20.02.13
女性の平均年収、上位は「コンサルティング職」
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ネトラボ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺いました。
加藤さんがピックアップしたネットニュースはこちら!
【女性の平均年収、上位は「コンサルティング職」】
このニュースのあらましは…
今月、総合人材サービスを提供する『パーソルキャリア』が『女性の平均年収ランキング』の最新版を発表しました。この調査によると、男女全体の平均年収の差は大きく、出産や育児によるキャリアの分断が影響しているがわかる結果となっています。
鈴村:これはどういった調査なんですか?
加藤さん:総合人材サービスの『パーソルキャリア』がですね、10日に発表した『女性の平均年収ランキング』です。このランキングはですね、2018年9月から2019年8月までに同社が運営する転職サイト『dodaエージェントサービス』に登録している20歳から65歳の男女で、オフィスワーカーである正社員、およそ40万件のデータをもとにしたものです。これによりますと、全167職種のランキングで1位だったのは、平均年収は693万円で『投資銀行業務』でした。そして、ランキング1位から10位のうち最も多くランクインした職種は、『コンサルタント』『専門事務職』『監査法人専門職』の3職種でした。男女関係なく、目に見える実績が評価に直結しやすい職種、つまり、コンサルティング職が上位となる傾向が強いそうです。
鈴村:資料を見てみると、コンサルティングもいろいろありますね。リスクコンサルタント、これは平均年収が591万円で2位ですね。他にも、戦略・経営コンサルタントは576万円。会計コンサルタント・財務アドバイザリーというのは547万円というふうになっているんですね。
加藤さん:一方で女性全体の平均年収の分布をみると、20代は300万円未満、30代以降では300万円から400万円未満の層の割合が最も高くなっています。この女性全体の平均年収を『男女全体の平均年収』と比べると、40代で100万円、50代以上では200万円くらいの差が生れています。
鈴村:すごい差ですね…。
加藤さん:このデータからわかるのは、女性の管理職が男性に比べて極めて少ないんですよね。昇給の機会に恵まれないことが“男女の年収差”の要因として考えられ、社会的な男女差を埋めるための今後の大きな課題と言えそうです。
鈴村:そうですね。40代、50代だと全然違う数字になっちゃうんですね…。
エリザベス:う〜ん…。
加藤さん:40代の平均年収で女性が400万円、男性が567万円と…、かなり差が出ますよね。
鈴村:やっぱり、管理職に就きづらいというか、そういうのがあるんでしょうね。平均年収で男女差が少ない職種っていうのはわかるんですか?
加藤さん:『医薬品開発薬事』という職種で490万円という平均が出ていて、全167職種の中で唯一、女性の平均年収が男女全体の平均年収を上回っているという職種ですね。この医薬品開発薬事というのはですね、厚労省とかですねPMDA(医薬品医療機器総合機構)といった規制当局と接触する役割です。こういった、『メディカル、化学、食品系エンジニア』のジャンルの職種は平均年収に男女差はあまりない結果でした。
鈴村:なるほどね。女性は出産とか子育てがあるから、そういう意味では、ある程度の年齢になると管理職に就くか、子育てに行くかみたいな、分岐があるのかもしれませんね。
エリザベス:う〜ん…、でも、産休・育休があったとしても管理職に就けるシステムになって欲しいですけどね。
鈴村:そうだと思うんだよね。それはすごく大事だよね。そういった仕組みってどうやって作ったらいいんだろね。実際問題、時間は取られてしまったりするじゃない?出産とかがあったとしてね。だから、そういうことがありながらも管理職に復帰できるような仕組み。そういうのってどうやったらいいんでしょうかね…。
加藤さん:そうですよねぇ。昨今、ネットでも男女の性差は話題になるんですけれども、結局のところは、この社会に結構根深くというか…、あってですね…。本当は単純なんですよね、男女平等にすればいいじゃないか!って話で。なんですが、なかなか進まないのが現状で…。
鈴村:そうですよねぇ…。
エリザベス:結局、女性で時短勤務されている方も結構いらっしゃっているから、分母で考えたらどうなんだ?って話も確かにありますけどね。でもまだ少ない感じがしちゃいますよね、女性の管理職は。
鈴村:思うね〜。難しいね。でも、これは解決しなくちゃいけない、問題としてね。
エリザベス:50代で200万円も開きがあるってなんか、50代まで働いている女性をもっと優遇して〜!って(笑)
鈴村:そうなんだよ!ちゃんとね!
加藤さん:ちゃんともらってい方もいるとは思うんですけどね。
鈴村:だとも思いますね。正しい評価をされることを祈りますよね。
エリザベス:うんっ!
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年2月13日
今朝は【女性の平均年収、上位は「コンサルティング職」】
興味深かったのは、40〜50代で、男女の格差がすごく大きくなるというデータでした。これは管理職に女性がつきづらい社会環境になっているのが裏付けられているのかと思ったんですけど、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年2月13日
そういう環境があるのかもしれないと感じました。
確かに女性は出産や、産休などがある、そういうことも危惧して、企業として管理職にはつけないという人もいるでしょうし、そういう立場にいたとしても、復帰するのが難しかったりと、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年2月13日
今、育休や男性も支えていくやり方をやっと始まったところですし、育休の方も少ないという話も聞くので、当たり前になっていくといいですね。男女が正しく評価される社会がこれからもっとできあがっていないかないといけないと思いました。