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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.10.17

経験者が語る、実際に避難してわかったこと

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺ったのは、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんです。そして、加藤さんが注目した話題はこちら!


経験者が語る、実際に避難してわかったこと

各地に甚大な被害をもたらした台風19号ですが、現在、SNS上では台風対策として「やって良かったこと・悪かったこと」の振り返りが活発に行われています。
その中でも、実際に避難所で過ごした人のTwitter投稿がとても参考になる!と注目を集めています。


鈴村:今日は「経験者が語る、実際に避難して分かったこと」について、『ねとらぼ』編集長の加藤亘さんにお話を伺います。では加藤さん、早速お願いします!


加藤さん:今回、「避難所」についてとても役立つ内容として注目されているのが、フリーのイラストライター・つかはらゆきさんと、宝船ねむるさんのTwitter投稿です。今日はこちらの内容をまとめてご紹介します。
まず、おふたりとも共通して言っているのが「避難は早めに!」
多くの人にとって盲点だと思うのですが、意を決して避難所に行っても「すでに定員オーバーで入れない」「物資がない」という可能性があるのだそうです。
例えば、多摩川付近に住んでいるつかはらさんの場合は、午後2時45分に「避難準備情報」が出て、午後4時15分に「避難勧告」、午後7時に「避難指示」が出ましたが、「避難勧告」が出た時点で避難所となった小学校の体育館は満員。
「避難勧告」が出てから一気に避難してくる人が増えたそうで、「避難指示」が出るころには最大収容人数に達していたため、他の避難所に移動してもらうことになったのだとか。


鈴村:避難所が満員になってしまう、なんてこともあるんですね。


加藤さん:次に、避難所に到着するまでにも注意すべきことがありました。それは「事前に避難所までの行き方を確認しておくこと」です。
移動時は非常に強い雨と風で、途中でスマホを確認しながら行けるような状況ではなかった、と語っています。また、避難時の服装は、乾きやすいジャージにレインコートだったそうですが、レインコートを着ていてもズボンはびっしょり。着替えもあった方がよかったと振り返っています。


鈴村:そっか!でも意外とそのときは、そこまで気が回らないかもしれませんね。


加藤さん:そして「避難所」という場所については、おふたりとも同じ意見でした。
避難所とはあくまで「安全な場所を貸してくれる」ところであり、「自分の面倒は自分で見る」ということです。
例えば、宝船ねむるさんの場合、避難所で借りればいいと思っていたマットは、すでに貸し出しが終了していたそうです。幸い宝船さんは、大粒エアーキャップシート(いわゆる“プチプチ”)を持参していたそうで、マットやクッションの代わりに大いに活躍したそうです。非常時に「借りればよい」と安易に思うのはよくないと感じた、とおっしゃっています。


鈴村:では、避難所に何を持って行けばいいのか?教えてください。


加藤さん:経験者おふたりによる「避難所であった方が良いもの」です。
まずは食料。ただ、非常時には食欲がわかなくなることも。甘い・しょっぱい・すっぱいもの、固形物やスープ状のものなど、なるべくバリエーションをつけて持って行くと良いそうです。そして、飲み物や常備薬をはじめ、マスクとハンドジェルなどの消毒液も。避難所は満員状態なので、インフルエンザや風邪、アレルギー対策に必要となります。そのほか、耳栓・バスタオル・充電器・スリッパ・貴重品用のサコッシュ・簡易まくら・身体をふくシート・本など充電の必要がなくじかんをつぶせるもの、を挙げています。
今回の台風に関しては、事前の準備をされていた方も多かったと思いますが、いつ起こるか分からない地震などにも、日ごろからの備えが大切だとおっしゃっていました。


そして、今日の #スズコメ はこちら。







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