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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.01

総額表示の義務化、購買行動に影響はあるのか?

nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


総額表示の義務化、購買行動に影響はあるのか?

ユージ:今回は、今日から始まる消費税を含めて表示する「総額表示」について、私たち消費者の中で「購買行動に影響はあるのか?」というテーマですが…まず、今朝の「AuDee JUDGE」の途中経過を見てみましょう。


吉田:リスナーの皆さんに「税抜き980円と税込み1,078円、買い物するときの心理に影響ありますか?」と伺ったところ、「影響ある」と答えた方が64%、「影響はない」という方が36%となっています。


ユージ:「影響ある」と答えた方のほうが圧倒的に多いんですね。神庭さんはどうですか。パッと見て、買い物する意欲に影響ありそうですか?


神庭さん:これ、めちゃめちゃあると思います。実はきのう、ちょっぴり贅沢をしようと思って1500円台のマグロ丼を食べたんですけれど、お会計のときには1700円台で「ガーン!」ってなったんですが、総額表示になることによって、この小さな「ガーン」が減っていくのなら嬉しいな、という風には思いますよね。


ユージ:そうですよね。「1500円のマグロ丼を食べるぞ!」というイメージで食べていますから、「あぁ…」という気分になりますよね。吉田さんはどうですか?


吉田:わたしも神庭さんと同じく、コンビニやスーパーなどで「これはいくらくらいだな。」と予想してレジに持っていくと、自分の想像を上回る値段になっていて。計算できていない自分が悪いんですけれど、プチショック…裏切られた!という気持ちになったことが何回かあったので、まさしく神庭さんがおっしゃられた通りです。


ユージ:では実際に「総額表示」で、購買行動に影響はありそうなのか?マーケティングアナリストの渡辺広明さんにお話を伺いました。


吉田:渡辺さんによると、「日本では特に1,980円や2,980円など“端数価格”で、キリの良い価格と比較して“安さを演出”して購買の後押しをしてきた側面がありましたが、直近では、市場からそういった端数価格が減っていくと思われます。消費者心理としては“割高感”があり、コロナ禍もあって消費意欲を減退させ、“必要なモノ以外買わない”という買い控えの可能性もあると考えられます。」ということでした。


ユージ:消費者にとっては支払い額が分かりやすくなる一方、事業者の皆さんにとっては、買い控えを懸念するところですよね。神庭さん、事業者側はどういった対応をしているんですか?


神庭さん:事業者側もあの手この手を考えています。例えば「ユニクロ」は、税抜き価格だった値札をそのまま税込み価格にし、およそ9.1%の「値下げ」を実施。1,990円など、お得感のある価格表示を維持しています。
あとは、これを機に「値上げ」と「値下げ」の両方を行って、税込価格を統一する企業もあります。「モスバーガー」は、軽減税率が適用されるテイクアウトと適用されないイートインを同じ税込み価格に改定します。主力の「モスバーガー」などは20円〜30円値上げするそうで、結果として商品の6割くらいが10円〜50円の値上げとなります。一方「ハンバーガー」や「モスチキン」などはテイクアウト価格で据え置き、イートインの場合は値下げとなる商品もあります。


ユージ:お店によって、バランスを取りながら値上げ・値下げと上手くやっているということですね。


神庭さん:バランスということで言うと、ラーメンチェーンの「一風堂」では、主力ラーメンを「値下げ」します。ただ、替え玉は40円「値上げ」するということで、こういうバランスの取り方もあるんだな、と思いますね。


吉田:「値上がり」していると、ちょっと便乗しているように見えなくもないんですが、そのあたりはどう思われますか?


神庭さん:そうですね。消費者側からだとそう見えちゃうかもしれないんですが、例えばモスバーガーの場合、コロナ禍で持ち帰りの販売比率が高まって、包材コストが増加しているそうです。原材料費や人件費の高騰の中で、自助努力での吸収が難しくなった…ということで、逆に今までよく頑張ったな、という感じもします。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。







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