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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.05.28

これからのネットメディアの在り方について

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺ったのは、BuzzFeed Japan創刊編集長の古田大輔さんです。今日の話題はこちら!


「これからのネットメディアの在り方について」

古田さんはネットメディアに関わって3年余り。この度、5月末でBuzzFeed Japanの創刊編集長を退任し、BuzzFeed Japanのシニアフェローになられるそうです。


鈴村:シニアフェローというのはどういうポジションになるんでしょうか。


古田さん:社内からも「シニアフェローって何なんですか」と言われるんですが(笑)相談役とか、そういった役割だと捉えていただければ良いかな、と。


鈴村:BuzzFeed Japanとのつながりを持ちつつ、もう少し自由に立ち回れる…みたいな感じですかね。


古田さん:そうですね。僕自身はBuzzFeed Japanに対してすごく愛着がありますし、いまの社員、特に編集部員に関しては僕が採用に関わった人ばかりなので、そこは引き続きサポートを続けたいと思っているんですが、同時に、個人として組織を超えてやりたいことも色々と出てきていて、今後はそういったことをやっていこうかな、と思っています。


鈴村:古田さんはBuzzFeed Japanの立ち上げから参加されていた、ということで、当時は相当大変だったのでは?


古田さん:僕は2016年に朝日新聞を辞めてBuzzFeed Japanに加わったんですが、初日にオフィスに入ったときに自分ひとりしかいませんし、オフィスにゴミ箱もないんですよ!筆記用具すらない状態から始めなければならなくて。これは結構痺れましたね。それまで5000人の組織にいて、そこから社員番号1番ですから。


鈴村:まず最初に心がけたことは?


古田さん:我々は何をする組織なのか、ということを定めていくところですね。BuzzFeedは世界のメディアで、アメリカやその他の国ではすでに実績がありましたが、そのやり方をそのまま日本に持ってきても、それで上手くいく、という訳ではなかったんですよね。じゃあ、我々はどういうやり方で日本のユーザーに対してその価値を提供し、支持を集めていくか…ということを皆で話し合いながら進めていきましたね。


鈴村:そこで大事にしたことは?


古田さん:ほかのメディアがまだ提供していない価値を提供していくことです。我々BuzzFeed全体のミッションとしては、世の中にポジティブなインパクトを広めていくんだ、という価値観があるんですね。例えば、LGBTといったマイノリティの権利について皆に知ってもらう、理解してもらうことだったり、これまで日本のメディアがあまり取り組んで来なかった話題について積極的に報じたりしました。


そして、今日の #スズコメ はこちら。




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