21.01.29
『大阪国際女子マラソン』をフォーカス！
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します！！
金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、スポーツライターの酒井政人さんです。
酒井さんに取り上げていただくのはこちら！
【大阪国際女子マラソン】
エリザベス：明後日開催される、『大阪国際女子マラソン』。例年ですと、大阪市の『ヤンマースタジアム長居』を起点に、大阪城公園・中之島・御堂筋など、大阪のランドマークを駆け抜けるコースなのですが、今年は、大阪に緊急事態宣言が出されたことにより、予定していたコースではなく、スタジアムがある長居公園の中を、42.195キロ分、周回するコースでの実施となります。
山崎：まずは、緊急事態宣言が出されているなか開催される、大阪国際女子マラソン。コース変更に至った経緯とは？
酒井さん：イベント自体は、最大5千人かつ収容率50%以下の制限内で十分な感染予防対策を講じれば開催することは認められているんですね。その中で例年のようなかたちを当初は考えていたんですけれども、スタジアムを無観客で運用することができても、公道を使ったレースですと、“沿道での応援”ということに関しては、応援自粛を呼びかけることができても、密になるかどうかというのは、わからない部分があるのと、あとですね、ボランティア2千人以上の人数を少なくする意味もありまして、今大会に限って、長居公園内の周回コースで実施されることになりました。1周約2.8キロのコースを約15周して、ヤンマースタジアム長居がフィニッシュになります。その間、主催者側は、一般市民の方に公園内の立ち入り自粛を求めることによってですね、沿道での密を防ぐ、それと、大会参加者にはPCR検査を義務付けていますので、かなり安全面で対策を講じて、今回、第40回目の大阪国際女子マラソンを開催する運びになりました。
山崎：異例の開催となった、今年の大阪国際女子マラソン。その見どころにフォーカスします！1週2.8キロの周回コースで行われる今年の大阪国際女子マラソン。攻略のポイントは、どんなところになるのでしょうか？
酒井さん：今大会は国際大会ですけれども、海外からの選手を招待できないということで、ペースメイカーも例年ですと外国人選手を使うのですが、今回は男子のペースメイカーを使うという異例の大会になっています。しかもペースメイカーが『川内優輝』選手、『松村康平』選手といった世界大会に出たことのあるマラソンキャリア豊富な男子選手3人が務めるということで、その辺は女子の選手にとっては、非常に嬉しいのかと思います。ただ周回コースでやりますので、だいたい100人くらいエントリーされていますが、そのうちですね、80〜90人くらいは、周回遅れになってしまう可能性があるので、その選手を上手く抜いていきながら最短距離をとっていくことがコース攻略の鍵になってきます。しかも今回は、野口みずき選手が2005年にベルリンで出した2時間19分12秒の日本記録を破っていこうという中でレースを作って行く予定と聞いていますので、かなり高速レースになると思いますが、男子選手に上手く引っ張ってもらって、好記録を是非期待したいと思います。
山崎：野口みずきさんが持っている日本記録“2時間19分12秒”。それに挑むのは、どんな選手達なんでしょうか。酒井さんにピックアップして頂きました！
酒井さん：今大会は、東京五輪の女子マラソン代表に内定している天満屋の『前田穂南』選手、ワコールの『一山麻緒』選手が出場予定なんですよね。この2人には特に注目していただきたいと思っております。前田選手が24歳で、一山選手が23歳と2人とも若いですし、共に東京五輪を見据えて、多分これがマラソン最後のレースになると思うので、東京五輪に向けてどういった走りができるのかというところも含めて注目していただきたいなと思います。特に一山選手はスピードがある選手で、昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンでも2時間20分29秒と2時間19分台が見えているところなんですよね。昨年12月の日本選手権1万メートルでも31分11秒56の自己ベストを出しているので、2時間20分切り、それから日本記録2時間19分12秒の更新を十分に狙えるところにいると思うので、男子選手のハイペースに食らいついて、記録を狙っていって欲しいと思います。他には、2019年ドーハ世界選手権女子マラソンで7位に入っている『谷本観月』選手、『岩出玲亜』選手も出場するので、上手く男子選手が作るペースに食らいついていただいて、記録ラッシュというのを楽しみにしたいと思います。
山崎：ちなみに、無観客の周回コースということが、レース自体へ与える影響について酒井さんに伺ったところによりますと、やはり、“景色が変わらない”ということで、選手としては距離が長く感じてしまいがちなんだそうです。景色が変わらないということがデメリットなんですね。もうひとつは、“声援が無い”。これがはやり、終盤に苦しくなった時に影響するのではないか？ということです。いずれも“メンタルの強さ”が勝負を決めるかもしれませんね。大阪国際女子マラソンは、明後日、12時10分スタートです！
そして、今日の #シゲコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET”??#シゲコメ は「大阪国際女子マラソン???♀?」にフォーカス。スポーツライターの酒井政人さんにお話をお聞きしました。今回は周回コースということでだいぶ勝手も違うようで…吉と出るか？凶と出るか？分かりませんが記録に期待したいと思います。#ワンモ 続く??
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 29, 2021
本日は思い切って、スポーツライターの酒井政人さんと同姓同名の役者・堺雅人さんのお話をさせていただきます。堺さんとは同い年で、20年以上前に舞台で共演したことがあります。その時も堺さんは、もちろん主役。私はオーディションで選ばれた30人のうちの1人でした。#ワンモ #シゲコメ 続く?
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 29, 2021
あの頃からよく話したり、飲んだりもしていましたが、どこかで友達というより僕が一方的にライバルだと今でも思っていたりして、堺さんは本当にすごい役者で、正直全く敵わないと思いましたが、いつか自分の力で彼と肩を並べて一緒にお芝居ができるように精進しなければいけない…続きは #AuDee で
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 29, 2021
