々なお仕事にチャレンジする姿を周りの社員さんに見て頂くことによって、
周りの社員さんがこんなに障害持っているにも関わらずテクノロジーの力で社会進出して活躍している人がいるんだったら
自分達も何かできるのではないかっていう風な思いが強くなってきていて、行動変容が起こって、様々な新しいプロジェクトをOriHimeのパイロットさんと立ち上げたりしているというような嬉しい声も頂いています」

さらに、パイロットさんの声としては、「パイロットになって仕事をすることで自分でも役に立つことがあるということが自信を与えてくれた」とか、
「給料がもらえる事だけでなく、必要とされる感覚っていうのを味わえた。そのことが最大の喜びで生きる活力になっています」こういった声もあがっているそうです。

最後に、今後の展開について伺いました。
「今後ですが、例えば病気で遠足に行けないですとか旅行に行けないというような状況があった場合にも、
分身ロボットと一緒に簡単に旅行ができたりだとか遠足に行けたりというような環境を様々なところと作っていきたいと思っています。
リアルに参加される方と分身ロボットで参加される方が一緒にコミュニケーションを取ることによって、
本当に一緒に存在感がある状態でいろんな所をまわったり思い出を共有したりすることができますので、そういう体験を多くの人にして頂ける取り組みもスタートしたいと思っております」

家に居ながらにして働ける環境って未来の話だと思っていましたが、現実になってきているんですね。驚きました。今後の取り組みも楽しみですね。

中吉さん、坂下さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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