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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.12.30

新型コロナの家庭内感染

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!



今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんがピックアップした話題はこちら!


【新型コロナの家庭内感染】


エリザベス:今年の年末年始。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「自宅で過ごす」という方が多いようです。『ネクストレベル』という会社の調査では、76.5%、およそ8割の方が「自宅で過ごす」と回答しています。一方で、家庭内での感染が増えていて、各都道府県の知事は家庭内での感染対策の徹底を呼びかけています。


鈴村:宇佐美さんは、年末年始、ご自宅で過ごす予定ですか?


宇佐美さん:そうですね、紅白歌合戦を見てからジャニーズカウントダウンを見るという流れですかね。


鈴村・エリザベス:(笑)


鈴村:家族でジャニーズカウントダウンとか見るんですか?


宇佐美さん:そうしたいんですけど、娘がまだ小さいので、多分、夫婦で見るというかたちになると思います。


鈴村:そうなんですね。(笑)
さて、今回ピックアップしていただいた話題ですが、厚生労働省が呼び掛けている、家庭内の感染対策。これは、どのようなものがあるのでしょうかね?


宇佐美さん:厚労省が呼びかけている家庭内感染対策というのは、家族内に感染が疑われる人が出た場合の項目で、まず、“部屋を分ける”、そして、“本人は極力部屋から出ないようにする”、“感染者の世話は限られた人でする”、“マスクをつける”、“こまめに手洗いをする”、“換気をする”、“ドアノブやトイレや洗面所などの手を触れる共用部分は消毒する”、“汚れたリネン、衣服は洗濯する”、“鼻をかんだティッシュなどはビニール袋に入れてゴミを密閉する”などあげています。これを全てやるのは結構難しいと思うんですけど、できることをやりましょうということだと思いますね。


鈴村:そうですよね、これくらいのことは、気を付けないといけませんよということでもあるということですよね。これを全部できるのがベストですけど、部屋を分けるというのは難しいよ…とか、夫婦だとどうやったって世話する人は1対1になっちゃったりしますしね、難しいですよね。
宇佐美さんのご家庭は、小さいお子さんが2人いらっしゃるんですよね?ご家庭では、感染対策はどうされているんですか?


宇佐美さん:正直、小さな子供がいると子供の世話をしなければいけないので、先ほどあげたような対策は、ほとんどはできませんよね。不可能に近いですよね。鼻水なんか毎日、毎日、拭いているのでなかなか難しいんですけど、なので“とにかく家にコロナウイルスを持ち込まないようにする”ということに尽きるかなと思っていまして、人と会う機会は極力減らして、家に入る時は消毒するということをやっています。やっぱり、基本的には、打ち合わせはリモートにして、定期的に人と会うのは本当にワンモくらいですね。


鈴村:さっきほど“マスクをつける”というのが項目にあったじゃないですか?子供たちってやっぱり、マスクってなかなかしてくれなかったり、難しかったりするんですよね?


宇佐美さん:そもそもオムツすら履くのを嫌がるので、マスクなんてもってのほかなのでなかなか難しいですよ。


鈴村:そうですよね、言い聞かせても理解してもらえるかというと、小さい子はわからなかったりとか難しいところがあるんでしょうね。特に実行するのが難しいと宇佐美さんが感じている感染対策というのはありますか?


宇佐美さん:やっぱり、後追いをしてくるので、“本人は極力部屋から出ないようにする”とか、あとは、“感染者の世話は限られた人でする”なんていうのも結構難しいと思いますし、“マスクをつける”、“鼻水や唾液に触れないようにする”というのはさっき言ったようにかなり難しいので、正直なところ、子供がいる家庭は、はっきり言って、家庭内に持ち込まれてしまったら、ほぼ…、こう…、諦めざるを得ないといいますか、覚悟しなきゃいけない状況にあると思いますね。


鈴村:そうかぁ…。先ほど、家庭内に持ち込まないようにするのが一番大事だというふうに宇佐美さんはおっしゃっていましたけども、やっぱり、そうだと僕も思いますよ。やっぱり、今できることってこれに尽きますかね?


宇佐美さん:そうですね、結局、そういうことに尽きますし、家庭内感染を家庭のせいにする議論は、感染拡大を高齢者や子どもなど、脆弱性を持つような家庭に責任転嫁する議論なんですよね、これは非常に危険なので、政府のコロナ対策の分科会の尾身会長も、「感染拡大の主要な原因は、家庭内感染そのものではなくその上流にある。家庭内感染はその結果だから限界がある」と言っていまして、やっぱり、市中での感染拡大を食い止めることが、一番本質的な解決になるということだと思います。


鈴村:そうですよね、冷静に考えて、家に入ってきても、完全な隔離は無理だし、そうなると、感染した人、もしくは、感染してない人をどこかのホテルに…とかってなってくる。そうなると、もう看護できないじゃないかという話になったりすると、もうどうしようもないなというふうに感じてしまいますよね。あとねザベスさん、話題にはあがりませんでしたけど、ペットがいるところというのはなかなか難しいですよね?


エリザベス:そうですね、家を空けてしまったらどうしようってすごく思うので、いろいろ考えちゃいますよね。


鈴村:難しいことはたくさんあるよね、とにかく、かからないこと、持ち込まないことが大事だということですよね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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