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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.02.19

新型コロナウイルス感染対策に「テレワーク」を導入

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【新型コロナウイルスで「テレワーク」を導入する企業相次ぐ】

鈴村:まずは、ここ数日でネットではどのようなことが話題になったのか、教えていただけますか?


城戸さん:新型コロナウイルスでマスクを着けている方を見る機会が増えたと思うんですけれども、警視庁警備部災害対策課が『マスクの正しい捨て方』というのをツイートして注目を集めています。


エリザベス:捨て方…?


城戸さん:「マスクは着け方も大事ですけど、捨て方も大事です」ということで、マスクの外側、外気にあたる面は、埃やウイルスで汚れているということで、使い終わったら紐部分を持って外して、マスク本体に触らないようにビニール袋に入れて、口を縛って密閉してからゴミ箱に捨てましょう。とツイートしました。


鈴村:なるほど!


城戸さん:警察官の方がマスクを外す姿とビニール袋に入れた使用済みマスクの写真も公開されていまして、こういうふうに捨てることによって、埃やウイルスの拡散を減少できると。また、マスクを捨てた後には必ず石鹸で手を洗いましょうというふうに呼び掛けています。


鈴村:確かに空気が入ってくるところ、換気扇のフィルターとかもそうですよね、あそこに埃が溜まるわけですもんね。スマホを見るときってFace IDだったりするんで、その部分をつまんで顔を出して…ってやっちゃいますよね。


城戸さん:そうなんですよねぇ…。


鈴村:その時に勝手に手で触れている可能性がありますよね。


城戸さん:だから、こまめに手洗いしないといけないですよね。


鈴村:そういうことですよね。そして、今回、ピックアップしていただいたネットの話題は何でしょうか?


城戸さん:『新型コロナウイルスで「テレワーク」を導入する企業相次ぐ』です。


鈴村:これはどういうことなんでしょうか?


城戸さん:新型コロナウイルスの感染拡大にともないまして、IT企業を中心に従業員に対し、インターネットなどを使った在宅勤務のテレワークを呼び掛ける動きが広がっています。


鈴村:どんな企業が呼び掛けているんでしょうか?


城戸さん:1月27日という早い段階から『GMOインターネットグループ』がですね、渋谷、大阪、福岡の3拠点の約4000人の従業員に在宅勤務を実施していまして、当初は2週間が目処だったんですけれども、長期化に備えた体制として継続されています。そして、同じく27日から音声コンテンツの制作・配信を行う『オトバンク』が導入しているほか、『NTT』がグループ各社のおよそ20万人の従業員にテレワークや時差出勤、ラッシュ時を避けて出勤するようにと呼び掛けています。昨日から、『武田薬品工業』や『新生銀行』が呼び掛けていたり、あと、今日から『メルカリ』や『楽天』も呼び掛けていると報じられています。


鈴村:通勤ラッシュにあたる時間の電車の中って感染拡大の可能性が高いって言われていますからね。そういうものから社員を守るということで、テレワークを導入している会社が多いわけですよね。自分の会社でもテレワークを導入して欲しいと思っている方、沢山いるかと思うんですけど、すぐ導入できるってわけでもないですしね。あとは、テレワークではどうにもならない職種の方もいらっしゃいますしね、営業職の方とかね。そういう方は難しいと思うんですけど、どうなんでしょうかね。


城戸さん:確かにお客さんの対応が必要な職種の方というのは難しいですよね。あとは、内勤であっても、家にパソコンやインターネット回線があるかとか、なければ会社から貸与してもらえるかどうかというところもあったり、あとは、有名なサービスとして、『Slack』や『Chatwork』という、いわゆる、ビジネス版のLINEのようなサービスだったり、ウェブで会議ができる『Zoom』というシステムがあったりするんですが、これらを導入するとお金がかかったりとか、会社のセキュリティーに引っかかるとか、ちゃんと働いているかどうかの勤怠管理がしっかりできないという、そういった側面から導入をためらっている企業が多々あるんですよね。


鈴村:そういうことか…、う〜ん……。新型コロナウイルスをめぐる働き方といえばですね、加藤厚生労働大臣が「発熱などの風邪症状がみられるときは会社や学校を休み、毎日、検温して結果を記録していただきたい」と話してました。と言いつつ、非正規雇用の方など、要は、働いだ分だけお金をいただけるタイプの仕事の方って休むことができない、生活かかっているんだよ!って方も沢山いますよね。


城戸さん:そうですね、収入に直結されている方って結構いらっしゃると思います。新型コロナウイルスが陽性だったらまだしも、些細な風邪で休めないよといったようなことはあると思うんですよね。あと、正規の方であっても、有給消化になってしまうとか、そういう制度上の問題もあったりするので、「不要不急な外出は控えてください」という発言に対しては、ちょっと難しいんじゃないの?といったような反応が多々見られていますね。


鈴村:ただこういう状況だからこそね、テレワークだったり、在宅勤務とか、ラッシュをずらすって昔から言われている問題じゃないですか、こういうことをきっかけにね、ピンチですし、大変なことですけど、前向きに考える方法もあると思いますけどね。


エリザベス:大きい企業がやることで、結構変わりそうですよね。


城戸さん:今回の件もそうなんですけれども、オリンピックの時の混雑緩和にも繋がるということで、実験台にできればなということでね。


鈴村:そうなんですよね、何かが変わるきっかけになると良いなと思いますね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。











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