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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.02.12

学生アスリートたちのための『HANDS UP』について!

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、元・ラグビー日本代表キャプテンで、現在は『HANDS UP』の開発元である一般社団法人『スポーツを止めるな』共同代表理事の廣瀬俊朗さんです。
広瀬さんに伺う話題はこちら!!


【学生アスリートたちのためのオンラインプラットフォーム『HANDS UP』】


エリザベス:新型コロナウイルスの世界的流行がいまだ収束の兆きざしを見せない状況のなか、依然として大会の中止等によって、学生アスリートが活躍の場や自分のプレーを表現する場を失っている状況が続いています。そのような状況でも学生アスリートたちが才能を埋もれさせることなく次のステージを目指せるようにと開発されたのが『HANDS UP』です。


廣瀬さん:まずは、僕たちの団体『スポーツを止めるな』についてご説明させていただきます。これまで大きく3つのことを柱としてやってきました。1つ目はですね、高校生が試合が無くなりまして、アピールする場が無くなってしまったと。大学側も選手を発掘したいけど試合が無くなって困ったということで、お互いのニーズを助けることができないか?というところで手助けをしてきました。2つ目は、試合が無くなってしまって、そのまま引退した選手が結構多かったので、選手が可哀想だなということで、僕たちが実況解説を乗せることで、スポーツをやっていて良かったみたいなことを感じてもらえるといいかなと思っていました。3つ目がですね、コロナ禍において、試合ができないというところで、どうチームを作っていけばいいか?とか、あとは、今回ツイッターを使って、編集した映像を載せるということをやってきましたが、メディアリテラシーですとか、リーダーシップというところが、まだまだ教育されていないところがあったのではないか?と思ったので、この3つのところを重点的にやってきたというところですね。次に向けて、ちゃんとしたものにする、個人情報を大事にしたいというところで、『HANDS UP』が生まれたという状況かなと思っています。


為末:続いては、学生アスリートたちのためのオンラインプラットフォームである『HANDS UP』の利用方法、そして、『HANDS UP』を通じて実現させたい、社会の在り方を伺いました。


廣瀬さん:『HANDS UP』というのはですね、昨年ツイッターでやっていたものをもうちょっとしっかりと個人情報やセキュリティなどを踏まえた上でやっていきたいというところで、やり方としてはですね、学生側が自分のプレーの成果をアピールすると、それを全国の学校やチームが見たり、やり取りできるオンラインのプラットホームを作っていきたいというところで、やっていきたいと思っています。学生側としては、自分で映像を編集して客観的に見てですね、「あっ!僕たちの強さはこういうところにあったんだ!」みたいなことに気づいて欲しいと思っていますし、あとは、まさに『HANDS UP』という名前そのものなんですが、自分たちで手を挙げて何かを変えていくとか、自分のキャリアを変えていくというような、そんなことが当たり前になる世界ができていったらいいかなと思っているので、そんなことも踏まえて『HANDS UP』という名前をつけさせていただきましたし、こういうことをアスリートがすることによってですね、普通の学生のみなさんも、手を挙げることは大事だなと気づいてもらえると素晴らしいんじゃないかなと思っているので、学生アスリートに対する支援ですが、それ以外の学生に対しても支援できるような、そんなきっかけになるものを作っていけるといいなと思ってます。


エリザベス::学生アスリートたちのためのオンラインプラットフォーム『HANDS UP』について、廣瀬さんにお話を伺いましたが、為末さんは、先日、廣瀬さんと、さらにリモートゲストとしてオリンピックの金メダルを9個獲得されている“陸上界のレジェンド”カール・ルイスさんを交えて、3人での座談会をされたばかりだそうですね!


為末:そうですね、とっても楽しかったですね!


エリザベス:どういったお話をされたんですか?


為末:とっても当り前の話なんですけど、結局、“基本が大事”、“未来を見て憂いすぎないで、今日できることをやる!”。それでしたね。それをやるのが今は大事だということを話ししていて、とっても良かったですね。


エリザベス:やっぱり、そうやって、学生アスリートについて皆さん色々と考えてらっしゃるんですね。


為末:そうですね、一番ダメージを受けたのはトップ選手もそうですけど、学生アスリート達は、高校生だと3年間しかできないので短いですから、しかも、スポーツで本格的にやっていこうと思っても、セレクションがあって、大学とか、次のカテゴリに入るので、その発揮する場が無くなっちゃったというのはとっても可哀想で、だから、この活動は素晴らしくて、そういう選手たちがちゃんと自分をアピールをして、それを選ぶ側の方たちが「この選手良いな」ってやっていける、逆にいうと、可能性が広がるようなものなのですごく広がって欲しいです。実は、コロナの前から強いチーム以外の弱いチームにいったすごいアスリートを見つけにくい構造があったんですよね、大会で上位にあがってこないので。だから、そういう選手たちを見つけやすくなるからコロナを超えて広がって欲しいプラットフォームで、さらに、日本語を超えると、留学するときに海外から声がかかる可能性もあるのでいいと思いますね。


エリザベス:なるほど!学生たちは今、コロナ禍において、自分たち自身が「どうしたらいいんだろう?」と悩んでいるところが多いだろうから、こういったものがあるんだと知ることも大事ですよね。


為末:ですね!廣瀬さん自身がトップアスリートなので、それで勇気づけられる部分もあると思います。


エリザベス:スポーツを止めるなじゃないですけど、本当に、止まらずに進んで行って欲しいですよね。今日ピックアップしましたオンラインプラットフォーム『HANDS UP』については、「スポーツを止めるな HANDS UP(ハンズアップ)」で検索してみてください。



そして、今日の 為末さんからのコメントはこちら。







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