2022.07.12
ペットに新鮮なご飯を
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストはペットウェルネスカンパニー株式会社PETOKOTOの代表取締役社長、大久保泰介さんです。
よろしくお願いします。
大久保泰輔さんは、大学在学中にイギリスでサッカーをする傍ら、イギリスのユニクロのマーケティング業務を担当。2012年、グリー株式会社に入社、ITの可能性を通して、ペットライフを豊かにしたいと、2015年にPETOKOTOを企業されています。
このPETOKOTOという会社名の由来なんですけどもペットウェルネスカンパニーということでやっぱりペットから来てるんですか。
「ペットのことならPETOKOTOということです。」
今週は主な事業内容にで伺っていきたいなと思います。
PETOKOTOは、ペット関連の事業をいろいろ手がけてらっしゃるんですが、まずはPETOKOTOFOODSというサービスがございますね。
特徴を教えてください。
「ポイント三つありまして、安心安全と美味しいと体重管理です。国産の食材をメインに使用していまして、
スチームで加熱をして急速冷凍でお届けするので、解凍して温められるご飯になってます。
食いつきが非常に良いご飯でして、体重管理も独自のアルゴリズムから、
ワンちゃん1匹1匹に最適なカロリーをご提案してお届けしますので、ワンちゃんの名前を入れてお届けをするサービスであります。」
レシピっていうのも結構いろいろあんですか?
「今4種類ありまして、ビーフとポークとチキンとフィッシュ、4種類ありますね。」
どなたがそのレシピが考案されたんですか?
「日本の獣医師ではなくて、ニュージーランドの獣医さんを頼ってまして、彼は米国栄養学専門医という犬の栄養のスペシャリストに頼ってますね。」
既存のペットフードより優れていると、自負されているところはどういったところにありますか?
「優れているって結構難しいんですけど、僕自身がコルクという元保護犬のコーギーを買ってまして、コルクがずっとカリカリを食べていいのかなと、
僕がもし犬になったら、食べたくないんだって思ったんですね。
なので、僕たちが食べれるぐらい新鮮なご飯をあげたいっていうのが一つありますね。」
先ほどちょっとお話の中に米国栄養学専門医獣医師の方々が協力してくれたとかっていう話があったんですけど、
これどういった技術とか知識を持たれてる方なんですか。
「栄養の研究を実際に診療でやってらっしゃいますし、獣医さんとしてもきちんと飼い主さんを見てらっしゃるというところの先生ですね。」
だから獣医でもあり、栄養学の観点でペットとの向き合い方も学ばれてる方ということなんですね。
例えばさっき4種類メニューがあるとおっしゃってたんですけど、どんなメニューがあるんですか。
「例えば、ビーフだと牛肉はもちろんなんですけど、お米とか卵とか小松菜とか入ってます完全食になりますので、
サプリメントがきちんと入っていて、ナトリウムとカルシウムが入っているご飯になります。」
栄養的にもちゃんとバランスを考えて、必要なものを足したりとかしてるってことですね。
「子犬のワンちゃんから老犬のワンちゃんまで全部大丈夫なご飯です。」
「最近手作りであげる方も非常に増えてまして、やっぱりお金もかかりますし、
手間もかかるし、かつ栄養のそのバランスが取れないっていう課題あるんですよね。」
実際これを食べたワンちゃん、健康ですとか寿命の方で良い影響というのがあるんですか?
「例えば、涙やけという症状があるんですけど、それがちょっと改善したとかですね、
老犬でもうドライフード食べれなくなっちゃったワンちゃんが、もう最後の最後まで食べてくれて、感謝しますみたいなお手紙いただきますね。」
これはメニューを決めるときってのはそれぞれのワンちゃんに合ったっていう話だったんすけど、どうやってそれは決めるんですか?
「あくまでメニューに関しては4種類しかないんですけど、例えばアレルギーがある場合はそのメニューを抜いたりですね、
どちらかというとカロリーベースでお届けしてるご飯になります。」
それはお客さんが記入をするのですか?
「スマホからフード診断というのがありまして、体重ですとか、年齢とかアレルギーを入れていただくと、
あの最適なカロリーとメニューをご提案して好きに選ぶこともできます。」
やっぱり市販のドライフードに比べたら、消化率とかそういったところもいいんですよね。
「論文でも発表されてますし、ベルギーの獣医師の研究チームだとか市販フード食べるよりも、手作りご飯食べてるワンちゃんの方が3年近く長生きするってのわかってまして、これ人間に換算すると10年以上なので、大きいなと思います。」
PETOKOTOメディアというのもされているということなんですが。これはどういったものですか?
「ペットと暮らす方の一生を彩るメディアになりまして、獣医さんとかトリマーさんとか100名以上の専門家が執筆が入る信頼性が特徴のメディアになっております。ワンちゃんネコちゃんの病気やしつけからドッグカフェとか宿とかですねお出かけ情報まで幅広くお伝えしております。」
自分のわんちゃんに対するご質問にWebで、その質問に答えてそうすると最適なメニューが提案される、
でそれは冷凍でお届けされるわけですね。で、解凍して、要はホットフードとしてワンちゃんに出せると。
「湯煎とか、レンジでも結構なんですが温められるものになっています。基本定期配送になります。
例えば夏場だと冷たいままでもあげられますので、熱中症対策としてもご利用いただけます。」
OMUSUBIというサービスもあるというふうに伺いました。
「保護犬保護猫と家族を待ってらっしゃるワンちゃん猫ちゃんと新しい家族を結ぶ場所としてデジタル上で出会えるサービスになっております。」
「保護団体さん全て審査させていただいておりまして、
審査を通過した保護団体さんの保護犬猫が募集されているマッチングサイトになります。僕たち迎えたい方に関しても、
データを活用して、六つの質問にお答えいただくと、
相性度を表示しますので、例えば、高齢の方であれば子犬を迎えるよりも大人の方から迎えていただきたいとかそういったことをしてます。」
ワンちゃんも命ですから、やっぱ子犬からだと一緒に暮らす時間ってのは長いですからその先のことまで考えなきゃいけないとか、本当いろんなそういう診断もやってくれるんですね。
今年5月に日本初のペット専用新幹線の実験をされたというふうに伺いました。
「JR東日本さんと提携しまして、日本で初めてペット専用の新幹線を走らせてきました。」
どういう新幹線になるんですか?
「新幹線全部貸し切って、ワンちゃんをいつもケージですけど、ケージの外に出して膝の上とか、みんなで楽しみながら軽井沢行きました。」
お客様の反応如何でしたか?
「本当に夢のような時間だと言っていただいて、感無量でした。」
ということでそろそろお時間が来ました最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「いくつもあるんですけど、給料日前日に残高が10円になったっていうのを乗り越えたハードルが一番大きいかなと思います。」
来週もよろしくお願いします。株式会社PETOKOTOの大久保泰介さんでした。ありがとうございました。