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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.02.19

『東京オリンピック』、『ココロの保ち方』について

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、オリンピック3大会に出場された元陸上選手、侍ハードラー・為末大さんです。
為末さんにお話を伺う話題はこちら!


【揺れ動く東京オリンピック】


エリザベス:ONE MORNINGではスペシャル企画 「あの人が語る、いまを生きるヒント〜私のココロの保ち方〜」と題して、各界の著名人の皆さんにお話を伺ってきました。最終日の今日は、オリンピック3大会に出場された元陸上選手。侍ハードラー・為末大さんに、東京オリンピックについてと、この時代を生きていくうえで大切な事について、お話を頂きました。


為末さん:東京五輪って言うとですね、本当に色んなことが起きてきているんですけど、私は、ずっと、スポーツ界以外の方から見た時の東京五輪って、ひとつの疑問があるんじゃないかと思っていて、それは、「何のために東京五輪をやるんですか?」ということなんですね。選手にとっては意味がありますし、ひとつのイベントとしても意味があると思うんですけど、国際的な目から見た日本にとっては、何の意味があるのか?っていうのはあると思うんですよね。私は、これって結局、色んな課題が日本の中にありながら、やっぱり、なかなか構造を変えるのって難しくて、個人の人はそれぞれ頑張るんだけど、何となく構造が変わりにくいなと思っていることを、「これをきっかけに一気に打ち破っていこう!」みたいな、そういうきっかけにしようということじゃないかと思うんですよね。
そういうことなので何かのメッセージが重要だと思っていて、私は、色んなメッセージがありますし、もちろん『多様性』というのはとても大事なキーワードなんですけど、“一人ひとりの人間はそれぞれ違う人間だけど、それを尊重しながらみんなでやっていこう”という、これが多様性だと思うんですが、実は、“相手が何を思っているかは、人は外から想像できないという前提に立つのが多様性”だと思っていて、なので、これからは、『対話』が必須じゃないかと思うんですね。「本当はどう感じていますか?」とか、パラリンピアの選手でも、「本当はどうなるといいと思っていますか?」とか、こういうことをどんどん、形式じゃなくて本当にやっていくことで、社会が良くなっていくのではないかと思うので、“対話の文化”っていうのかな、形式的な一応ヒアリングしました、じゃなくて、“本当に話を聞きにいく文化”ができるといいなと思っています。

今、コロナ禍で個人の心は、なかなか、皆さん傷ついて、大変なことも多いと思うんですけど、私が1番大事だと思うことは、とにかく毎日必ず一定時間、自分が幸せを感じるような、大きな幸せじゃなくていいので、美味しいものを食べるとか、好きなことをやるとか、その時間を保つのと、あとは、極力制限をかけながら人と話をする。これは大事なことなのでそれをすること。もうひとつは、未来のことを考えて心配しすぎない、過去のことを悔やんで後悔しすぎないで、今日1日1日を区切ってやっていくというのが、選手がスランプの時にやるやり方なので、ぜひ皆さんも、今日1日だけでいいので、今日1日を毎日見ながらやっていくといいんじゃないかなと思います。早く新型コロナウイルスがですね、いい感じに落ち着いていって、みんながまた元気に社会の中で会話したり、飲んだりできるようになるといいなと思っています。


山崎:ということで、為末大さんからコメントを頂きました!ありがとうございます!東京オリンピックをやる意味を考えるとするならば、「変える事が難しかった大きな構造を打ち破る、そのきっかけにする」ということでしたね。そして、大事なキーワードのひとつとして挙げられるのが、『多様性』。「相手を尊重するためにも、形式的ではなく本当の対話が必要になってくる」、そうおっしゃってました。多様性というのは受け入れるということですからね、否定することではなく受け入れることだと僕は思います。為末さん的、今を生きるヒント、ココロの保ち方としては、「毎日必ず、幸せを感じる時間を保つこと」、「未来や過去についてマイナスに考えすぎずに、1日1日を区切って生活する」、これは、スランプのアスリートの方もやっているということで参考になりますね!



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