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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.05

「ワクチンパスポート」導入について

nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


「ワクチンパスポート」導入に賛成 or 反対?

ユージ:今回のテーマは「ワクチンパスポート」ですが…まず、今朝の「AuDee JUDGE」の途中経過を見てみましょう。


吉田:リスナーの皆さんに、ワクチンパスポートの導入に賛成ですか、反対ですか?と伺ったところ、結果は「賛成」と答えた方が53%、「反対」と答えた方が47%という結果でした。Twitterを見ている限り、反対の方が多いのかな?と思っていたんですが、「AuDee JUDGE」では「賛成」という方がわずかに上回っていますね。


ユージ:神庭さん、いかがですか。この結果は?


神庭さん:結構割れてますね。でも、そういうテーマなんだと思います。どっちかに振れちゃうと逆に心配なので、むしろ割れている方が健全かなと思いますね。


ユージ:そうですね。議論されるべきことかな…と思いますので、両者の考えがあるということは、より良いシステムを生む上では必要なことかもしれませんね。


吉田:今日のテーマでもある「ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)」は現在、世界各国で導入の動きが活発化しているということですが、導入に向けた海外の現状について教えていただけますか?


神庭さん:すでに世界30か国以上で導入、または導入を検討しています。EUは夏の行楽シーズンまでに「デジタル・グリーン証明書」というものの導入を目指していまして、接種ワクチンの種類や回数、PCR検査の結果、感染経験のある場合は陽性判定を受けた日付などが記載されたものを、QRコードを読み取ってスマホから見せられるようにして、これを掲示することによって隔離措置が免除される、といった用途が想定されています。
アメリカのニューヨーク州では、3月に全米で初めて州独自のワクチンパスポートを導入していまして、ニューヨーク州の知事は今月に入って、舞台や映画、コンサートなどの入場制限を、ワクチンの接種を条件に緩和すると発表しました。
ここで注意が必要なのが、「ワクチンパスポート」とひとくくりで議論されていますが、海外との行き来に必要な、従来のパスポートの意味合いに近い意味を持つ“パスポート”と、国内での経済対策として、制限を緩和していくための確認として使われる“パスポート”の2つの用途がある、というのは注意していただきたいですね。


ユージ:「ワクチンパスポート」の導入を進めようとしている国の思惑は、やはり経済回復や経済の活性化なんですか?


神庭さん:はい。おっしゃる通り「ワクチンパスポート」経済活動の再開に向けた“切り札”と位置付けられていまして、ニューヨーク州のクオモ知事は「パスは再開できる経済活動の幅を広げる武器になる。」と話していますし、ヨーロッパでも、ギリシャやポルトガル、スペインといった観光を主軸にしている国は、早期の導入を要求していたという経緯もあります。
もうひとつ“思惑”ということでいうと、「ワクチン外交」というものとも結びついていまして、EUのワクチンパスポートは、中国やロシア製のワクチンは認めていないんですね。逆に、中国やロシアは自国のワクチンを接種した人は隔離措置を免除する、みたいなことも言っていて、お互いがお互いのワクチンを認めていない…と。そうすると、欧米系パスポートの経済圏と中国系パスポートの経済圏といった感じで、“分断”と言ったら大袈裟ですが、分かれていく可能性もありますね。


吉田:イスラエルでは、すでに「グリーンパスポート」という名前で広がっているそうですが、効果は上がっているんでしょうか?


神庭さん:大統領がエルサレム市長と一緒に食事をして「生き返るわぁ!」と言っていましたけれど(笑)、そんな風にレストランに行ったり、ホテルに行ったり、バーに行ったりするのが自由にできるようになる、ということで、非常に効果が出ているようですね。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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