2022.10.25
世界にエシカル就活を。
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
先週に引き続き、「エシカル就活」を展開している
株式会社アレスグッド 代表取締役CEOの勝見仁泰(かつみ・きみひろ)さんです。
勝見仁泰さんは1998年生まれ、現在23歳。
パタゴニア、ソフトバンクのインターンなどを経て、
高千穂大学在学中の2020年11月にアレスグッドを創業されています。
先週は主な事業内容をうかがいました。
「エシカル就活」というユニークな就職活動用のプラットフォームを運営
エシカルな活動を行っている企業と就活している人を繋ぐマッチングサイト
会社の「名前」や「業種」にこだわるのではなく、
様々な社会課題に向き合っているエシカルな企業かどうかで、
就職を決める方が増えてきた、というお話でした。
今回は主に、勝見さんのこれまでと創業された時のお話をうかがいます。
ご実家は八百屋さんだそうですね?
「東京の杉並区出身なのですが、2世代続く八百屋さんの四男坊です。
学校が終わったらそのまま八百屋で働いてました。」
そんな中、熱中したスポーツが野球だとか?
「兄の影響で幼少期からやっていました。高校、大学と野球の推薦で行きました。」
野球のプロを目指す一方で、東南アジアに1人旅したそうですね?
「野球や八百屋しかない中、自分は人生をかけて何がしたいかを探しに英語喋れな中高校の夏休み1ヶ月間行きました。」
どんなこと感じられましたか?
「訪れたフィリピンの首都の路地裏で見た光景に大きなにギャップで、10歳くらいの子供が、学校に行かず、ゴミ山から金属やアルミを採取している姿に衝撃を受けました。そして環境問題に興味が芽生えました。」
大学は高千穂大学に進学。
学生時代から、会社を作るべく、活動していたんですか?
「大学入学から「ビジネスで社会課題を解決する」というミッションを掲げ、大学2年で、フィリピンのスラム街での教育事業を現地法人に譲渡、
大学3年でドイツに1年間留学し、現地の友人と途上国の特産品を活用した有機化粧品事業を共同創業。
しかし、事業経営が上手くいかず、コロナの影響もあって事業撤退しました。」
スタートアップの先輩や会社の社長さんに相談されたりしましたか?
「インターネットで調べて、会社の前で出待ちをしたり、
SNSでDMをしてお話をさせていただきました。」
プラットフォームを作るには技術者も必要ですが、
社員集めはどうやって行ったんですか?
「大企業で働いていた方が多数所属していて、自分が最年少になります。
パッションと熱量で集めました。」
「スキルや仕事のできる量も圧倒的に皆さんの方ができるのですが、僕が負けないと思っているのは、熱量とこういう世界にしたいと思うビジョンです。
他のスキルは補ってもらっています。」
エシカルな活動に興味をもつ学生が増えている理由はどこにあるんでしょう?
「日本社会、ないしはグローバルな視点で見ると、
多くの途上国であれば、今日食べるご飯が無いという方は一定数いると思いますが、その数は減っています。
そうなると、人間の欲求として、全ての欲が満たされた後に社会的欲求が生まれてきます。そういう人が先進国で増えてきています。
人間的に不可逆な流れだと思っていて、こういったエシカル就活というサービスが対明がすごく良かったです。
なので、自然に口コミで広がっていきました。」
これからの夢を教えて頂きたいです。
「実は、今アメリカに事業を広げています。
世界には若い世代が26億人います。
若い世代がこれからの世界市場を作っていくので、ここをアップデートしたいと思い、Z世代がもっとも多いアメリカの学生をターゲットにエシカル就活を広げていきたいと思っています。」
2週にわたってありがとうございました!
株式会社アレスグッドの勝見仁泰さんでした。