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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.05.21

日本のネット上の売り上げが海外に大量流出!?

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日、お話を伺うのは『BuzzFeed Japan』創刊編集長の古田大輔さんです。
古田さんが注目したネットの話題はこちら!


「日本のネット上の売り上げが海外に大量流出」

このニュースのあらましは…


ネット系の企業が中核をなす新経済連盟が各分野の企業の協力を得て独自に調査してまとめたデータで日本のネット上の売り上げが海外に大量流出していたことが浮き彫りになりました。


鈴村:この「日本のネット上の売り上げが海外に大量流出」というニュースはどういうことなんですか?


古田さん:実はこのニュース、僕が書いたニュースですごい話題になったんですよ。中身は、日本のインターネット経済の売り上げの多くが海外に流出しているという衝撃のデータが初めて詳細な中身が明らかになったということなんですよね。ネット系の企業が中核をなす新経済連盟、楽天の三木谷さんが代表理事なんですが、その新経連が各分野の企業の協力を得て独自に調査してまとめたデータでして、海外企業に流れているんじゃないの?アメリカ企業に流れているんじゃないの?というのはみんな気付いてはいたんですけど、それが初めてデータとしてまとまったというニュースです。


鈴村:ぼくらですら、そうなんじゃないかと思っていたりするところですから、やっぱりデータでは完全に浮き彫りになったということなんですね。インターネット経済というのは具体的に言うとどういうものなんでしょうか?


古田さん:インターネットにおける『プラットフォーム』というところでお金が回っているという話しなんですけれども、プラットフォームというのは、Google、Facebook、Twitter、Amazon、Youtube、TikTokなど、つまり、様々な情報やサービスがそこに集まって、そこから買っているというそういう場所ですね。


鈴村:どの企業も日本企業じゃないですもんね…。


古田さん:そうなんですよ。そのプラットフォームに自分たちのサービスとか情報とかを送らないと、みんなそこにしか見に行かないから、自社で売ろうとしても売れなくなっちゃっているんですよね。でも、そこを通じて売ると、場所代をとられちゃうわけですよ。そこで売り上げが流出しちゃっているという話しなんですよね。僕はインターネットメディアをやっているわけで、インターネット広告が一番の関心事なんですけど、それでいうと、なんと、5割から7割くらいがGoogleとFacebookという二つの巨大プラットフォームに握られちゃっているんですよ。


鈴村:そうなんですか!?7割…。


古田さん:これを世界的にいうと、デュオポリーといって、二社による独占という言葉で注目されていたんですけど、日本でもそうなっているんだねっていうところですね。


鈴村:具体的な数字で7割って出ましたけど、他には海外にどれくらい流出しているんですか?


古田さん:先ほども言いましたがインターネット広告ですと、5割〜7割。ほかの分野でいうと、イーコマース、これはネット上での売買ですね、こちらは25%。音楽の定額制配信サービス、例えば、iTunesとかですね、これは75%以上。ゲームでも20%以上。アプリとかはもうほぼ100%ですね。androidならGoogleだし、AppStoreならAppleなのでほぼ100%握られちゃっているということです。


鈴村:音楽は75%以上でゲームも20%以上握られちゃっているんだ…。アプリはそこから取るしかないですもんね。


古田さん:自動的にアプリ上での売り上げの3割は持っていかれちゃうんですよ。


鈴村:このデータが出てきたことで、関係各社は相当危機感を持つんじゃないでしょうか?


古田さん:そうですね。この20年間で日本がなかなか経済が成長しなかったといわれてるんですけど、その20年間って何?って振り返ったら、インターネット経済が広がった時代なんですよね。今、一番拡大している経済のおいしいところをアメリカの大手企業に握られちゃっているよねという話しで。なので、新経連の危機感というのはすごく強くて、その危機感を共有して欲しいということでデータを取りまとめて、今、国会議員の方とかにその情報を共有しているという段階ですね。


鈴村:この対応というか、日本企業は何をすれば逆転させることができるのか…。


古田さん:いやぁこれは大変ですよ。今からAppleやandroidとかに勝つようなアプリのプラットフォーム作れますか?と…。


鈴村:インフラを新しく作り直すということですもんね。


古田さん:しかも、それを世界に輸出できますか?と言ったら、これは本当にむちゃくちゃ難しい。なので、新経連の方々が何を求めているかというと、せめて同じ土俵で、同じルールで戦えるようにして欲しいと言っているんですよ。規制をかけてくれと言っているわけではなく、イコールフッティングと言われているんですけど、日本の企業が守っているルールや法律を海外の企業も守るようにして欲しいとか、すでに日本の企業が受けている規制は、海外の企業も受けないとおかしくない?とか、例えば、同じだけの税金を払わないのはおかしくない?とかですね、法律で日本では、すごく便利なUberとか使えませんよね?民泊のAirbnbも限られてますよね?でも、実は、中国人旅行客の方とかは日本に旅行に来て、中国版のUberを使っている人もいるわけですよ。そういうところに関して、日本の企業は規制されているのに他の国がそれをやっていたら、それは平等な競争が出来ないですよね?ということを言っているんですよ。


鈴村:なるほど、そこに活路を見出したいところですよね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。





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