『川島明 そもそもの話』4月11日放送のゲストは、漫画家 秋本治さん!
川島さんにとっては”誇張ナシで神様と断言できる方”だと言うレジェンド漫画家をお迎えして、1対1でじっくりお話を伺いました。
◆漫画少年だった頃◆
幼い頃から漫画が好きだったと言う秋本さん。漫画家を目指し始めたのは小学校5~6年の頃だと言います。当時、手塚治虫先生が監修した漫画の描き方をテーマにした本があり、それを参考に見よう見まねで漫画を描いていたとか。
その後、14歳の頃には『石ノ森章太郎のマンガ家入門』という本が出版されます。こちらは、石ノ森先生の監修による、漫画家になるためにはどうすればいいかが全部書かれた本。この強烈な参考書は当時、日本中の少年少女にショックを与えたそうで…秋本さんもこの本に衝撃を受けた1人だったそう。漫画家になってからも読み返すと言うほどの、読めば読むほど深い1冊だとおっしゃっていました。
◆アニメーターを経て漫画家に◆
秋本さんが漫画家になる前には、アニメーターをしていた時代がありました。高校時代に漫画部に所属していて、そこでアニメ制作の面白さを知ったことで、アニメーターを目指すように。東京にたくさんあったアニメ会社を見学に行き、その中でアニメ会社の「タツノコプロ」に就職。そこでは『ガッチャマン』のアニメ制作にも携わっていたとか。
学生時代からずっと漫画を描いていた秋本さんですが、アニメーター時代もその習慣は続いていたそう。アニメ会社を辞めたタイミングで、それまでに描き溜めていた作品を出版社の漫画賞に送ったところ、編集部から声がかかり、トントン拍子で漫画家としてデビューすることになりました。

◆こち亀◆
こうして1976年に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載が始まり、秋本さんは漫画家としてデビューを果たしました。
この印象的な長い作品タイトルは、秋本さんいわく「目立とうとして付けた」のだとか。連載が始まった当時は”すぐ終わるだろう…”と思っていたことから、読み切りのつもりで最初は描いていたとか。秋本さんいわく、それまであまりギャグ漫画を描いた経験がなかったそうで、デビューしてから、話の組み立て方を教わったとか。当時のジャンプは若手漫画家を積極的に起用していたため、秋本さんもプロでありながら修業しているような感じで、連載をやりながら漫画の描き方を覚えていったとおっしゃっていました。
当初は懐かしいネタがストーリーの中心だった『こち亀』ですが、次第にストーリーの中に時事ネタやトレンドも取り入れるようになります。秋本さんによると、コミックス第100巻が終わった頃にパソコンや携帯電話といったサービスが登場したそうで、次第にそういった新しいネタもあえて入れるようになったと言います。
数ある『こち亀』のエピソードの中でも、川島さんが特にすごいと思った回が"お化け煙突"の話(第575話 / コミックス第59巻8話『おばけ煙突が消えた日の巻』)。”お化け煙突”のエピソードは調べてもあまり出てこず、当時生きてた人しか体験できないことですが…秋本さんによると、ある時、足立区で”お化け煙突写真展”なる展覧会が行われていたそうで、それにインスピレーションを得て、図書館で資料を集めて調べ、このエピソードが生まれていったのだとか。
◆ミスタークリス◆
1985年からは『こち亀』の連載と並行する形で『ミスタークリス』の連載もするように。当時は月刊連載の漫画を描きながら、週刊連載の漫画も描いている漫画家がいたそうで、秋本さんもやってみたら案外描けたと言います。
『ミスタークリス』の連載当初、「女の子を描くのが苦手だった」という秋本さん。そのため、”月刊で女の子が主人公だけど、男の子だということにすれば描きやすい”ということから、『ミスタークリス』の物語が生まれたとか。東京の下町を舞台にした『こち亀』に対し、『ミスタークリス』は海外が舞台。『こち亀』で描けないものを『ミスタークリス』で描くことで、れぞれの作品で描いたものがもう一方にもインスピレーションを与え…いつしか相乗効果が生まれていったと言います。秋本さんは「『こち亀』が続いたのは『ミスタークリス』のおかげ」ともおっしゃっていました。

◆アイデア◆
秋本さんの漫画のアイデアはどこから湧いているのか伺うと…「ラジオを聴いてるとき」というお答えが!音楽を流していたこともあったそうですが、人の声を聞きながらの方が作業しやすいそうで、ふと流していたラジオで耳にした面白そうなネタを手元にメモして、それを集めて作品ができあがることもあるのだそう。
ここで川島さんから「『こち亀』のネタはストックしている?」と質問が。秋本さんいわく、今でも時々ネタを考えてしまうことはあると言います。仮想通貨、SNS、VTuberなどなど…川島さんをはじめ、読者からすると”これ、両津がやってたら…!?”とついつい考えてしまうテーマは世の中に溢れていますが…一体、どんなネタがストックされているのでしょう?!
◆TimeTuberゆかり◆
現在、秋本さんはグランドジャンプにて最新作『TimeTuberゆかり』を連載中。担当編集者の知り合いに『こち亀』のファンがいて、”こういうのを読みたい”と持ちこんできたところから始まった作品。”トンチンカンぶりを描いたら面白いのではないか”というところを出発点に、『TimeTuberゆかり』を通じて描きたいものを描いている最中だと言います。そんな『TimeTuberゆかり』のコミックス第3巻が、2026年3月18日に発売されています。みなさん、ぜひチェックしてみてください◎
♪オンエア・リスト♪
M1. 葛飾ラプソディー / 堂島孝平
M2. ガッチャマンの歌 / 子門真人
M3. だまって俺についてこい / 天童よしみ
M4. 淑女の夢は万華鏡 / 奥菜恵
M5. 気持ちだよ / 吉田拓郎
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川島さんにとっては”誇張ナシで神様と断言できる方”だと言うレジェンド漫画家をお迎えして、1対1でじっくりお話を伺いました。
◆漫画少年だった頃◆
幼い頃から漫画が好きだったと言う秋本さん。漫画家を目指し始めたのは小学校5~6年の頃だと言います。当時、手塚治虫先生が監修した漫画の描き方をテーマにした本があり、それを参考に見よう見まねで漫画を描いていたとか。
その後、14歳の頃には『石ノ森章太郎のマンガ家入門』という本が出版されます。こちらは、石ノ森先生の監修による、漫画家になるためにはどうすればいいかが全部書かれた本。この強烈な参考書は当時、日本中の少年少女にショックを与えたそうで…秋本さんもこの本に衝撃を受けた1人だったそう。漫画家になってからも読み返すと言うほどの、読めば読むほど深い1冊だとおっしゃっていました。
◆アニメーターを経て漫画家に◆
秋本さんが漫画家になる前には、アニメーターをしていた時代がありました。高校時代に漫画部に所属していて、そこでアニメ制作の面白さを知ったことで、アニメーターを目指すように。東京にたくさんあったアニメ会社を見学に行き、その中でアニメ会社の「タツノコプロ」に就職。そこでは『ガッチャマン』のアニメ制作にも携わっていたとか。
学生時代からずっと漫画を描いていた秋本さんですが、アニメーター時代もその習慣は続いていたそう。アニメ会社を辞めたタイミングで、それまでに描き溜めていた作品を出版社の漫画賞に送ったところ、編集部から声がかかり、トントン拍子で漫画家としてデビューすることになりました。

◆こち亀◆
こうして1976年に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載が始まり、秋本さんは漫画家としてデビューを果たしました。
この印象的な長い作品タイトルは、秋本さんいわく「目立とうとして付けた」のだとか。連載が始まった当時は”すぐ終わるだろう…”と思っていたことから、読み切りのつもりで最初は描いていたとか。秋本さんいわく、それまであまりギャグ漫画を描いた経験がなかったそうで、デビューしてから、話の組み立て方を教わったとか。当時のジャンプは若手漫画家を積極的に起用していたため、秋本さんもプロでありながら修業しているような感じで、連載をやりながら漫画の描き方を覚えていったとおっしゃっていました。
当初は懐かしいネタがストーリーの中心だった『こち亀』ですが、次第にストーリーの中に時事ネタやトレンドも取り入れるようになります。秋本さんによると、コミックス第100巻が終わった頃にパソコンや携帯電話といったサービスが登場したそうで、次第にそういった新しいネタもあえて入れるようになったと言います。
数ある『こち亀』のエピソードの中でも、川島さんが特にすごいと思った回が"お化け煙突"の話(第575話 / コミックス第59巻8話『おばけ煙突が消えた日の巻』)。”お化け煙突”のエピソードは調べてもあまり出てこず、当時生きてた人しか体験できないことですが…秋本さんによると、ある時、足立区で”お化け煙突写真展”なる展覧会が行われていたそうで、それにインスピレーションを得て、図書館で資料を集めて調べ、このエピソードが生まれていったのだとか。
◆ミスタークリス◆
1985年からは『こち亀』の連載と並行する形で『ミスタークリス』の連載もするように。当時は月刊連載の漫画を描きながら、週刊連載の漫画も描いている漫画家がいたそうで、秋本さんもやってみたら案外描けたと言います。
『ミスタークリス』の連載当初、「女の子を描くのが苦手だった」という秋本さん。そのため、”月刊で女の子が主人公だけど、男の子だということにすれば描きやすい”ということから、『ミスタークリス』の物語が生まれたとか。東京の下町を舞台にした『こち亀』に対し、『ミスタークリス』は海外が舞台。『こち亀』で描けないものを『ミスタークリス』で描くことで、れぞれの作品で描いたものがもう一方にもインスピレーションを与え…いつしか相乗効果が生まれていったと言います。秋本さんは「『こち亀』が続いたのは『ミスタークリス』のおかげ」ともおっしゃっていました。

◆アイデア◆
秋本さんの漫画のアイデアはどこから湧いているのか伺うと…「ラジオを聴いてるとき」というお答えが!音楽を流していたこともあったそうですが、人の声を聞きながらの方が作業しやすいそうで、ふと流していたラジオで耳にした面白そうなネタを手元にメモして、それを集めて作品ができあがることもあるのだそう。
ここで川島さんから「『こち亀』のネタはストックしている?」と質問が。秋本さんいわく、今でも時々ネタを考えてしまうことはあると言います。仮想通貨、SNS、VTuberなどなど…川島さんをはじめ、読者からすると”これ、両津がやってたら…!?”とついつい考えてしまうテーマは世の中に溢れていますが…一体、どんなネタがストックされているのでしょう?!
◆TimeTuberゆかり◆
現在、秋本さんはグランドジャンプにて最新作『TimeTuberゆかり』を連載中。担当編集者の知り合いに『こち亀』のファンがいて、”こういうのを読みたい”と持ちこんできたところから始まった作品。”トンチンカンぶりを描いたら面白いのではないか”というところを出発点に、『TimeTuberゆかり』を通じて描きたいものを描いている最中だと言います。そんな『TimeTuberゆかり』のコミックス第3巻が、2026年3月18日に発売されています。みなさん、ぜひチェックしてみてください◎
♪オンエア・リスト♪
M1. 葛飾ラプソディー / 堂島孝平
M2. ガッチャマンの歌 / 子門真人
M3. だまって俺についてこい / 天童よしみ
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M5. 気持ちだよ / 吉田拓郎
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