川島明 そもそもの話

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23 Apr 2026

【#117】ゲストは"原稿用紙に笑いのピースをはめる言葉の職人" ピース 又吉直樹さん!【2026.2.7 OA】

0207 そもそも ピース又吉 1
『川島明 そもそもの話』2月7日放送のゲストは、ピース 又吉直樹さん!
川島さんからみて”本当に独特”と感じる後輩でありながら、今は「先生」と呼ばれる存在に!そんな又吉さんのそもそもの話をじっくりと伺っていきました。

◆お笑いの道へ◆
又吉さんが最初に影響を受けたお笑いは「吉本新喜劇」。よく「ベタなお笑い」と評されることも多い新喜劇ですが、又吉さんいわく、ベタではなく、むしろ古今東西、世界のどこ見渡してもあんな演劇はないと感じているとか。
又吉さんがお笑いに関して、最初に感じた衝動は"書きたい"というもの。学童に通っていたときに、『赤ずきんちゃん』の劇を書いたそうなのですが、”観客を飽きさせたくない”という一心で、当時のCMソングを入れ込んだりと趣向を凝らした演出をしたところ、大盛り上がり!ここでウケる快感を知ったと言います。
その後、中学生の頃にはノートに漫才やショートコントのネタを書き溜めるようになり、それを生徒の前で発表したこともあったとか。その流れで、1999年に中学の同級生の原さんとコンビ「線香花火」を結成します。養成所ではそこそこの結果を残していたという、当時の経験が、のちに発表する小説『火花』の原体験となっていきます。そんな「線香花火」は1年目から平日夜のルミネtheよしもとの公演に出演するなど、着実にステップアップしていきますが、相方の遅刻やネタ合わせの際の態度が気になったことがきっかけで、程なくして解散することになりました。

◆ピース結成◆
2003年、同期の綾部祐二さんとピースを結成します。コンビを結成してすぐに綾部さんにかまされたそうで…又吉さんはすぐに綾部さんの傘下に入るような形に。川島さんいわく、綾部さんは驚異のコミュニケーション能力を持っていて、売れてる先輩の横にいて、対等にオトナとして話している姿が印象的だったとか。
2010年には『キングオブコント』で準優勝。当時、若手芸人はみんな単独ライブを盛んに開催していましたが、独特の感性を持つ綾部さんは「単独ライブやっても売れる時代じゃない」と言って、早々に単独ライブを切り上げたそう。そのため、この時披露したネタは2005年頃に作ったネタなのだとか。この年には『M-1グランプリ』でも決勝へ進出。川島さん周りでは、"久しぶりに東京吉本からエース出てきたぞ"という空気だったと言います。ただ、このように、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていったピースですが、又吉さんからすると"もうちょっとゆっくり世間に出たかった"と感じていたとか。

◆火花◆
2015年、又吉さんは小説『火花』で小説家デビュー。もともと文章を書く仕事はしていたそうですが、『ピカル』や『いいとも』、『ほこ×たて』といったレギュラー番組が立て続けに終わり、スケジュールが一気に空いたタイミングで、”今なら書けるんじゃないか…”と思ったことが執筆のきっかけだったとか。また、当時の又吉さんは芸歴15年目くらいで、劇場で一緒に出ていたメンバーが結構辞めていた時期。”セカンドキャリアを歩み、収入はあるけれど、テレビに出ている芸人を見ると後ろめたい気持ちになる”といった、同世代の芸人仲間の話を聞いて、なんていう言葉をかけたらいいかわからない…そんな葛藤を見つめながら物語を紡いでみようという気持ちが芽生えたのがこの時期だったとも。
この作品はこの年、芥川賞を受賞し、大きな話題を呼びます。当時、芥川賞の選考対象になりやすいのは100枚程度の作品だと言われていましたが、『火花』は原稿用紙230枚程の分量を書いているため、又吉さんからすると芥川賞のことは意識すらしていなかったとか。受賞後は”先生”のようなポジションに立たされることも増えていきましたが、当時を振り返ると「しんどさが大きかった」と言います。それまでのご自身の芸風を振り返ると、自虐だけでやってきたそうなのですが、芥川賞作家になると自虐が通用しなくなってしまったのだとか。ちなみに、この状況は麒麟の田村さんが『ホームレス中学生』でベストセラー作家になった時と全く同じ状況だそう。

◆綾部さんの渡米◆
一方、相方の綾部さんは2016年に渡米。その少し前に明石家さんまさんに「ニューヨークのいろんなショー観た方がいい」と薦められたことがきっかけで、綾部さんだけ実際にアメリカに行ったそうなんですが、それ以降アメリカをすごく意識したようになったと又吉さんは言います。又吉さんいわく「『火花』で芥川賞を獲って、1人でもやっていけるのではと思った可能性があるのかな…」とも。ちなみに、川島さんは又吉さんの芥川賞の受賞式が生中継されている様子を見てる綾部さんと一緒にいたそうで、綾部さんは生中継を観ながら「どこまで行っちゃうんだろなあ…」とポツリとつぶやいていたとか。その話を聞いた又吉さんは「お前やろって言いたいですけどね」と話していました…!
こうしてコンビ同士、それぞれ日米で活動するようになりましたが、解散を考えたことは一度もないと言います。又吉さんいわく”単身赴任”のようなイメージだと言い、「これからも解散はない」と力強くおっしゃっていました。

◆生きとるわ◆
又吉直樹さんの新たな小説『生きとるわ』が1月28日に文藝春秋より発売になりました!又吉さんいわく「ダメなヤツが結構出てくる」作品。芸人笑いとも違う、人の"おかしみ"を描きたいと思って書かれた小説だとも。
詳しい情報はこちらから。ぜひチェックしてみてくださいね◎

♪オンエア・リスト♪
M1. サティスファクション / 真心ブラザーズ
M2. 東京 / くるり
M3. CRAZY DAYS CRAZY FEELING / ZAZEN BOYS
M4. 虎 / ハンバート ハンバート

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