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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.01.22

オリラジ中田敦彦さんの「YouTube大学」に事実誤認が!

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【オリラジ中田敦彦さんの「YouTube大学」が物議】

このニュースのあらましは…
お笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦さんが昨年4月から始めたYouTubeチャンネルの『YouTube大学』。このチャンネルで配信されている動画の中に事実誤認があるのではないかと指摘が相次ぎ、物議を醸しています。


鈴村:まずは、ここ数日でネットではどのようなことが話題になったのか、教えていただけますか?


城戸さん:NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が日曜日に始まりました。これは長谷川博己さんが主演で明智光秀の生涯を描く話で、視聴率が19%と昨年の『いだてん』を越えているといったこともあり、視聴者からは絶賛の声が続々と上がっています。まず目立つのが、“衣装の色合いが明るくて素敵”という声、色遣いがパキッとした感じで、見てて楽しいという声ですね。あとは、ストーリーの構成を評価する声も出ています。初回では光秀が『鉄砲』を入手するシーンが描かれていたんですけれども、その時の展開がロールプレイングゲームみたいだといった反応がありまして、Twitterでは、宿屋に泊り、武器を手に入れ、町人や村人ともたくさん話し、パーティーに医者と助手も加わったということで、ドラゴンクエストみたいだね!というような反応が続々と出ています(笑)。


鈴村・エリザベス:(笑)


城戸さん:王道のRPGみたいで面白そうと、2回目以降、1年間を期待する声が続々とあがっています(笑)。


鈴村:なるほどねぇ、おもしろいですよね(笑)。大河ドラマって長年やってて、歴史的なものっていうことで考えるとね、見せ方も限界があるんじゃないかな?って思うんですけど、まだあるんですね、こういう見せ方とかね。注目ポイントがね。うん、すごいな!
さあ、今回ピックアップしていただいたネットの話題は何でしょうか?


城戸さん:はい、『オリラジ中田敦彦さんの「YouTube大学」が物議』です。


鈴村:これはどういうことなんでしょうか?


城戸さん:お笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦さんが昨年4月から始めたYouTubeチャンネルの『YouTube大学』が物議を醸しています。このチャンネルは中田さんが提案する“分かりやすさを重視した勉強法”を紹介するもので、内容としては、高校生レベルの世界史や日本史、政治経済、また、哲学についても特集することがあります。コメント欄には、「私のささやかな楽しみであり、貴重な学びの場」というようなファンからの評価するようなコメントがある一方で、最近は、事実誤認が動画の中にあるんじゃないかと指摘が相次いでいまして、1月中旬にはですね、昨年5月に公開した動画をめぐって、第2次世界大戦の説明について事実誤認があるのではないかと指摘されました。また、昨年もですね、イスラム教についての解説が不正確なんじゃないかと指摘されて、これもネット上で話題になるなどしています。


鈴村:YouTube大学は事実誤認が指摘された後も続いてますし、見ている方の評価っていうのは、今どうなっているんでしょうか?


城戸さん:1月中旬にそういった指摘があって改めて動画を見てみました。ファンの中に動揺が広がっているのかな?と思いきや、コメントの多くは評価するものでして、具体的には「中田さんのおかげで歴史に興味が出て、自分でも勉強し始めました。楽しさを教えてくれてありがとうござました」といったものでしたり、動画の中でいろいろと説明している中田さんのその話し方を絶賛するような声も寄せられていて、コメント欄を見る限りこれといった動揺は見られないと。


鈴村:なるほど。評価は変わらないということなんですけど、こういう状況について城戸さんはどのようなことを感じますか?


城戸さん:YouTubeはチャンネル登録するものなので、好きな動画が流れてくると。好きなものしか見なくて視界に入ってこない。これはTwitterのタイムラインにちょっと似たような傾向にあると思うんですけれども、それぞれの目に入ってこない、視界に入ってこないものっていうのは、その人にとっては存在しないも同じになっちゃうんですよね。


鈴村:そうですよねぇ。


城戸さん:ってなってくると、ファンの方は、そもそも、今回のような事実誤認の指摘が出ていることに気付いているのかな?と。流れてくる動画を見て、良い評価をして、良いコメントを付けていくみたいな感じなのかなというふうに個人的には見ていますね。


鈴村:事実誤認ということが起きていますが、フェイクニュースを取り上げた番組に中田さんが誤った情報を発信してはいけないと、責任をもって発信することが大事って言ってたんですよね。だから、自分が誤った情報を発信しているってことは、やっぱり、そこはちょっと違うんじゃないっていう意見は確かにありますよね。


城戸さん:そうですね。


鈴村:ただ、どう見せていくか。中田さんのやっていることって、エンターテインメントでもあったりするわけじゃないですか、そことのバランス。だから、ものすごい雑な言い方をすると、“諸説あります”みたいなことで、あとは、やっぱり、自分で勉強すること、興味を持ってもらうことの入り口にするみたいなことだったらわからなくはないんですけどね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。











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