三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.02.20

成育過程における健康を守り、その向上に貢献する

株式会社 Kids Public
代表
橋本直也さん
遠隔健康医療相談サービスや医療メディアを提供



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、株式会社 Kids Public 代表の橋本直也さんです。

橋本直也さんは日本大学医学部を卒業後、小児病院での勤務などを経て2015年にKidsPublicを設立。遠隔健康医療相談サービスや医療メディアを提供されています。

Kids Publicはどんなビジョンを掲げてるんでしょうか?

「私達はどこに住んでいても、どんな社会経済的状況においても、妊娠出産子育て成長を経てまた次世代に続く、その一連の生育過程が健やかである社会を実現したいと、それをビジョンに掲げています。」

ビジョンに向けて展開されている具体的なサービスも伺いたいんですが、まず小児科オンラインや産婦人科オンライン、こちらは最近増えているオンラインで診察してくれるサービスということですか。

「こちらはですね、診察は行ってないんですけれども、産婦人科医、小児科医助産師にスマートフォンから直接相談ができるという事業になっています。こちらは企業の福利厚生や自治体の住民サービスで提供していまして、そちらに所属している方々は専用の合言葉っていうのを入れると無料で利用ができるというような形になっています。」

これはいつでも相談できるんですか?

「こちらはさまざまな相談形式があるんですが、基本的には24時間365日相談を受け付けています。」

例えばちょっと軽い症状で相談するまでもないけどちょっと心配だな、みたいな質問でも大丈夫なんですか?

「はい。ご利用される方にはぜひ心のハードルを下げて使ってくださいというふうにお伝えしていて、こんなこと聞いていいのかなっていうようなことでも、本当に抱え込まずに気軽に相談してくださいというふうにやっています。」

Kids Publicという名前なんでもちろん小さい子供が対象になってくると思うんですが、何歳から何歳までのイメージなんですか?

「小児科に関しては、0歳から15歳のお子さんが対象になっていて、小児科オンラインに関しては全て現役の小児科医が対応しています。」

詳しい相談方法を教えていただきたいんですが、電話などもあるんですか?

「相談方法を大きく分けて三つありまして、一つ目がいつでも相談というもので、こちらはイメージはメール相談のような形で専用フォームに質問を入れていただくと、原則24時間以内にお手元に返事が届くというもの、もう一つが夜間相談というもので、平日の夜6時から10時にリアルタイムにLINEのチャット、音声通話とビデオ通話、あとは普通の電話で10分間相談ができるというもの、三つ目が日中助産師相談というのがありまして、こちらは月・水・金の1時から5時に予約なく助産師さんにぱっとチャットができるというものになります。」

具体的な例として、これまでどんな相談とか質問がありましたか?

「小児科であれば、お子さんが夜になって急に熱が出たときに病院に行くべきでしょうか、とか、肌荒れがずっと2週間程度良くならないんだけれども自宅でどんなことできますか、とかですね。産婦人科であれば、妊娠中の出血があってちょっと心配とか、助産師さんだったら授乳の相談とかですね、そういったのが寄せられています。」

多い相談というのはどういったものがありますか?

「小児科であれば、実は育児相談がすごく多く寄せられてまして、病気の相談というよりは日々気になっていることですね。例えば赤ちゃんに靴下って履かせるべきですかとか、部屋の温度って何度が良いんですかとか、本当に育児の悩みから生活に関すること、何でもいいから気軽に聞いてくださいというふうにやっています。」

産婦人科オンラインは、どういった内容なんでしょうか?

「体のことや健康のことも来るんですけれども、結構心が不安であるとか、妊娠出産を経てその状況に対してちょっと心配なことがある、メンタルがちょっと今落ち着かないんだけどというようなことも寄せられますし、あとは本当に産後のお母さんのことですとか、パートナーのことを心配しているような旦那さんからの相談というのも寄せられたりもしますね。」

利用する方は無料のことですが、サービスはどうやって成り立ってるんですか?

「方法としては、まず自治体ですね。自治体が地域に住んでいる方には無料で使っていただくと、で運営費は自治体から私達はいただくというような形式が一つと、企業さんであれば福利厚生という形になります。」

冒頭にご紹介した医療メディアというのも行っているということでこちらは何ですか?

「こちらはですね、産婦人科オンラインジャーナル・小児科オンラインジャーナルというふうな名前で呼んでますけれども、今400超える記事があって、相談を待ってるだけだとちょっと受身なので、こちらからプッシュでいろんな医療情報を伝えようということで、定期的にLINEやメールで会員様に向けて発信してるようなメディアになっています。ライブ配信でよくある相談について医療者が説明をするというようなことも行っています。」

最後にこれまで乗り越えてきたハードルについて教えてください。

「これは捉え方次第なんですけれども、私あんまりハードルとか困難というのを基本的に感じなくて、いろんなことはもちろんありましたけれども、絶対これは社会に必要だと思ってやっていますし、一つ一つが困難だったりハードルというよりは、本当に目の前には道しかないと思って日々過ごしております。」

株式会社 Kids Publicの橋本直也さんにお話を伺いました。ありがとうございました。


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