三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.09.12

当たり前のことを当たり前にやる。

花光雅丸
株式会社 subLime
代表
花光雅丸
亜流から本流へ。居酒屋の神様との出会い

今回は、株式会社 subLime代表の花光雅丸さんをお迎えしました。
花光さんは、1981年生まれ。和歌山県出身です。
2004年に青山学院大学を卒業。翌年2005年に
東京吉祥時にオープンした屋台バー「subLime」を足がかりに、
翌年、株式会社サブライムを設立。
効率を上げる経営と企業買収などで急激に事業を拡大。
現在「ととしぐれ」「ひもの屋」「エビス」など、
展開する飲食チェーンの数はグループ合計でおよそ300店舗!
飲食業界の若き風雲児として、注目を集めています。

まずは、起業のキッカケについて伺いました。

「元々高校3年の時に何かの商売をやりたいと思っていましたが、
 先立つものはお金だということで、
 大学1年の時から飲食でバイトをはじめました。
 その時に飲食は楽しいなと、これを一生の仕事にしたいと
 飲食店で独立した形になります。
 その時にバイトで大学の3年ちょっとで1000万円を貯めました。とても大変でした。
 それで、22歳の時に、南紀白浜で夏限定で屋台をはじめました。
 そこから、牛角や土間土間をやっている、
 レインズインターナショナルに一年限定で就職して、
 それでまた東京の吉祥寺で屋台を開きました。」

そこからたった11年で300店舗を展開、売り上げは160億!
どうしたらそんなことが可能なのでしょうか?
そこには花光さんの独自の理念がありました。

「お金の仕組みや財務を徹底的に学びました。飲食は投資産業なので、
 お金をどう調達するかを考えて違うアプローチで飲食を展開していきました。
 投資するための資金を集めるための勉強を行った結果、
 仲間が増えてお店が増えた形になります。」

さらに、大きな転換点となったのが2013年。「八百八町」という会社の買収です。

「居酒屋の神様と言われる、つぼ八をつくった石井さんという方がいたんですが、
 その方が八百八町という会社をつくって、お前に任せるよ言ってくれたことが
 大きな意味を持ったんだと思っています。
 当時、subLimeは亜流だと思われていたんですが、
 亜流から本流に任せるという転換点になっています。
 石井さんがつぼ八をつくって独立をしたのが31歳の時で、
 僕が石井さんに会社を任せてくださいと言ったのが31歳の時。
 時代の節目にはそういうことが起こるから、
 俺は値段じゃなくてお前に決めたと言っていただきました。」

様々なハードルを全てを夢の架け橋だと思って、肥やしにしていったと語る花光さん。
最後に飲食店経営で大事なことは何か?伺いました。

「当たり前のことを当たり前にやる。
 例えば、サービスする時にジョッキをドンと置かないとか、
 目を見てちゃんと話すとか、単純なことですがそれが出来ているかどうかで
 店の価値が決まると思っています。
 そして、それを長くやり続けることが大事だと思います。
 飲食の現場って本当に大変で、単純作業ということもあるので、
 だからこそお客様からの美味しいや、楽しい、また来たいっていう声に
 心から感動できて、心が満たされる人が飲食をやってほしいなと思います。」

来週も、株式会社subLim代表の花光雅丸さんにお話伺います。
次回は、飲食店といえば「人材・スタッフ」が命!
花光代表の、人の動かし方、伺います。

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