2023.03.28
皆の好きを認め合えるような社会の一助になりたい
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストは先週に引き続き、株式会社コソド、代表取締役の山下悟郎さんです。
おはようございます。よろしくお願いします。
山下悟郎さんは大学を卒業後、映像プロダクションなど、様々な会社を設立、
そして2019年、タバコをテーマにポイ捨てや受動喫煙などの社会問題に取り組むコソドを設立されています。
今週は創業にまつわることを伺っていきたいと思います。
長野県のご出身と伺いましたが、子供の頃はどんな子供でしたか?
「長野県は自然が非常に多いところなので、
野山を駆け回って虫を取って遊ぶみたいな生活をしていましたね。」
将来、社長になる、会社を作るみたいな気持ちはありましたか?
「全くなくて、社長っていう商売があることすらよくわかっていない幼少期だったと思います。」
企業や働くことに興味を持ち始めたのはいつ頃でしたか?
「起業という選択肢は比較的なかったタイプではあるんですけれども、
大学のときに会社で営業をするというアルバイトをしまして、
そのときに社会で働く中でやってみたいなと思うことを実現するというので
企業は選択肢としてありだなというのは始めて芽生えました。」
大学は順調に卒業されましたか?
「そんなに順調ではない方でして、営業の活動も非常にやってましたし、
その大学の途中で行った友達と何かビジネスをやってみようということであまり大学に行かずにそっちの方に時間を使っていたので、半分だけ留年して卒業をする形になりました。」
そこから起業にも繋がったのでしょうか?
「せっかくやるなら自分の好きなことをやってみたいなということで会社を立ち上げるぞという人と出会いまして、その人と一緒に映像のプロダクションを作ったというのが2007年になるんですがそれが初めての起業になります。映像のプロダクションではあるんですがモバイルのビデオがこれから来るだろうということで、iPhoneが発売したのが2008年で、まだそんなにモバイルのビデオどうこうという時代ではなかったんですが、これからの時代を見据えてそういった事業をやろうということになりました。」
それが起業,箸垢襪函起業△呂匹鵑覆發里任靴燭?
「ペットのメディアを立ち上げました。犬のメディアになるんですが、いわゆる犬って言っても犬種のサイズでもいろいろ違いますし、疾患でもなりやすいものだったりなりにくいものだったりというのがいろいろ特徴がある中で、ネット上に出ている情報って犬という大枠の括りでの情報しかなかったので、犬種に特化した深く正確な情報というのをメディアとして作って展開していくことで、その犬を飼っている方たちに対して、いい情報が提供できるのではないのかなということで始めました。」
起業というのは今の事業になるんでしょうか?
「厳密に言うといろいろジョイントベンチャーを作ったりというのもあったんですが、大枠で言うと今のタバコの事業というのが三つ目の起業という形になります。」
コソドを立ち上げる上で、どんな調査を行いましたか?
「まず社会課題を解決したいという思いがあったので、そもそもそれがどういったものがあるのかというのを網羅的に調べて、タバコに決まってから、消費はしているもののあまり詳しくなかったので、そもそもどれぐらい消費されてるのかとか、タバコの人口自体は少し減っているが具体的にどれぐらいかなど、税金の仕組みとか、あとはゴミが今どのような感じになっているのかなど、結構網羅的にいろいろ調べました。」
事業を続けてきて新しい発見などはありましたか。
「タバコは皆さんご存知の通り少し嫌われている節がありまして、5年前とか6年前ぐらいはかなり顕著だったなと思うんですが、最近の風潮を見てみると、タバコを吸わない人たちも、喫煙所を作って吸う人は吸う、吸わない人は吸わないで共存できる形がいいよねという建設的な考え方の方が非常に多いなと思っていまして、それこそ喫煙場が減ってゴミが増えていってしまって実害があるというのと、ダイバーシティの考え方っていうのがかなり浸透してきたところが大きいと思います。」
最後に、これからの夢を教えてください。
「我々の会社が皆の好きをそれぞれ認め合えるような社会の一助になればいいなと思っていまして、たばこという狭いテーマでありますが、そういったところのちょっとした支えになれるような会社になれたらなと思っております。」
株式会社コソドの山下悟郎さんにお話を伺いました。
2週にわたってありがとうございました!