『川島明 そもそもの話』8月2日放送のゲストは、浦沢直樹さん!
川島さんいわく”レジェンド漫画家とは思えないほどの軽いスタンス”だと言う浦沢先生をお迎えして、1対1でじっくりお話を伺いました。
◆漫画少年から漫画家へ◆
少年時代から漫画が描くことが大好きだった浦沢先生。幼少期はチラシの裏に絵を描くのが日課だったそう。また、”コピー能力”に長けていたようで、手塚治虫先生のサインを模写したり、習字のお手本を模写して、市の金賞を獲ったこともあったとか。ただ、当時、漫画家という職業のイメージがあまり良くなかったことや、「売れる漫画を描け」と言われるのが嫌だったことから、漫画家になりたいとは思っていなかったと言います。
その後、高校・大学時代は軽音部で活動していましたが、その一方で趣味で漫画を描き続けていました。大学3年になっても”バンドはやるだけやったけど、漫画は描き切ってないなあ…”という想いがあったと言い、卒論を書きながら並行してオリジナルの漫画も描いていたそう。就活の時期に小学館に会社訪問に行った際に、履歴書、作文とともに漫画の原稿も持参したところ、のちにビッグコミックオリジナルの編集長になるベテラン編集者に運よく見てもらうことができ、それがきっかけで新人賞にエントリーし、あれよあれよと入選!部屋で大音量でレコードをかけながら悩んだ末、ひとまず漫画家の道に進もうと決意。そのまま40年以上も漫画家を続けて今に至っているのだとか!
◆YAWARA!◆
1986年~1993年にかけて連載していた『YAWARA!』は国民的大ヒット作品に!ただ、浦沢先生自身、当初は『MONSTER』のような作品が描きたかったと言います。しかし、そのように話をしたところ編集者が退屈そうにしてしまったため、ほんの冗談のつもりで「女子柔道漫画でも描きます?」と言ったところ、目を輝かせて「浦沢くん、ホントに描かない?」と言われたため、描いてみることになったとか。『YAWARA!』はヒロイン・猪熊柔が努力する姿を描いた王道スポ根漫画のように思われがちですが、浦沢先生いわく、そうではなく、周りの人たちは一生懸命努力するんだけど、天才には絶対かなわない…「天才を中心にした話」なのだとか。ただ、想定していなかった層の読者から「感動しました!」と、思ってもみなかった感想をもらうことも多かったと、冗談交じりにおっしゃっていました。
◆MONSTER◆
『YAWARA!』連載後の1994年からは連載していた作品が『MONSTER』。浦沢先生いわく、このタイトルは「この作品自体がモンスターだね」と言われるような作品にふさわしい作品名を…という気持ちが込められているそうで、川島さんも「予告ホームランみたいなものなんだ!」と驚いていました。小学館からは「ミステリー漫画で売れたためしがないから、また女の子のスポーツ漫画描いてくれ」とも言われたそうですが、”絶対面白いんだけどな…”という気持ちを抱きながらフルスロットルで描いたところ、これまた大ヒット!浦沢先生いわく「漫画画界で初めて売れたミステリー漫画」なのだとか。
◆20世紀少年◆
『HAPPY』の連載を終え、週刊連載はそろそろ辞めたい…と思っていたちょうどその頃、お風呂でふと思いついたと言うのが『20世紀少年』。作品の設定上、作品の中で読者と21世紀を迎える作品でないといけない…という考えから、すぐに描き始めないと間に合わない!となり、結局そのまま週刊連載を続けることになったそうですが…こちらも大ヒット!
「漫画の連載って、カードを切るように続けていくもの」と話す浦沢先生。”あそこであのカードを切っちゃったのかあ…”と、今後の展開について悩むことも時にはあるそう。ただ、そういう時は少し前の回を読み返すと、作中でキャラクターがとんでもないことを言っていて、そこにヒントがあったりするものなのだとか。
◆浦沢さんからのお知らせ◆
浦沢先生は音楽活動もされていて、今年2月に3rdアルバム『Love Songs』をリリース!さらに、2008年に発表したデビューアルバム『半世紀の男』のリマスターもリリースされています。
さらに、8~9月にかけてライブも開催!下記のスケジュール・場所で行われます。
8/31(日) duo MUSIC EXCHANGE(東京)
9/23(火・祝) YES THEATER(大阪)
9/29(月) チキンジョージ(神戸)
お近くの方はぜひ、チェックしてみてくださいね◎
♪オンエア・リスト♪
M1. Like A Rolling Stone / ボブ・ディラン
M2. 旅の宿 / よしだたくろう
M3. 漫画描きのバラード / 浦沢直樹
M4. 20th Century Boy / T・レックス
M5. It's Because I Love You / 浦沢直樹
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川島さんいわく”レジェンド漫画家とは思えないほどの軽いスタンス”だと言う浦沢先生をお迎えして、1対1でじっくりお話を伺いました。
◆漫画少年から漫画家へ◆
少年時代から漫画が描くことが大好きだった浦沢先生。幼少期はチラシの裏に絵を描くのが日課だったそう。また、”コピー能力”に長けていたようで、手塚治虫先生のサインを模写したり、習字のお手本を模写して、市の金賞を獲ったこともあったとか。ただ、当時、漫画家という職業のイメージがあまり良くなかったことや、「売れる漫画を描け」と言われるのが嫌だったことから、漫画家になりたいとは思っていなかったと言います。
その後、高校・大学時代は軽音部で活動していましたが、その一方で趣味で漫画を描き続けていました。大学3年になっても”バンドはやるだけやったけど、漫画は描き切ってないなあ…”という想いがあったと言い、卒論を書きながら並行してオリジナルの漫画も描いていたそう。就活の時期に小学館に会社訪問に行った際に、履歴書、作文とともに漫画の原稿も持参したところ、のちにビッグコミックオリジナルの編集長になるベテラン編集者に運よく見てもらうことができ、それがきっかけで新人賞にエントリーし、あれよあれよと入選!部屋で大音量でレコードをかけながら悩んだ末、ひとまず漫画家の道に進もうと決意。そのまま40年以上も漫画家を続けて今に至っているのだとか!
◆YAWARA!◆
1986年~1993年にかけて連載していた『YAWARA!』は国民的大ヒット作品に!ただ、浦沢先生自身、当初は『MONSTER』のような作品が描きたかったと言います。しかし、そのように話をしたところ編集者が退屈そうにしてしまったため、ほんの冗談のつもりで「女子柔道漫画でも描きます?」と言ったところ、目を輝かせて「浦沢くん、ホントに描かない?」と言われたため、描いてみることになったとか。『YAWARA!』はヒロイン・猪熊柔が努力する姿を描いた王道スポ根漫画のように思われがちですが、浦沢先生いわく、そうではなく、周りの人たちは一生懸命努力するんだけど、天才には絶対かなわない…「天才を中心にした話」なのだとか。ただ、想定していなかった層の読者から「感動しました!」と、思ってもみなかった感想をもらうことも多かったと、冗談交じりにおっしゃっていました。
◆MONSTER◆
『YAWARA!』連載後の1994年からは連載していた作品が『MONSTER』。浦沢先生いわく、このタイトルは「この作品自体がモンスターだね」と言われるような作品にふさわしい作品名を…という気持ちが込められているそうで、川島さんも「予告ホームランみたいなものなんだ!」と驚いていました。小学館からは「ミステリー漫画で売れたためしがないから、また女の子のスポーツ漫画描いてくれ」とも言われたそうですが、”絶対面白いんだけどな…”という気持ちを抱きながらフルスロットルで描いたところ、これまた大ヒット!浦沢先生いわく「漫画画界で初めて売れたミステリー漫画」なのだとか。
◆20世紀少年◆
『HAPPY』の連載を終え、週刊連載はそろそろ辞めたい…と思っていたちょうどその頃、お風呂でふと思いついたと言うのが『20世紀少年』。作品の設定上、作品の中で読者と21世紀を迎える作品でないといけない…という考えから、すぐに描き始めないと間に合わない!となり、結局そのまま週刊連載を続けることになったそうですが…こちらも大ヒット!
「漫画の連載って、カードを切るように続けていくもの」と話す浦沢先生。”あそこであのカードを切っちゃったのかあ…”と、今後の展開について悩むことも時にはあるそう。ただ、そういう時は少し前の回を読み返すと、作中でキャラクターがとんでもないことを言っていて、そこにヒントがあったりするものなのだとか。
◆浦沢さんからのお知らせ◆
浦沢先生は音楽活動もされていて、今年2月に3rdアルバム『Love Songs』をリリース!さらに、2008年に発表したデビューアルバム『半世紀の男』のリマスターもリリースされています。
さらに、8~9月にかけてライブも開催!下記のスケジュール・場所で行われます。
8/31(日) duo MUSIC EXCHANGE(東京)
9/23(火・祝) YES THEATER(大阪)
9/29(月) チキンジョージ(神戸)
お近くの方はぜひ、チェックしてみてくださいね◎
♪オンエア・リスト♪
M1. Like A Rolling Stone / ボブ・ディラン
M2. 旅の宿 / よしだたくろう
M3. 漫画描きのバラード / 浦沢直樹
M4. 20th Century Boy / T・レックス
M5. It's Because I Love You / 浦沢直樹
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