25.05.09
横綱昇進を目指す力士、【大の里】にフォーカス
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「横綱昇進を目指す力士、【大の里】にフォーカス」
吉田:5月11日に初日を迎える、「大相撲夏場所」。舞台は両国国技館です。今回、最も注目されているのが、大関【大の里】。前回3月に行われた春場所では、大関に昇進してから初めての優勝を果たし、この夏場所で、いよいよ横綱昇進=「綱とり」に挑みます!
ユージ:相撲ジャーナリストの荒井太郎さんです。今回、【大の里】が横綱に昇進するとなると、相撲界における大きな記録を更新することになります!
荒井さん:大の里は、ちょうど2年前にプロデビューをしました。史上最速の7場所目で初優勝をして、大関昇進も史上最速の所要9場所です。大関は、この場所4場所目ですが、そこでも綱とりということで、もしここで横綱昇進となれば、ここも史上最速での横綱昇進という事で、記録尽くめの昇進で非常に話題となっています。
吉田:大の里にとって、デビューから13場所目にあたる今回、横綱に昇進すれば、昭和以降の横綱として最速で昇進した1941年の羽黒山と、1942年の照国の2人がもつデビューから16場所という記録を大きく上回ります。また、現在のように1年に6場所が行われる形となった1958年以降で、大相撲の最上位の番付である「幕内」に入幕してから横綱になるまでのスピードでは、最も早かったのが「昭和の大横綱」として知られる大鵬で、11場所。今回、入幕から9場所目にあたる大の里が横綱に昇進すれば、大鵬の記録も塗り替えることになります!
荒井さん:もう本当に100年に1人の逸材ともいわれてまして、身長も高くて体格にも恵まれていて、とにかく物が違うという感じですね。大きな体を活かして相手にドンドン圧力をかけながら前に攻めていく相撲が持ち味です。ただ足も長いので、時々腰が浮いちゃうこともあるのですが、その辺りの課題も克服していけば本当に末恐ろしい存在だと思います。白鵬の優勝45回とか大鵬の優勝32回にどこまで近づけるか分かりませんが、とにかく優勝回数をそれに近いくらいに伸ばしていくような超逸材だと思います。
ユージ:相撲ジャーナリストの荒井太郎さんも絶賛されていますが、大の里の師匠でもある、元横綱「稀勢の里」、二所ノ関親方もその才能を認め、同じ日本出身の力士としても、将来を期待しています。
荒井さん:大の里が横綱に昇進すると、師匠の稀勢の里以来8年ぶりの日本出身の横綱という事になるのですが、初優勝した時に師匠に「優勝しても喜ぶな」と言われて、大の里も少し控えめの喜びでした。というのも稀勢の里が白鵬の連勝を63で止めた時、この時の師匠の元横綱隆の里から同じように言われていて、やっぱり喜怒哀楽を土俵上で出さないというのが、力士としての教示だと思いますので、大の里にもお相撲さんとしてのあるべき姿というのを伝授していると思います。それと、師匠と稽古をよくするのですが、去年までは大体五分五分だったのが、今場所までは十番とって8勝2敗ということで、ある意味師匠を圧倒することが出来たので今場所は自信をもって望めると思います。
吉田:そんな大の里であっても、優勝するのは簡単な事ではありません。5月11日から始まる夏場所。今年1月に横綱に昇進したばかりの豊昇龍や、優勝候補の1人でもある大関琴櫻。他にも、実力を備えた力士たちがいます!
荒井さん:豊昇龍が新横綱だった先場所を途中休場してしまったので、当然巻き返しを図ってくると思います。休場の原因となった右肘の状態も懸念はされるのですが、しっかり仕上げてきている感じなので大の里の対抗馬として十分活躍してくれると思います。それとは別に40歳の玉鷲が今回前頭3枚目に番付を上げて、先場所も10勝しています。今場所は横綱大関総当たりの地位に躍進したので、もし豊昇龍を倒すようなことがあれば史上初の40歳での金星という事になります。あとここで勝ち越して3役に復帰となれば、昭和以降2人目という快挙になるので、40歳の玉鷲にも注目しています。
吉田:相撲ジャーナリスト、荒井太郎さんのお話でした!
ユージ:若さもそうですが、体も大きいですね。関取最年長の40歳、玉鷲にかかっている記録にも注目ですね!ちなみに、この夏場所で大の里が横綱に昇進するための条件は、優勝すれば間違いなく昇進。優勝しなくても、黒星を1つか2つ程度に抑えることができれば可能性が高いということです。大相撲夏場所、5月11日初日を迎えます!
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 9, 2025
🖐️史上最速の横綱昇進なるか!#大関 #大の里🖐️…
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 9, 2025
2年前にプロデビューを果たした大の里は史上最速の7場所目で初優勝。その後の大関昇進も9場所で達成。デビューから13場所目にあたる今回で横綱昇進した場合、史上最速の横綱昇進となります。…
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 9, 2025
僕も小さい頃に相撲を見に行ったことがありまして、間近で見る力士のぶつかり合いや観客の熱気がとても刺激的だったのを覚えています。…