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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.05.27

ゲーム依存症は“精神疾患”に

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


ゲーム依存症は“精神疾患”・・・WHOが分類改訂

このニュースのあらましは…


世界保健機構(WHO)は、スイス・ジュネーブで開かれている年次総会の委員会で、オンラインゲームなどにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を「ゲーム障害」(ゲーム依存症)と呼び、精神疾患と位置付ける「国際疾病分類」を正式決定しました。


鈴村:僕もゲームやりますし、ずっとゲームに触れてきたタイプなので、このニュースにすごく注目しているんですけれど、この件に関してネットの反応はどうですか?


米重さん:批判的な意見が多いですね。これって、例えばゲームをSNSとか仕事、恋愛とかに置き換えれば何にでも当てはまるんじゃないか、っていう反応がありますし、海外では業界団体が証拠不十分なのでは、と再検討を求めている…という話もあります。


鈴村:精神疾患ということは、治療が必要な病気に分類されるということ?


米重さん:そういうことになりますね。なので、これから病院などの医療機関での研究が進められると思われます。


鈴村:ゲーム依存症と診断される基準はあるんですか?


米重さん:ゲームをやる時間や頻度などをコントロールできず、家庭や学校、職場など日常生活に大きな問題が生じてもゲームにのめり込んでしまう。こうした行動が1年以上続いてしまう…などです。


鈴村:現在「eスポーツ」など、ゲームが一般的になってきていますが、ゲーム人口はどれくらいで、またその“依存症”と呼ばれる方はどれくらいいるのでしょう。


米重さん:欧州の調査会社によると、世界のゲーム人口は推計で約23億人。WHOでは、そのうち2〜3%が依存症の恐れがあると試算しています。


鈴村:現在、ゲーム依存症を診断・治療できる医療機関はあるのでしょうか?


米重さん:こちらは疾病として定義されたばかりなので、まだそういった医療機関は少ないと思われます。国内の関連学会は今後新しい基準に基づき、正確な診断ができるよう手引を作成する、という話が出ています。


そして、今日の #スズコメ はこちら。




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