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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.27

『コロナ対策として、学校で始まったハイブリッド授業』

nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『コロナ対策として、学校で始まったハイブリッド授業』


吉田:東京都・大阪府・兵庫県・京都府の4都府県で25日・日曜日から緊急事態宣言の期間に入りました。萩生田文部科学大臣は、各地で新型コロナウイルス変異株の感染が急拡大していることへの学校の対応について、感染防止策を徹底しながら授業を続けるのが重要だとして「一斉休校は考えていない」と強調しています。
そんな中、大阪市立の小・中学校では、昨日から、自宅でのオンライン授業と学校での対面授業を組み合わせたハイブリッド方式の対応が始まりました。小学校の場合、1時間目と2時間目は自宅でオンライン授業を受けます、そのあと登校して3時間目から4時間目はプリントなどを使った対面授業を受けます、そのまま給食を食べた後、再び自宅に戻ってまたオンライン授業を受けるということです。


ユージ:これは結構トリッキーなスケジュールになりますね?ハイブリッド授業といっても、家でやって学校でやってが一日の中でミックスされてますからね。萩生田大臣が「一斉休校を求めない」と語ったことについては、神庭さんはどう思いますか?


神庭さん:文部科学省の方針自体はですね、現段階では妥当だと思います。これについてですね、押さえておくべき前提として、小児科医の伊藤健太さんがBuzzFeed Japan Medicalに寄稿した記事を紹介したいと思います。


吉田:はい、記事のポイントを要約しますと
・子どものコロナ感染は成人に比べると数が少なく、軽症である。
・現時点では、変異ウイルスが「特別、子どもに感染しやすい」と証明するデータはない。
・変異株は感染力が高いため、全体の感染者数が増加する可能性がある。そのため、感染者数が増えれば結果として子どもの感染者割合も増えるかもしれない。
となります。


神庭さん:整理すると、子どもも大人と同じように感染しやすいということで、注意する必要はあるんですけれども、“子どもだから特別に感染しやすいという状況ではない”ということなんですよね。この点を踏まえると、「一斉休校は考えていない」という文科省の方針は現段階では妥当かなというふうに思います。


ユージ:なるほど!現段階ではそう判断してもよさそうかもしれないんですけど、ただ、不思議なのは、先ほど紹介した大阪の小学校の授業の例なんですけど、結構、複雑ですよね?


神庭さん:おっしゃる通りですよね。大阪は感染が拡大しているので、部活の自粛も含めてひとつの策としてアリだとは思うんですね。今後、強毒性のウイルスに変異するであるとか、より事態が悪化した時のために、本当にオンライン授業が機能するのか?ということを今のうちに確かめておくということでは、意義があるんですけど、ただ、自宅で授業を受けた後にわざわざ登校して給食をとる…。これはお2人はどう思いますか?


ユージ:いや〜〜、正直、大人の世界では、食事が感染の一番のルートになるとかよく言うじゃないでか?そんな中、わざわざ、食事の時だけ子どもたちを学校に集めるというのが、いくら子供が感染し難いと言われていても、ちょっと心配にはなりますよね。


神庭さん:そうですよね。


吉田:ただ一人の母としてはお昼ご飯を給食で食べてくれるというのは、作る手間も考えるとありがたいなというのは正直あるんですが、学校に行ったり来たりするのって、事故の面とかでも、ちょっと不安はあります。


神庭さん:在宅でせっかくオンラインの授業をしたのに、わざわざ行くっていう、しかも、食事という感染リスクが高い行為をするという部分でも、若干、ちぐはぐな印象は受けますよね。


ユージ:今、生徒や親目線で考えていたんですけど、先生も結構大変になるんじゃないんですか?


神庭さん:対面とオンラインのいいとこどり、ハイブリッド式と外から言うのは簡単なんですけど、先生方はものすごい負担で、やるなら、人員や予算の手当てが必要だなと思います。消毒作業とかも大変なんですよね、だけど、接触感染というのはそこまでリスクは高くないので、1日に何度も何度も消毒したりしなくてもいいと専門家は言っていて、そういった部分の知見も蓄積されてきているので、現場に負担を強いるだけではなくて、やらなくていいことは間引いていくというか、リストラしていくということも大事かなと思いますし、あともうひとつはですね、子どもの感染対策とひとくくりで言っても、小学校なのか?中学校なのか?高校なのか?によって、感染しやすさとか、行動範囲とかも全然違いますから、その規制の度合いというのは、グラデーションでやっていくといいんじゃないかなと思いますね。一律ではなくてね。小学生と中学生だと行動範囲が全然違いますからね。


ユージ:そうですよね!確かに、一律という考え方はちょっと見直したほうがいいかもしれないですね。もっというと、小学生の中でも、低学年と高学年でまた違ったりとかね。


神庭さん:おっしゃる通りですね。


ユージ:低学年に関しては、家でのオンライン授業は親がアクセスを手伝わないといけないので、全授業を親が立ち合いになっちゃうんですよね。


神庭さん:めちゃめちゃ大変ですよね…。


ユージ:ね〜!だから、そこらへんも難しいところなんですけど…。いやぁ〜。


神庭さん:1回トライアルでやってみるということ自体は悪くないと思います。そこで、何がよくて、何がうまくいかないのかということを検証したうえで、もし、ほかの自治体が取り入れる時にはこれを参考にしたらいいのかなと思います。


ユージ:そうですね!確かに、本当におっしゃる通りだと思います、今後のオンライン授業とかも、もしかしたら増えてくるかもしれないので、練習も含めてやっていくというのがいいのかなと思います。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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