三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.03.09

東北を盛り上げる一心

Tregion株式会社
代表取締役
吉田慶さん
『日常の中に東北を』というコンセプトの元「食」を通じて東北を盛り上げていく『場所』作りをする会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストはTregion株式会社代表取締役の吉田敬さんです。
吉田さんおはようございます。
Tregionのコンセプトは、『日常の中に東北を』ということで、
食を通じて東北を盛り上げて行く『場所』づくりをされていらっしゃいます。
まずは、運営されている飲食店について伺うのですが、何店舗ありますか?

「お店は現在計5店舗ありまして、東京には2店舗、港区の赤坂でやっております。後、JR 仙台駅の中に1店舗と、岩手県盛岡市に2店舗やっております。」

お店で出される食材としてはやはり東北のものが中心になりますか?

「そうですね、ほぼほぼ東北のものです。」

我ながらこれも自分でも美味しいなあって思う物って何があるのですか?

「炭火の大きな焼き台があって、そこで焼くホタテとか、牡蠣とか、漁師さんに焼き方教えてもらってやっぱそれがそのまま焼いて食べるのが美味しいですね。」

季節の料理ってのもあると思うんですけど、今の時期っていうのは何が美味しいですか?

「今まさに牡蠣もそうですし、後はめかぶ。めかぶをしゃぶしゃぶで食べたりとかですね、炭火で焼いたりとか」

もずくのしゃぶしゃぶは食べたことあるんですけども、めかぶのしゃぶしゃぶはないですね。お酒なんかもね、東北のお酒も美味しいですよね。

「うちは地酒ですね。日本酒、ワイン、クラフトビール、なんでも東北6県のものが揃っています。」

飲食店、今休業だったり、大変な運営されてると思うのですが、新型コロナの影響ありましたよね?

「そうですね、特に東京は大変な事になっていまして、6千万くらい赤字でましたね。なので、なかなか大変な状況です。閉店するとか、会社の規模を縮小しようかとか、考えましたが、これかたも東北のために事業していく覚悟が持てたので、今年も3店舗お店を出したり、飲食以外の製造販売に力入れてやっていこうと。」

東北の食っていうところに、明らかに足場がついてる。
そこに目標もある、そこさえブレなければ色々なことできるっていう風に思ってらっしゃる感じですかね。

「飲食業だけをやろうと思ってるわけではないので、あくまで場として飲食が有って、そこで向こうの生産者の方が来て交流したりとか、イベントしたりとか、その魅力が伝わる場所としてあの店をやっているので、本当に魅力が伝わるのであればもう何でもいいということね。」

交流っていうのもやっぱ大事になるじゃないですか、先ほどおっしゃったようにね。作られた生産者の方と繋がるとか、それを出してるお客さんと繋がる、
交流ってことですけど、コロナの影響でその交流が大変な部分あるんじゃないですか?

「もう本当にほとんど出来なくなってしまったので、我々が飲食店、リアルな場所でやろうとしていたっていうことが、ほとんど出来ない。もちろんオンラインに置き換えることは可能なんですけども、やはりそれだけではどうしても直接の出会いの場が持てないっていうのは、本当に苦しい、辛い気持ちですね。」

Tregionでは東北を盛り上げるイベントも手掛けていらっしゃるという風に伺ったのですが、昨年やっぱりコロナの影響でイベント厳しい状況だったと思うんですけど、過去のイベント、今までやってきた東北を盛り上げるイベントで印象に残っているイベントってのはどういうものがあるんですか?

「色々あるんですけど、例えば昨年行った、盛岡市の事業をやっていまして、そのイベント東京でやったんですけども、その時に僕らがお店を出してるエリアに9店舗ぐらい一緒にお店出されてる方達がいて、その方達も一緒に盛り上げたりして、
僕らが東北でお店を出す理由っていうのは、その地域に根ざしていくっていうことをやっていきたくてなので、地域に根ざして地元の方達と一緒に東京でイベントやれたっていう、今までは東京の人間として行ってきたんですけど、仲間の一員として一緒にイベントやれて、すごく嬉しかったです。」

本当の意味で一体化したというのか、そういう事ができたわけですね。
ここまでお話伺ってきて、吉田さんは飲食関係のお仕事ずっと行ってらっしゃる方だと思ってる方もいると思うんですけど、Tregionを始めるまでは飲食の経験がなかったって伺ったんですけど。

「全く務めたこともなくて、お酒も飲まないので、あんまり飲み屋さんも知らなくて、それで始めちゃったので、なかなか大変でした。」

きっかけは何ですか?

「東日本大震災で、ボランティアに行って、その後 NPO 法人の職員を3年ほどやっていたんですけども、東北復興支援に携わることで、本当に東北の為になる事ってなんだろうってずっと考えて、結果、継続的に東北を応援していきたいという思いで、しっかりビジネスでお金を生み出していくということが必要だなっていうのを感じて、全然ビジネスしたことなかったんですけども、その思いだけで初めてみた感じです。」

ビジネスするということが大事ですよね。
僕だって関係性としてはチャリティーだったり、寄付するとかそういう関係ではなく、地元の人たちが地元でちゃんと稼げる、ビジネスできる、
そこがやっぱ、その言葉として正しいか分からないですが、自立していくと言うか自分たちで力強く立ち上がっていくことっていうことがすごく大事だっていうことを僕も被災地に行った時にお話を伺ったんですけど、それをやろうとしてるわけですね。

「そうですね、もちろんボランティアも大事だし、寄付も大事、いろんな必要な物ってあると思うんですけど、その中でもビジネスでやっていくっていうのは、
僕らも、地元の方に対しても、お互い良いことかなと思ってやってます。」

同じ目線で話せるわけですよね、ビジネスっていう関係性になるとね。
そこが大事だなと思います。で、東北には本当に美味しいものがいっぱいあるわけじゃないですか、それを使ってビジネスするっていうことって自然なことだと思うんですよね。

「本当東北のためになることで、一番考えたのは、ファンになっていただく事、
東北を好きになって頂ければ、旅行行こうかなとか、今日は東北の物食べようかなとか、取り寄せてみようかなとか、そういうファンを作るっていうのが、
一番長く続いていく関係なのかなと思いました。」

最後に、吉田さんがこれまで乗り越えてきたハードル教えて頂けますか?

「皆さんそうだと思うんですけど、会社やっていく中で常にハードルがあって、会社がやろうとしている、やるべき事っていうのが僕の身の丈に合ってないことでも、自分の能力以上のことを常にやって、会社を成長させてきたという、自分をのり超えるという事です。」

吉田さん、また来週お話を伺いますので、来週も宜しくお願いいたします。

«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 160 | 161 | 162 |...| 375 | 376 | 377 || Next»
  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP