三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.06.11

台湾・香港と日本をつなぐ

株式会社ジーリーメディアグループ
代表取締役
吉田皓一さん
台湾人・香港人向け日本情報メディア『樂吃購!日本』を運営



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、株式会社ジーリーメディアグループ 代表取締役の吉田皓一さんです。

吉田皓一さんは、防衛大学校を経て慶應義塾大学卒業後、朝日放送に入社。3年勤務したのち退職、2013年に台湾でジーリーメディアグループを創業。台湾をはじめとしたアジアと日本をむすぶ事業を展開されています。

今週は主な事業内容について伺っていきたいんですが、まずこの「ラーチーゴー!日本」これはどんなサービスなんでしょうか?

「簡単に申しますと、台湾の方が日本に来る旅前あるいは旅中でどこに行こうかな、何を買おうかなという参考にするメディアでして、毎月台湾で300万人ぐらい使っていただいているメディアになります。この名前のラーチーゴーというのはちょっと変わった名前なんですけど、これは中国語でして、ラーというのは遊ぶ、チーは食べる、ゴーは買うという意味の言葉になっていて、中華圏では漢字3文字のネーミングが結構ポピュラーなので、この名前になりました。」

300万人がアクセスするとのことですが、どういう記事が多いんですか?

「まずもってエリア分けをしていまして、いわゆる北海道版とか、東京版、関西版みたいなエリア分けをしていまして、遊ぶ、食べる、遊ぶj、それぞれのカテゴリーの情報を各エリアごとに分けて紹介しているというメディアです。」

人気の記事だとどういったものになりますか?

「やっぱりグルメは鉄板ですね。あとはなかなか日本人の想像及ばないところでいくとバイク用品とか、日本のいい商品はものがいいということで、日本で買いたいというニーズがあるので、なかなか日本人は想像できないかもしれません。」

ちなみにグルメが人気とおっしゃっていましたが、台湾の方が好きな日本グルメって何なんですか?

「もう困ったらラーメンですね。やっぱりラーメンは鉄板で、あとは焼肉、和牛が大好きなんですよね。僕も12年やってますので、創業当初はラーメンとか焼肉が定番だったんですがだんだんニーズが細分化してきて、高級路線へのニーズが大きくなってきました。というのは背景がありまして、まずもって僕が創業した当時、1台湾ドルで2.5円でしたが、今4.8円なんですよ。つまり、台湾の方が日本に来ると全て半額みたいな状況になるんですね。なおかつ台湾はおそらく今年ぐらいに日本の1人当たりGDPを追い抜きますので、景気もいいし為替も円安でもうダブルでお買い得なんです。」

若い人が多いというのは聞いたことがあるんですがいかがですか?

「台湾に関してはもう老若男女みんな来ています。台湾の人口は2300万人なんですが、2019年ベースで1年間日本に来た方は延べ500万人、2,300万分の500万人なので4人に1人が来ているという計算になります。」

でもそれだけいると台湾の方に届ける情報ですから、旅行者の特徴を分析しなければいけないと思うんですがいかがですか?

「我々は文字のテキストの記事もあれば動画なども作っていますが、作るのは全員台湾人の社員ですね。そこはもう先ほど申し上げたバイクのヘルメットみたいなことは想像できないので、作るのは台湾の皆さん、一方で我々の収入源っていうのは企業とか自治体の方がもっと台湾の人に知ってほしい。そのニーズを細やかに汲み取るのは日本人の社員という両輪でやっていますね。」

どうして「ラーチーゴー!日本」を作ろうと思ったんですか?

「僕も朝日放送を3年やって、それから起業したんですけど、いろんな失敗をする中で、まさかこんなに訪日客が増えるとも思ってなかったですし、いろいろ内野ゴロの山を築く中で、最終的にそこそこヒットしたのがこちらの商品だったというところです。あとは台湾に特化したというのは、日本と台湾って民間交流は非常に頻繁ですけれども、当然国交はないですから日本大使館は台湾にないし、中華民国大使館は日本にないですから、我々民間で何かできることがあるんじゃないかなということで、台湾を拠点にすることを決めました。」

吉田さんはYouTubeもやってらっしゃると聞いて、ここでは専任のリポーターとともに代表自ら中国語で観光地や商品をレポートしているというふうに聞いたんですが、言葉はどうやって勉強したんですか?

「言葉は大学のときに独学で学びました。経済学部だったので基本は英語をやらなければいけないんですけど、周りが帰国子女とかが多くて、ちょっとそこは勝てないな、ということでちょっとスイッチして、中国語を0からずっと毎日CD聞いてやっていました。当時はまだ中国のGDPは日本の半分以下で、もう中国語勉強してるっていう言うと同級生からは変な目でどうしちゃったのっていう、なんで英語勉強しないのってちょっと変な目で見られてたときでしたね。」

今の活動の前身となるような活動はされたんですか?

「2011年ぐらいにFacebookページを立ち上げまして、当時はまだいわゆるインフルエンサーさんがいなくて、名前出し顔出しで、日本人で中国語でそういう情報発信してる人がまだいなかったので、面白がってもらえて、半年ぐらいでフォロワーが10万人ぐらい台湾でついて、それきっかけで台湾のテレビとか出してもらって、元々テレビ屋なんで求められてる物とかが何となくわかるじゃないですか、それでちょっと名前が売れて、その10万人の皆さんにフロアにどういったサービスがあったら嬉しいですかってコミュニケーションしたら、クーポンが欲しいとか、あるいは日本行きたいんだけど桜の開花予想出たらすぐ欲しいとかというのを全部集めて作ったのが「ラーチーゴー!日本」です。」

台湾からの訪日客ってどういう人が多いですか?

「簡単に言うと、ローカルに行きたいというニーズが多いです。もう9割以上の人がリピーターで、2回目以降の訪日なので、東京は何回も行っています、道頓堀とかも何回も行ったし、京都とか外人だらけでもうなんか日本来た感じがしない。例えば東北だったら、全外国人、訪日観光客の中で台湾・香港の比率って50パーぐらい、半分ぐらいが台湾からでして、四国とか九州とかそういった、いわば日本のちょっと経済が疲弊しているシャッター通りの商店街が増えているようなところめがけて台湾の方が行ってくれて、そこにお金を落として好きになって帰ってくれるので、我々にとってはやりがいはあります。」

最後に、これまでに乗り越えてきたハードルを教えてください。

「我々はいわゆるスタートアップベンチャーみたいに資金調達していないので、100%自己資本でやってるんですね。なのでスタートアップの場合は赤字を出して短期急成長を志向しますけど、我々は赤字を出せないので、黒字をしっかり出しながら長期安定成長を志向してますから、創業当時、今もそうですけど、やっぱりファイナンスの部分は常にハードルがありますね。」

株式会社ジーリーメディアグループ 代表取締役の吉田皓一さんにお話を伺いました。来週もよろしくお願いします。


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