WELLNET presents 旅めし

日曜 12:00-12:25 TOKYO FM/JFN38局ネット

日曜日のランチタイム。北海道から沖縄まで、日本海から瀬戸内海まで、岩木山から阿蘇山まで……。日本各地の「食、地産地消、名産・特産品、民芸や工芸、伝統、人々の営み」を伝えていく、日本全国をたっぷり味わう旅番組です。 さぁ、今日も、その土地ならではの味わい、ローカルフードを求めて、一緒に、旅に出かけましょう!

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綿引さやか

オンエアレポート

広島県corner

尾道水道を眺め、瀬戸内の海風を感じながら食べる、「尾道雁木カリー」。

#尾道
尾道駅を出てすぐ目の前に広がる、駅前港湾芝生広場。尾道水道沿いに広がるそこは、地元の人たちにとっての憩いの場です。その水辺の公園広場の一画に、「尾道雁木カリー すいご」はあります。
カリーライスと、カリーラーメンもあります。
「尾道雁木カリー すいご」を営むのは、アウトドア・プランナーの高橋逸爾さん。店主で料理人ですが、店が休みの日には、アウトドア・クッキングから、カヤック、ツーリング、キャンプ、焚き火などなど、アウトドアのガイドであり、講師でもあります。
お店を手伝うのは息子さん。
こちらが今週の「旅めし!」、スモークチーズをトッピングした「雁木カリー」!
アウトドア仲間でもある演出家、和田勉さんからかつてもらった「華麗」の書(?)を見せてくれる、高橋逸爾さん。
船着き場の、階段状になった構造物を「雁木」と呼ぶそうです。雁木はかつて木造でしたが、今ではほとんどがコンクリート製。その昔、尾道の港には木造の雁木があり、北前船をはじめ、たくさんの船が接岸して、大いににぎわっていました。尾道水道は、瀬戸内海を旅する船の、重要な航路であり、木製のその雁木は、船の船員たちが乗り降りしたり、積み荷を乗せたり降ろしたりする、とっても重要な場所であり、ステップでもありました。カヤックで四国まで、瀬戸内海を渡ったこともある、高橋さんは、海と船を愛する男。高橋さんは、かつての尾道の、水辺の風景に思いを馳せて、自分の店に、「雁木カリー」という名をつけた……というわけ!ちょっぴりロマンティックなネーミングなんですね。高橋さん、ごちそうさまでした!
「尾道雁木カリー すいご」 広島県尾道市東御所町60-8
TEL:0848-25-5477